お店作りの流れ_物販編
こんにちは、おるです!
アパレルやブティックなど、自分のお店を持つのに扱う商品のテイストに合わせた素敵なデザインのお店を作りたいですよね!
仕入れのことなどは同業に知り合いがいるから聞けるけど。。。お店の相談はどこにすれば良いのかな?
そんな方のために、今回は将来自分のお店を持ちたい方へ向けて、お店作りの流れをインテリアデザイナー目線からざっくりお伝えしようと思います。
※200平米以内のものを想定
1.テナントを決めたら店舗設計事務所へ相談
将来お店を出したい場所で素敵なテナントを見つけたら、店舗設計をしている設計事務所や店舗設計事業を手がける企業へ相談をしましょう。
相談しましょうと言ってもどこで相談先探せば良いんだよ!
そういう方も多いと思います。なのでいくつか紹介。
店舗デザイン.COM
こちらのサイトは、地域や業態から検索することができ、お店の実際の写真から自分のテイストに合う空間を手がける設計事務所を探すことができます。
サイトに載っているのは手がけた空間の一部ということも多いので、気になる事務所が見つかったら、会社のHPへ飛んで他の作品や事務所の雰囲気についてみてみると良いと思います。
商店建築(雑誌)
こちらは設計さんたちのバイブルにもなっている建築雑誌です。
ある程度の本屋さんへ行けば、過去のものも揃っており、毎月テーマに沿った作品が紹介されているので、自分の扱うお店の特集の号をいくつかみて、気になる作品を手がけた設計事務所を探してみると良いと思います。
そのほかSNSで素敵なお店を見つけたら、そこのお店を手がけている設計事務所を検索して相談するのが良いですね。
2.プランの作成→見積もり取り
お願いする設計事務所が決まったら、プランを作成してもらい、見積もりをお願いしましょう。
設計事務所により少しずつ順序や勝手が違うかと思いますが、一例として
・平面プラン
・パース作成
・見積もり依頼図作成
・見積もり
という流れになります。
平面プラン作成時に現場へ確認に行き、周りの環境や図面に書いてない情報などを確認して進めることが多いかと思います。
平面プランの作成や、空間のイメージが固まると、見積もり依頼になります。
設計施工で請け負っている設計事務所であれば、そのまま見積もり依頼が進みますが、施工は請け負っていない事務所の場合、施工業者を別で探さないといけません。
見積もりを取るときに、業者さんへ依頼するために図面や指示書を描かないと行けないので、その期間と業者さんが見積もりを取る期間と、1〜2週間は時間がかかります。
そして見積もりが上がってきて、金額が問題なければそのまま詳細を詰めていくことになりますし、思ったより高ければ素材や什器のデザインを変更したりと減額案を作成してもらうことになるかと思います。
概算で見積もり依頼をしてもらった場合、基本設計・実施設計をしてもらって再度細かく見積もりを取る必要があるので、図面作成と見積もり依頼にまた時間がかかります。
3.着工
金額もデザインもOKになれば、いよいよ着工です。
設計士さんに頑張ってもらいましょう。
作成してもらった工程表を確認し、自分で手配している什器や機器類があるなら、どのタイミングで納品して良いか相談しておきましょう。
4.竣工 消防検査
お店が完成したら、管轄の消防署に消防検査を受ける必要があります。
設計士さんが事前に相談して消防検査に必要な対応をしてくれていると思うので、立ち会いのみで大丈夫だと思います。
※消防検査がない場合もあります。
(消防設備や、アパレルだとフィッティングルームのカーテンに防炎シールが貼ってあるかなどの確認)
5.引き渡し
全て無事完了すれば、引き渡しです。
設計士さんと一緒に事前に打ち合わせした内容で施工されているか、傷や気になるところはないか確認をします。
6.その他
外に看板やオーニングを設置する場合、大きさや設置場所によって自治体により屋外広告物の申請が必要な場合もあります。
その辺りも設計士さんに任せましょう!
以上だいぶザックリでしたが一例の流れの紹介でした。
※この流れが全てではないので、実際にお願いする設計事務所さんに詳しく確認して進めてください。
テナントを借りてからオープンするまでの間、家賃が発生してしまうためオープン日を早めに設定したい気持ちが大きいかと思います。
納期のかかる素材もあるので、デザインを検討する時間をできるだけ多く取るためにも、全体のスケジュールを把握し、逆算して準備ができるようにすることで、納得のいくデザインのお店作りができるかと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!