人類より独創的なアイデアを出すAIができたらどうなるか? の思考実験
先日ツイッターでこんな話をしてました
曰く「違法性が全くなく、かつ凄いAIが開発されても一般には公開されないだろう。俺達が使えるのは二流以下のAIだけになるだろう」
この話題で色々話していたら、どうも相手方と根本的に「凄いAI」のイメージがずれていたので「凄いAIってどんなの?」って質問したら「人間なみに独創的な発想ができる」というものでした
(ここまでの話は超うろ覚えなので詳細が違ってましたらすいません。本題はそこではないので先に進みます)
この「人間なみに独創的なアイデアを出すAI」。直感的にこれができても世界は変わらないんじゃないか? と思ったので、その直感をもう少し言語化してみようというのが今回のnoteの趣旨です
独創的なアイデア、と軽く言うが「独創的≒気が狂っている」でもある。では独創的なアイデアと気が狂っているアイデアは何が違うのかというか、
気が狂ったアイデアの中で成功したものが独創的なアイデア
つまり人間が考えてもAIが考えても、まず独創的なアイデア候補(≒気が狂ったアイデア)を選定してGOサインを出す気が狂った人間が必要になる。
逆にアイデア自体は何の価値もなく、真に価値があるのはGOサインを出させる腕力や権力自体にある
ここらへんはイーロン・マスクやスティーブ・ジョブズを思い出してもらえればわかると思う。もし彼らが一平社員だったどうなったか? たぶん経営会議にアイデアが乗ることなくアイデアごと消えていっただろうと。
彼らの真の価値ではなく、金という権力を集めた事と彼ら自身の気が狂ったアイデアに自らGOサインを出した事なんじゃないかって
かたやAIはその権力を、力を持つことができない。なのでどんなに独創的なアイデアを出してもそれを評価する人間が現れない限りゴミとなる。
もしAIが自らVC周りをして、自らお金を集め、自ら出した独創的なアイデアで自らGOサインを出せるようになったら本物だし、もしそこまで行けるならたしかにそのAIは世間に出す事無く自分だけで使いたくなるのもわかる
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