打倒『ZERO』-無名貧乳中堅録3-
事の発端は、下記の通りである。
宿敵に打ち勝つため、
今日も天鳳での気付きを【説】として発信する。
※天鳳ルール説明 完全順位制(点数関係なし)
1着→やったー! 2着→まあまあ 3着→一安心 4着→ゴミ
麻雀牌表記:m→マンズ p→ピンズ s→ソウズ
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【検証】
東4局 西家 ドラ8s ラス目親番中
打2pで8s待ちのテンパイ。手替わりは6sしかないので、曲げたいところ。しかし、自分の手牌に1枚もドラがない。一方対面は、そう簡単にオリないだろう。麻雀教室なら「出和了できないけどイイ?」と生徒さんに聞く場面だが、イイ。・・・黄河はイイ。
確かに、ドラが出てアガリ逃すのは痛い。しかし、自分にドラ0状態で、ラス目の親と一騎打ちになるのは避けたい。
そっと2pを縦に置いた。
ツモ5s。ここでリーチしても立直宣言牌のスジであがりやすくなったとは言えないし、打点も変わらない。手出しで5s捨てたら、下家がチー。
次巡、ツモ赤5s。親は、特に目立つ捨て牌ではない。さっきまではリーチドラ1だが、これだとリーチドラ2となる。5200点に打点が上昇。さらに、前巡の5sを下家にチーされていて、手牌から5s→5sと捨ててリーチしてるように見える。だからドラが捨てられやすくなる訳ではないが、2pと5sのダブル対子落としなので、好形に見えるのではないか?・・・実際はドラ待ちなのに。
天鳳は考える時間が少ない。巡目も遅い。
ラス目の親は怖い。めちゃめちゃ怖い。
怖い・・・・でも、リーチだ!!!
ぐっと唇を噛み締め、黒5sを横に置いた
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【今日のすごいぞ!黄河の選出】
東2局 東家 ドラ2s
麻雀教室で聞かれたら、「友達がいない5mを捨てましょう」と伝えそうなシンプルな手牌。
しかしながら、黄河が捨てた牌は
打1s。打1sは、不安定な6ブロックな上に、五にくっついても打点が上がる訳ではない。受け入れを狭め、三暗刻の目も消している。
今まで5mを捨てるべきか悩む生徒さんに、そう言って背中を押してきた。その上で、今回1sという選択肢を検討する。
何故、検討するのか。
正直に言う。私は打5m後、北が早々に2枚切られた後の軌道修正が、超苦手だからだ。打1sとしておけば、将来ツモ4sやマンズ引きで、タンヤオ移行も可能だ。
受け入れを狭める選択でも、苦手な手牌にならぬよう親番継続の糸口を探ったことを評価し、ここに記す。
さすが中堅貧乳プロ・黄河さん!今日も背後に一歩近づいた。