キーワードを入れればわずか数分で驚くべき画像をつくってくれるAIができたようです。その名もMidjourney。なんか盛り上がってるのでさっそく使ってみたのですが、めちゃくちゃハマってしまいました。
※あんまり「えんとつ町」のイメージと違う画像をつくる際は、chimneytownのタグは外したほうが良さそうです。(AIの学習を妨げそうなため)今後は自分も気を付けます!
ルビッチくんの似顔絵にも挑戦してみたので、良ければこちらの記事もどうぞ!
「えんとつ町」をテーマにいろいろ試してみたので、検証結果をご紹介します!
えんとつ町の基本
おもしろいのは、同じキーワードを入れても毎回描出されるものが違うっていうところです。たぶん、全く同じものはできない気がするので、その時にできたものは唯一無二な気がするんですね。すごい、、手で描くのと同じ!
俯瞰図にしてみました。
ゴッホ風、みたいなのを試してみたんですが、あんまりゴッホ感ないですね。超精細(ultra detailed)みたいなキーワードを入れてしまったのがよくなかったかも。
建物をいくつか空に浮かせたかったんですが、あんまり伝わっていません。floatingというワードのせいか、水が多い景色になりました。
ほぼ同じキーワードでもこんなに構図が違う。でもなんか、中央でパキっと切れてる感ありますね。
水の影がよく見ると、なんかへんな感じになってますね。実際の建物とあってないというか。
えんとつ町に青空が見えるようになったら?
えんとつ町は煙で空が見えない設定ですが、青空が見えた場合を見てみたいなと思ってトライしてみました。
指定を減らして、抽象的なワードを入れました。8k qualityにすればよかったかも?空がちょっとジャギジャギしてますね。
シンプルにして、抽象的なワードを増やした場合です。精細という指定がないと、ちょっと油絵っぽい雰囲気になるんですね。
町が宇宙にあったらどうなるの?
「えんとつ町」が宇宙にあった場合、みたいなのをつくってみました。
宇宙空間にある町、みたいな指定をしたのですが、宇宙感はあんまりないですね。大気圏外だと一応、宇宙になるのかな?
宇宙船の上の町、みたいな指定で描いてみました。あんまり宇宙船の上感はないですね。もっと全体像が見えないと分かんないかもです。
さかさまの町にできないか?
上下逆転した町みたいなのをつくれないかなと思って試してみましたが、ぜんぜん伝わらなかったです。1枚目の画像の左上に見切れながらちょっと建物が逆さになってるけども。
窓越しに町を見たい
窓から町を眺めてる風にしたかったんですが、候補段階でうまく出てこない。
何度か頑張ってこんな感じになりました。
瓶の中に町を入れたい
瓶の中に町を入れてみたくなりました。ジャースイーツみたいにしたら、なんかイメージが違ったので、、
ボトルに入れてみました。要素(この場合は「町」と「ボトル」)を2つ並べると、ボトルの中の町というより、ボトルが町デザイン、みたいに融合したパターンも出てくるようです。
気になったやつをアップデートして、いくつか瓶入り町ができました。
CANONのいいカメラを使ってバルブ撮影してみたい
こちらの記事を参考に、CANONカメラで撮ったよ指定してみました。
あとから気づいたけど、CANONのスペルが違ってた、、、でもたぶん、世界的な企業なので分かってくれてそう。
CANONの再現力すごい!
傘の上に町を乗せたい
まったく無力だったのがこちら。傘の上に小さな町が乗ってる、みたいな画像をつくりたかったんですが、そんな状態の参考画像がGoogle検索しても出てこないので、まったくイメージ通りに出てきません。
要素が2つ以上あると融合されるか無視されるようなので、傘と町を並列に並べてみました。
ピンクのキラキラを画面に入れたいなと思ったんですが、ピンクの傘になってしまった、、
ので、傘が金なんだよ、って指定にしたのに、やはり傘がピンクになっている。
傘、というよりなんか宝石的ですね。
傘は町と並列化されると、バルーンっぽく理解されるようだ。
すごくローアングルで路地を撮りたい
目線の高さや鳥観図はできるんですが、ものすごく地面に近い位置で撮るとかが難しい。・・・結局できませんでした。寝転がって空を見上げるような構図で撮ったりしてみたいけどね。
狭い路地を歩く犬をローアングルで撮ろうとしてましたが、あまり煽り構図にはなってくれません。
そもそも路地が難しくて、narrow roadでは全然narrowになってくれませんでした。
エストニアのタリンの路地みたいに、小さな橋っぽいものが建物と建物を繋いでる感じにしたいなーと思ってつくったのがこれ。今回の試行錯誤の中ではかなりのお気に入りです!
魚眼レンズで撮ってみよう!
CANONのカメラに魚眼レンズをつけて撮影した場合です。「Fish-eye」っていう単語で、なんとなくホントの魚の目玉を想像されてる感じがしました。
町のあちこちを魚に泳がせたい!
Fishっていう指定だと、種類がたくさんいすぎて、なんとなく魚風にしかならないらしい。魚を泳がせたいなら、魚の種類まで指定してあげたほうが親切そう。
今まで全く見たことがないコップを見ても、コップの形状を見て「コップ」だと認識できるのはけっこう高度な脳機能だった気がする、というのを思い出しました。
魚を群れで泳がせたけど、よく見ると魚じゃない。Golden fishと指定してみましたが、これだと金色の魚になっちゃうかも?
町を先に唱えたら、魚は単なる光になってしまった。
海に沈んだ古代都市でクラゲが侵食してる景色を描きたい。
他の人がつくってて、素敵だなーって思ったので、そのスクリプトを基本に改変してみました。
クラゲのアイデンティティーは分かるっぽいですね。
と、いうわけでいろいろ試してみたんですが、今のところAIが苦手そうなのは
・画角の細かい変更
・並列でたくさんの要素を並べる(傘と町とカエルとかき氷が一画面に並んでいると全部混ざったり無視されたりする)
・現実にない風景(傘の上の町、など)
・人物のポーズ(片手で帽子を持ちながら、足をあげて、変顔するとかがかなり難しい)
・具体的で細かすぎる装飾の指定(無視されるか混ざる)
・色の使い方(ピンクのカエルと青い傘と緑の地面とかを正しく描出できない)
でしょうか。
現在の苦手ポイントが、1年後にどのくらい改善されてるのか、とても気になりますね!とりあえず、めちゃくちゃハマりすぎていろんなことがおろそかになりそうなので、このくらいで触らないようにしないと逆にヤバイとか思っています笑
かっこいいロゴ、みたいなのもAIで創れたら、この画像にAIロゴを組み合わせるだけで引きのあるプロモーション画像つくれちゃうよね。すごい世界!
人物検証編はこちらをどうぞ!