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コルクスタジオ縦スクマンガ賞で「マンガ専科賞」をいただいたので、受賞考察するよ。

クリエイターエージェンシー「コルク」が始めた縦スクマンガ賞というマンガ賞がありまして。

みじんこも2本出したんですね。そのうち1作でマンガ専科賞をいただけました、ありがとうございます!

ちなみに受賞特典は、次回の「コルクラボマンガ専科」受講権利です。今まさに7期受講中ってことは・・・?

2作品応募したんですが、
1)自分が一番描きたい医療系の話
2)現在のWebtoon市場で売れ筋の話
の2作品で出しています。

応募時に、なぜこの2作品にしたのかっていうのの考察を残していますが、

1の医療系は、コルクスタジオとの相性が合いそう。(他のスタジオではほぼ落ちると思われる、現在のWebtoon市場にほとんどない作品)
2の異世界恋愛系は、現在の日本のWebtoon市場ではかなり数字を取りやすい作品。

です。

実を言うと、2のもとになった企画は、某所に持ち込みしたことがあり、割といい線までいった企画なんですね。それを修正して、ネームまで頑張って書いて出しました。

1の医療系が受賞したってことは、やっぱりコルク的には「革新性」のある作品のほうが求められてるのかなっていう気がしてますよ。

読み違えたのは物語の「長さ」

専科賞どまりだったのでね、あー、考察ミスったなぁーって思ってるところなんですが、どこがよくなかったかといったら、「長編になりそうな物語の出だしだけを書いちゃった」ことかなぁと思っています。外れてるかもしれませんが、他の受賞作が読み切りばっかりだったので、そんな気がしています。もっというと、連載想定でもいいんですが、区切りがつくところまで描いて出すべきだったんかなと。

みじんこの作品は「めちゃくちゃ長くなりそうな作品の1話目」って感じです。せめて、区切りのいい終わりまで描いて出していれば、もうちょっと結果違ったかもしれません。(物語がどう展開していくかっていう部分の評価がしにくい出し方でしたよね、脚本は3話分書いてたので、ネームができないまでも、脚本だけ3話まで出せばよかったかもしれません。あるいは企画書をつけて出すとか)

2021年くらいからWebtoonのスタートアップが増え始め、脚本をやりたいみじんこも2022年の6月頃から、企画持ち込みし始めたんですが、Webtoonの企画を持ち込みする場合って、連載想定でシナリオ(あらすじ)も3話分まで出すんです。

そんな感じの持ち込みを50本くらいやってたので、物語が途中な状態で出すのが、なんか普通の気持ちでいましたが、それは「企画書」をつけて出してた場合だったので、この1話だけだと、物語全体のおもしろさを評価できるだけの情報量が足りなかったんじゃないかと推察しています。

読みたい方はこちらからどうぞ。

読み切りはマネタイズできないらしい

自分が読み切りで書かなかったことには、もう一つ理由があります。それは、某スタジオの編集者さんと話していて、「縦スクで読み切りはない」って言われたことがあるからです。理由は読み切りだとマネタイズできないから。Webtoonって、最初に16話くらいドバっとだして、そのうち4話までは無料~、先に読みたい人は課金してね、みたいなやり方がデフォルトなんですよね。

読み切りで1話で終わるとしたら、その1話で課金してもらうのか、PVが伸びた時の広告収入になるのか、ある程度まとめて電子書籍として売るのか、どうするんでしょうね。連載想定の1話読み切りをつくって、人気があれば連載、みたいなジャンプ方式にするのかな?分かりません。

ジャンプの読み切りも新人のトライアルの目的が強くて、たしか赤字ジャンルなんですよね。それでも読み切りをつづけるのは、そこから大型新人が出ていくチャンスをつくるためだったりするわけで。。とはいえ、そのやり方って、会社側にかなりの体力がないといけないはずなので、その分、どこかほかでマネタイズできるルートがないといけないはずなので、、そういうことを考えて読み切りは避けてしまいました。

マネタイズは難しいかもしれませんが、読み切りでいろいろ出していくっていうのは、Webtoonの流れになれていないチームの練度をあげるっていう意味ではそこそこいいのかもしれません。分かりません。(分からないことだらけ)

「読み切り」ってタイトルに書くと賞獲れないかも~っていうアドバイスをしてしまったの、よくなかったなぁってめちゃくちゃ反省しているので、もう他の人の作品には絶対口出さないようにするぞ!と心に決めます。申し訳ない、ごめんなさい。

最後にコルク主催の縦スクマンガ賞を次回攻略するとしたら

・革新性を意識して作品づくりをする
・キャラの魅力を押しだす(追加)
・連載想定で切りのいい1話か、読み切りで出す。

かなぁと思っています。

ちなみに、2の恋愛系は、企画もしっかりしてるし、ネームも3話まで描いたので、普通に持ち込みできそうなんですよね。どっかのタイミングで企画持ち込みしてみようかなと思ってるので、いったん非公開にしておきます!

キャラのこと忘れてたよ!

と、ここまで書いたところで、マンガ専科6期生の和久さんが、コルク編集者との打ち合わせスペースで縦スクマンガ賞について聞いてくれてたのを発見。

こちらを聞いて、もう一つ、自分の作品に足りなかったところ「キャラの魅力を押しだす」を追加しました。

スペースって3か月くらいで確か消えちゃうので、聞ける方はいまのうちにどうぞ!

提出した1話では「世界観」「主人公の行動原理」を伝えることを重視していて、キャラの主義が伝わるようなシーンは、ほとんどないんですね。だから、そこまでを応募できる中に入れるべきでしたね。物語をつくることが好きな自分が割と抜けてしまう部分でもあるかも。

縦スクロールマンガでは、キャラが立ってる作品があまりないので、そこで差別化したいっていう意図もあるのかな。コルクが目指す方向性としても、なんか納得です。

優先度的には

キャラの魅力>革新性>物語の全体像が見える

みたいな感じかな、と理解しました。考察も進んだので、めちゃくちゃよかったです!

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みじんことオーマ
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