TVドラマ「昨日何食べた?」が刺さった話
2LDK男2人暮らし
食費、月2万5千円也。
筧史朗(西島秀俊)は街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士。同居しているのは美容師の矢吹賢二(内野聖陽)。二人は”シロさん“ 、”ケンジ“と呼び合う恋人同士。12話を通してシロさんとケンジのほろ苦くもあたたかい毎日と、日々の食卓を描いた物語です。
普段はドラマやバラエティ番組は見ないけど、穏やかそうだし料理の映像は綺麗だし、作業する時に流し見するのにはちょうどいいかなって。ちなみにAmazon prime Videoにありました。
なんとなく見始めたはずなのに結構見入ってしまって…。特に8話でシロさん(西島秀俊)が発したセリフが、ちょうどリアルタイムで感じていたことを言語化されたもので、、刺さりました。
「あいつとは絶対に別れたくないんです!」
スマートで淡々とした印象のシロさんが発した、ケンジとの関係性について聞かれたときの言葉。
「確かにいまアイツと別れたら俺の方がダメージデカイんだろうな」
「実際いまはケンジの方が俺に惚れていると思いますよ。もし別れたら3ヶ月くらい泣き暮らすのはアイツの方ですよ。
でもそれだけ情が深いってことは惚れっぽいってことでもあって、さっさと次の誰かを好きになるのは間違いなくケンジなんですよ」
あーーーーーーめっちゃわかる、そうなんですよね。
シロさんが"惚れっぽい"と表現をしたのは"誰かを愛そうとすることができるひと、歩み寄るパワーのあるひと"のこと。確かに、彼らは落ちるときはものすごく落ちる。本当に崩れ落ちるように落ちていく。
でも彼らは落ちる反面、這い上がって次に進む力も持ち合わせています。
一方でシロさん側、基本的に受け身だったり心を大きく動かす機会が少ないひと。こちらは静かに、静かに1つの恋愛に心残して、長い時間をかけて消化していくのだと思います。
私はきっとシロさん側の人間です。誰かを愛そうと、歩み寄れるパワーが羨ましい。それに1度好きになった相手のことは何があっても、どんな結末を迎えても根本から嫌うことはできないです。
まあ最近はそれくらい1つの恋愛を大切するってことでいいのかなとも思い(諦め)はじめました。
きれいごとかな。(というかこの話、見る人が見たらめちゃくちゃ怒られそう)
どちらにせよ、これから先向き合う恋愛の数は少ないのだろうと西島秀俊を見ながら考えていました。
以上、本編とは関係ないけど確信をついたセリフにグサッときたよってお話でした。