第70回クイーンS〈振り返り〉
レースラップ
前半1,000m、61.2
上がり4F-3F、46.6-35.2
レースタイム、1.47.8
勝ち馬上がり、34.4
馬場状態
Aコースを使用、クッション値7.2
含水量、4角12.7%、G前12.4%
柔らかい馬場、前日のレースを見ても、粘り勝負
一気の切れ味ある末脚は活かしにくい
ジリ脚でも、長く粘れる馬に向いた馬場
レース振り返り
スローで入り、中盤ギア上げて、後半耐える流れ
ペースを作れる逃げ馬はともかく
それについていく先行馬は、知らず知らずのうちに消耗する形
中団で中盤も落ち着いて走れた馬には有利な展開となった
レースレベルとしては、決して高いとは言えない
ただ逃げ馬を差した1、2着馬は良い競馬だったね
①テルツェット
調教で、ものすごく走る意欲が感じられた
レース後は、やっぱりね、と思ったくらい
レース道中は落ち着いていて、
直線入ったら一気に気持ちのギアが入り
狭い最内のコースを物怖じせず突いて差し切った
良い内容だった
あの意欲の高さ、持続しているなら、
相当レベルの高いメンバー揃う札幌記念でも面白いかもね
④サトノセシル
この馬は勝ち馬とは逆に、モヤッとした調教内容
でも他馬の切れ味を殺ぐ馬場では、こういう馬は強い
というのを証明したレース
でもこれがこの馬の特徴であり、ストロングポイント
条件揃った時は、一発狙うと面白い存在だよね
②ローザノワール
絶妙な逃げ、力を出し切ったレース
それだけにこれが限界とも言える
田中勝春騎手、最後内1頭分、閉じにいかず開けていたね
勝ちにこだわるなら内を閉めてもよかっただろうが、
真っ直ぐ走らせているし、お行儀の良い騎乗
これがベテランの味だね
⑩ウォーターナビレラ
先行勢にはつらい流れで、見た目以上に消耗してしまった
ただ調教からは、状態90%程度に見えた
今回の敗因は状態面が大きいかな
とは言え、桜花賞2着馬で、かつ、52kg
今年の3歳牝馬のレベルが危惧されるところである