🐎競馬🐎ヴィクトリアマイルに向けた頭の作り方

おウマ園長です('Д')
NHKマイルCはジャンダルマンタルの圧勝で終わりましたね。
完全に川田騎手がレースを掌握し、アスコリピチェーノ×ルメール騎手さえ倒せば勝てるといった騎乗。そして完璧な運びでした。あっぱれ。
色々な起因があるにせよルメール騎手らしくない強引な接触もあり、後味の悪いG1になったなと思います。
馬券は推奨した牝馬と内枠の形で的中ですが、固い形になったので引き分けです🎯
それでは今週のヴィクトリアマイルに向けた頭の作り方をお話していきます(・_・)

ヴィクトリアマイルに向けた頭の作り方

①有利な戦歴過程は２つ

〇古馬の牡馬混合重賞実績
まず、単純に古馬も含めた牡馬混合重賞で結果を出してきた馬は牝馬限定のこの舞台に入ると1枚上という認識で良いでしょう。特に説明の必要もありませんね。
今年の該当馬は ナミュール ただ1頭です。

〇1200～1400M実績
ストレイトガールがミッキークイン（オークス・秋華賞）とショウナンパンドラ（秋華賞・ジャパンカップ）を子ども扱いする舞台設定です。
今年もＢコース替わりで良馬場での競走が濃厚。
高速決着＝スプリント能力のある馬は要注意です。
と、言いたいところですが、今年は1200Ｍどころから1400Ｍの経験のある馬5頭しかおらず、勝ち鞍のある馬も ウンブライル ただ1頭です。
もちろん、上記とは反対に脚の遅いレースで好走してきたタイプは苦戦必須です。

②有利な血統は偏っている

〇主流血統を買うのがベター
基本的にはディープインパクトとキングカメハメハでほぼ占めている。
ここにキンカメ系のロードカナロア・ドゥラメンテを足せばまず足りるでしょう。
これは東京芝1600という根幹距離Ｇ１で主流の瞬発力が求められるからだと推察できます。
ですが、過去のnoteでも何度も言及している通り、ディープ産駒が少なくなってきたら傾向が変わると思われるので、その辺は注視したいところ。
今年唯一のディープ産駒は6歳のフィアスプライドのみです。

〇スピードの補完は米国型の血
ノームコア、クロスコミアなど父が重厚な血統の馬に米国型の血でスピードが補完されている馬の方が圧倒的に走りやすい傾向にあります。
逆にコテコテの欧州型血統の馬は能力を出しきれずに終わりやすいです。
特に高速の良馬場だと。
その他にもシンボリクリスエスもこの舞台に合います。
ただ、今年は父米国型は無し。母父米国型もハーパー、スタニングローズ、キタウイングの3頭のみでいずれも近走惨敗馬ばかりです。

🎯傾向と今年の出走馬の擦り合わせと目安

❶ナミュールは実績・血統的に文句なし&それ以外の馬の戦歴が物足りない

→ 説明するまでもないですね。出走メンバーに昨年秋以降のナミュールの実績に叶う馬は1頭もいない。古馬の牡馬混合重賞で実績を残した馬もいないメンツ。
血統もハービンジャー✖️ダイワメジャー✖️フレンチデピュティなら十分。
あとは体調次第ですが、僕の目には過去1年で1番悪いと見えるのですが、調教師は自信満々でしたから、なんとも言えないですねw w w
普通ならナミュールは超級の鉄板だと思いますが、果たして。

❷ルーラーシップ産駒が高速の東京マイルで適性が上がるかと言われるとかなり疑問。だが？

→ ルーラーシップ産駒は基本的に渋った馬場の方がパフォーマンスが上がります。それは他の産駒との相対的な関係性を含めてもです。代表産駒を調べればすぐ分かること。
ただ、前述した通りディープ産駒が謳歌していた時代ではなくなりますので、時代の変わり目でルーラーシップ産駒が幅を効かせ始めるという可能性もなくは無い。
個人的にはそれなら新種牡馬が幅を効かせるので限りなく無いと思いますがw
今回はマスクトディーヴァ・ドゥアイズの2頭が出走しますが、買えるならやはりレコード実績があり、母系がビハインドザマスクのマスクトディーヴァの方でしょう。
ドゥアイズだと母系も重過ぎると思います。

❸速力のある血統もいなければ、スプリント実績のある馬もいない今年のメンバーで一発があるなら？？

→ ウンブライル、フィアスプライド、フィールシンパシーの3頭を挙げます。

ウンブライルは、前走好走馬で父ロードカナロアという強みの1点推し。それだけでも今年のメンバーならアリだと思います。

フィアスプライドは、父ディープインパクトに母系が短距離王国ゴドルフィンの系統。活躍の目立つ兄弟馬に中距離馬が多いが、本馬は若い頃からかなり力んで走る馬だったため、短距離寄りに適性が振れていると思います。

フィールシンパシーは、父が欧州型ダンチヒ系に母父がダンスインザダーク✖️フォーティナイー。速い流れの東京マイルが向くダンスインザダーク産駒はひと昔前はよく見た光景。母母父のフォーティナイナーも良い軽さだなと思います。

実際に血統だけで1番良いのはキンカメ✖️クロフネのスタニングローズでしょう。でもこの馬は戦績が脚が遅い馬のそれ。大阪杯で言及したハーパーと能力の方向性は一緒ですね。人気薄なら買ってもいいと思いますが。

❹内枠を引くか外枠から先行するかの2択

→ おそらく枠順が1番重要でしょう。
戦績的にはナミュール以外はどんぐりの背比べでしょうから、いかにBコース代わりで有利な枠と戦術の組み合わせが出来るかになるかだと思います。
特に外枠の差し馬はかなり割引だと思います。

以上。ありがとうございました。