打倒『ZERO』-無名貧乳中堅録5-
事の発端は、下記の通りである。
※天鳳ルール説明 完全順位制(点数関係なし)
1着→やったー! 2着→まあまあ 3着→一安心 4着→ゴミ
麻雀牌表記:m→マンズ p→ピンズ s→ソウズ
【検証】
オーラス 親番中 3着 ドラ5s
東トイツから3m発進したら、まさかの槓子に。
宿敵いわく”ドラ1以上ならカン推奨”らしい。(詳細はゼロマガへ)
字牌の暗カンは、1翻アップとほぼ同等だが、手牌にドラがない。副露者は自分だけで、カンして他家のリーチを誘発して良いものか。しかし、自分も和了りたい局面である。
一呼吸おき、意を決してカンをした。
5mか7mか、悩ましい。
使いやすいドラにも関わらず、自分にはない。沈黙の場が恐ろしく怖い。
ダマでマンガンとか、皆テンパってるかな・・・
見えない敵に怯えていても、仕方がない。
枚数的には7mだ。が、マンズよりピンズの方がまだマシと、苦しい理由で5mを捨てた。
とうとう来た。対面からリーチの声。
ハイテイ。ここで私は手が止まった。
今上家が6mを仕掛けて、9sを捨てた。トップ目が、私にハイテイを回す理由はない。よって間違いなくテンパイだ。対面と上家がテンパイ。下家はずっとツモ切りで、テンパイかどうかは分からない。しかし、自分と下家がノーテンで終われば、自分は3着で終われる。
-----ラス回避が頭を渦巻いた-----
ラス回避が私に2pを捨てさせた
中張牌ばかり捨てている私の手牌に、下家が反応してこない時点で、違和感に気付くべきだった。結果下家は、私の打5mを見逃してまで息をひそめていたのだ。1人ノーテンでまくられない点差ならまだしも、願望だけで判断してはならない。
相手がテンパイかどうかを見抜くなんて、1億万年早いと分かった。
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【今日のすごいぞ!黄河の選出】
南1局 北家 ラス目 ドラ2m
昔の私は、ここから1pを捨てていた。
14や69など筋となる牌は、2や8ツモ時に1牌で事足りるので捨てましょうと太古の昔に教わった。それで自動的に”不要牌”として脳に刷り込まれているらしい。
しかし、今は考えが変わった。1pの重なりも嬉しい。東や白を大事にしていると、重なった時に迷うし、鳴けば安くなる。メンゼン進行には、1pも欠かせない牌だ。
よって私は、東を捨てた。
この1p暗刻、昔は捨て牌に並んでいたはずだ。
上家からリーチが入ったタイミングで、フリテンターツが出来てしまった。とりあえず現物3sを捨てる。テンパイしたら4s勝負か。
麻雀は常に紙一重。
さすが中堅貧乳プロ・黄河さん!今日も背後に一歩近づいた。
読んで頂き有難うございます。とっても嬉しいです★競技麻雀界で仕事をし続けたいので、拡散やサポート、応援宜しくお願いします!母ちゃんがんばります