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【before】
勤め先を探すうちにシェアリングエコノミー領域の事業に興味が湧いた。気になる会社の方がお勧めされてたのでこの本を手に取った。シェアエコ領域の会社や事業内容は調べていたが、他国での扱いやシェアエコ領域を取り巻く背景は知らなかった。
5月5日
読書時間:1時間20分程
https://www.amazon.co.jp/dp/B07P1QHXQY/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
【内容 アウトプット】
シェアリングエコノミー=持続可能な社会を生み出すインフラ
この書籍では「シェア=分かち合うこと、本質はつながりを生むこと」であると定義されている。
・社会の変化
現在の社会はモノのない時代からモノがある時代へ変化し、資本主義の限界を迎えている。そのことによって私たちは「人間らしさ」「人ととの繋がり」を失った。そしてこれからは「個人中心の社会」になり、”豊かさ”の価値観も変わるだろう。
従来の ”モノがたくさんあること=豊か” という価値観から
”他社とのつながりをもち信頼のある人=豊か”という価値観にシフトする
と考えられている。つまり体験を共有すること、感情を分かち会うことが豊かさ(幸せ)に繋がるのである。
*現にこの考え方は国家単位で進んでいる国もあり、例としてあげられていたブータンではGNHという指標(日本のGDPのような)を用いて国民の他者との繋がりによる精神的な幸福度を測っている。
・実例と今後必要な考え方
そんな変化を遂げつつある現代社会は依然よりも個人のやり取りがスムーズになった。(例CtoC 企業の勢力増 メルカリ Uver)
それによって今まで企業単位では拾いきれなかったニッチな物事が新しい価値を生み出すようになった。つまりこれからの時代は、自分でも気づかなっかった得意なことや、自分だからこそしてきた経験が価値として見いだされ交換可能になる。
しかしこのシェアリングエコノミーを日本で広め理解されるためにはこの国のや同調的性質を見直す必要がある。もしも私たちがシェアの御身を受け、人とつながる豊かさを求めるならば「意思を持って人を信じ、信用の幅を自ら広げていく」必要がある。
日本ではすでにシェアリングエコノミーを事業として立ち上げ、成功過程を辿っている企業が多くある (例 アドレス タビカ)
現在の日本はシェアリングエコノミーを ⑴経済成長を前提とした成長経済として産業として扱っている。
しかし⑴の捉え方だけではなく、世界には ⑵持続可能な社会インフラとして、市民社会的アプローチからシェアシステムが生まれている国や共助のしくみを推進している国(韓国等)があることをしるべきである。
そして日本はこの⑴と⑵双方を備えた独自のシェアリングエコノミーのモデルをつくる必要がある。
【after】
これまでは勤め先、事業として見ていたので最終章の"経済成長産業"としての考え方しかなかった。そのため"持続可能な社会インフラ"としてシェアリングエコノミーを捉える観点は新しく得た大きな発見だ。
また筆者の石山アンジュさんの幼い頃からシェアに触れてきた育ち方は純粋に羨ましいと思った。