第69回毎日杯〈振り返り〉
レースラップ
前半1,000m、59.6
上がり4F-3F、47.9-35.6
レースタイム、1.47.5
勝ち馬上がり、35.6
馬場状態
Aコース、クッション値10.3
含水量、4角10.8%、G前8.3%
ただし雨が降り、稍重
直線インコースは悪くないものの、
少しずつ外目の差しが決まってきている
内から3~5頭目あたりのコースが理想
レース振り返り
スタート2~3Fあたりで、⑨スーサンアッシャー、が掛かり気味に上がって行った
他馬は巻き込まれないよう神経を使い、
⑨も2番手に上がったことで一旦抑えにかかった
この一連の動きで、逃げ馬以外は、マイペースを保てなかった
このレースはだいたい、スタート4F~6Fで、12秒台にラップが緩むが、
実際今回は、5F~7Fで緩んだ
そして直線、逃げた④ピースオブエイト、急坂までの下り坂で11.1を刻んだことで、
セーフティリードが出来、そのまま逃げ切れた
勝ち馬にとっては、楽なレース、恵まれたレース
強い勝ち方だったとは言い難く、GⅢ相当の内容だったと言える
④ピースオブエイト
楽な展開になったとは言え、絶妙な逃げであった
最後、追ってきた馬に一旦差されたが、差し返し突き離した
この馬のポテンシャルの高さが凝縮されたシーンだった
調教では、まだまだ伸び代があると感じた馬
先々GⅡも十分狙えそうな素質だね
⑦ベジャール
器用な立ち廻りが導き出した2着
最後は地力の差もあったが、良い競馬だった
確かに重賞を実力で勝ち獲るほどではないが、
小回りコースで内枠発走など、諸条件が揃えば穴を開けそう
面白みある馬だね
①ドゥラドーレス
このレースは、経験を積ませるためではなく、
きっちりと結果を出し、賞金を上積みさせるためのレース
だからこそ、3着はいただけない
道中②コマンドライン、と喧嘩していた感じ
GⅠ狙える馬なら、威圧され、相手もけしかけなかっただろうし、
GⅡ狙える馬なら、けしかけられても、相手にしなかったであろう
申し訳ないが、この馬の器の小ささを感じた
それでも最後の差し脚、伸び脚は、力あるところを証明した
精神面での成長がこの馬のキーポイント
秋以降に期待したい
①ドゥラドーレス、に差された馬たちは、実力で差がある
4着以下は、現状では条件戦レベルと言って良いだろう