物語全体の構成を考える #コルクラボマンガ専科
物語表現の講座で勉強中です。今日は物語全体の流れとして注意すべきポイント(第8回講義内容)を自分のためにメモしました。
1)作品を気にさせる方法
コレドナ感は、作品の冒頭に伝えるほうが、読者を引き込める。つづきが気になる感(これどうなっちゃうの感)を出す主な方法は以下。
①主人公がピンチ
②期待感(主人公が無双など)
③あべこべ(真面目な職業なのにギャンブルが好き、など)
④謎、ミステリー要素
⑤抑圧された感情(どうにもならない苦しい気持ち、隠されている部分を暴くような気持ち)
⑥社会の課題を描く
⑦もうやめてって思う気持ち
⑧魅力的な世界観
■マンガは主人公を描いていくもの
主人公がよりピンチな状況
主人公に読者がより期待される状況
を意識してつくるとよい。
なぜ、主人公がピンチなのかを伝える
「追いかけられている」のはピンチかもしれないけれど、追いかけられる理由によってピンチ度が増減する
たとえば、
無実の罪を着せられて警察に追われている。
忘れ物を届けようとしたお母さんに追われている。
お腹の減ったライオンに追われている。
「好かれる」みたいな、ピンチになりそうにないことでも、「大嫌いな人に好かれる」「化物に好かれる」「虫に好かれる」という理由があるとピンチにできる。
キャラが望まない状況、キャラが追い込まれる状況ができるとピンチ感が増す。→肉料理のおいしさを紹介する時には、主人公を肉嫌いにしてしまうとおもしろく伝えやすいかもしれない。
主人公を「阻む」ものを設定するとピンチが増す。
主人公がやらなければならないことと主人公の性格が合わない、みたいな設定にするとピンチ感が増す。ラブソングを歌いたいおとなしい青年がデスメタルバンドのボーカルをやらないといけない、など。
うまくいってしまうと物語が進みにくなる。
■世界観でわくわくさせるには
魅力的な世界観を見せたい人は、ドラえもんの道具を使ってみたい、悪魔の実を食べてみたい、など読者の「欲求」を刺激できるといい。
→自分も欲しい
→ここに行ってみたい
→自分もやってみたい
世界観をつくるには「衣食住」やエネルギー、インフラなどを設定するとより魅力になる。
■バディものの時は
キャラの組み合わせでお互いを引き立たせることができる。
■社会問題を描く場合
歴史や社会問題を描く場合も、主人公の視点を重視して描くと伝わりやすい。
■ページ数を割く要素
・バトルもの
・世界観が複雑なもの
・主人公の設定が複雑なもの
規定枚数がある場合は、枚数を守れるかを
2)物語の構成要素
講義の内容を振り返りつつ、自作を深めていきます。
<一行紹介文=ログラインをつくる>
〇〇な主人公が〇〇な状況になっちゃって〇〇していく話
これに自分が書きたい作品を当てはめると
<物語の盛り上がりとは?>
物語はクライマックスに向けて、感情が盛り上がっていく。
感情にポジティブ・ネガティブはなく、感情の強さが最も強いのがクライマックス部分。
1)キャラクターのつくりかた
いつどこで誰が何に何をしているか
2人のキャラクターを出すと伝えやすい。お互いを引き立て合うのでテーマを伝えやすくなる。
2)コレドナ感
〇〇な状況になっちゃって、の部分
3)したいこと
主人公のしたいこと
4)相手のしたいこと
対立する
5)葛藤・対立
葛藤がドラマになる。
6)キャラクター深部
なぜ主人公はそれを大事にしているのか、なぜそれをしたいのか
回想などで伝えることが多い
作家の根本思想が出る部分でもあるかも。
7)クライマックス
「したいこと」に答えが出るのが物語。
クライマックスは「主人公のしたいこと」の「答え」がくる。
8)余韻
衛生概念のなかった時代に、手洗いなどを推奨し、感染防御の概念を広めた産婦人科医ゼンメルワイスをもとにしたフィクションを描く予定だよ!今度はちゃんと伝わるように、おもしろく描きたい!
学んだばかりの構成に従って、構成を整理してみたんですが、シリアスな医療マンガのはずが、完全にコメディ化してしまったよ。。