#コルクラボマンガ専科 コマ割りによるマンガの演出方法まとめ
コルクラボマンガ専科というところで、物語の表現について学んでいます。演出(=マンガだとコマ割り)について学んだことのまとめだよ。
※講義内容だけでなく、みじんこの解釈も含まれているよ!
マンガの演出はコマ割りで行う
企画・構成
物語を作ること
演出
演出=状況と感情を効果的に伝える技術
話を伝えるフェーズであり、伝える方法はコマ
コマで表すのは「状況」「感情」の2つ
コレドナ感は、物語としては「状況」扱いであり「読者の感情」
マンガの演出とは、コマ割りのこと。
コマ割りとは、「コマ」「絵」「セリフ」に分解できる。
「状況」「感情」のうち、優先順位が高いのは「感情」
感情が伝わらないと、人の心は動かないため。
感情を効果的に伝える5つの方法
1)演技
・表情:アップで見せることが多い
・仕草
・ポーズ
仕草とポーズの違いについては、仕草は身体の一部を使う動き(手や足の小さな動き)、ポーズは全身の動きといったん定義しました。
2)背景
・雨(天気)
そもそも雨の表現が線になったのは、浮世絵の影響。
全世界共通のアイコン的表現があれば伝わる
・風
・光
・闇
・小物:手を付けてないコーヒーや打ち捨てられた物など
→小物を人物と重ね合わせて伝える手法かも。
3)構図
・アップ
・ロングカット(広角で撮影した感じ)
・対比(キャラとキャラの対比や、同じキャラの表情違いの対比)
・余白
4)時間
・リズム
→横読みだとコマ割りで全体を見てから読み始めるようになるので、コマのサイズがさまざまだったりしてると
テキストで漢字・ひらがな・カタカナが混ざってる時のように、読みやすさがあるのではないか
・間
→間の言語化が難しいということだったけど、存在する「無音」みたいなものかもと理解した。(音楽でいう休符みたいなもの) タメをつくることで、感情を強調できそう。
ドイツ人の作曲家の友人から、日本の音楽は「無音」を音楽の一部として扱ったのが画期的だったと教わったことがある。確かに、西洋の昔のクラシックはぎっしり音があって、音がない瞬間はたぶんなさそう。その友人は
2人のキャラがいる時、主人公よりも相手のキャラの方がメインに見えてしまう理由は?
・主人公のアップが足りない
・感情を受け止めている「間」がない。
→描きたいキャラのほうの間をしっかりつくること
5)効果
・集中線
・記号
・トーン
・心理描写(宇宙にいる状況を背景に描いたり、登場人物に花を背負わせたり)
・カキモジ(効果音を書くこと)
表現方法のバリエーションを知っておくことで、コマ割りをする時にいろんな絵を思いつくようになる。
感情表現の方法として、講義では横読みベースになっているけど、たぶん、これに加えて「色」や「トーン」がある気がするね。そういえば、昔、色彩検定取った時になんかやったな。。
大ゴマとは何か?
1ページの中で大きく見せるコマ。
ページを作る時に、大ゴマからつくるとつくりやすい(自分の好きなやり方でOK)
青年誌は1ページに1大ゴマというより、数ページに1つ大ゴマが来ることが多い。
大ゴマの役割
1)いい絵を見せる
2)画面にリズムをつくって飽きさせない
→読者がマンガを読んでて嬉しい気持ちになる。
→作者が絶対に描きたい表情を大ゴマに入れるとよい。
その他の講義内容のまとめも、こちらのマガジンにアップしてるので、もしよければどうぞ!