『家事育児は女のモノ』の呪い
こんにちは。ayukoです。
さて、表題。
(これ言ったら炎上しそーだなー、イヤな感じとか思われそうとか思いつつ書いてみる)
家事育児において
『男性がサポートするよ!というのは違うだろう』『当事者意識を』というのが話題になってましたね。
ちょっと男性に知っておいて欲しいな、と思う事があったので、ちょっと書いてみます。
(知っている方は、生暖かく見守って下さいね←)
特に、『当事者意識ってどういうこと?』って思ってたり、『当事者意識もってるつもりだけど怒られる・・・』ってパパさん、必見です。
さて。
『当事者意識を持ってよ!』『サポートって言うのは違うでしょう』という言葉と裏腹に、女性の心の底には『家事育児は女のモノ』という呪いが残っていたりします。
特に、この『サポート』っていう言葉で怒る女性は、『本当は一緒にやりたい』という思いと『自分がやらなければ』という使命感が無意識の葛藤としてあるから、それが怒りという感情に変わったりします。
(〇〇しなければ、という考えは、怒りを産みやすいです)
なぜこの話をしたかというと・・・
家事育児・・・とくに育児において、女性が怒りを覚えている時は、ある程度受け止めてあげてほしいなあと思っているのです。
怒っている時は、精神的に辛い時だと思ってください。
寝不足なのか、家が汚くて辛いのか、子どもが心配すぎるのか・・・
その辛くなる、同じ景色を見ようとしてほしいんです。
『家事育児は女のモノ』という呪いが、産後のママさん自身を追い詰めて辛くなっている時は、その辛さをそのまま受け止めてあげてください。
そして『こうすればいいじゃん』『こうすればラクじゃん』ではなく、
『自分はこうしたらいい?』と、自分が動く前提で話して欲しいんです。
これが、当事者意識というものです。
(コレ、やらかしてる男性結構聞くので注意!)
もちろん、苦手なコトもあるでしょう。
すごく無茶な要求だと思う事もあるでしょう。
でも、絶対出来る事はあります。
じゃあ、何ならできる?どうやったらできる?
そう自分に聞いてほしいのです。
それが、『当事者意識』です。
自分があまりにもキャパシティを超えているのなら
お金を使う事を考えたり、自分のこのやり方なら出来るとかも考えてみてください。
そしてもう一つ・・・。
パパさんにも、呪いを解いてほしいのです。
『家事育児は女のモノ』という呪いもそうですが・・・
その対にある、『男は稼ぐもの』という呪いを解いてほしいのです。
もちろん、女性が出産で動けない分、お金を稼ぐという事はとても大切です。
でも、その呪いから稼ごうと頑張る事は、逆に女性側の呪いも強めてしまいかねません。
『男は稼ぐもの』というのは、『女は家事育児』がコインの裏表だからです。
男は稼ぐものと頑張り過ぎると、『だから男は家事育児はしなくていい』となりやすいです。
いや、『家事育児はしてはいけない』というより強力な呪いにすらなります。
そして、『女は家事育児』を押し付けやすくなる。
無意識のうちに。
それが、当事者意識を遠ざける。
じゃあ、男性の『男は稼ぐもの』という常識を外すとはどういう事か。
稼ぐためにイヤイヤやっていた事を辞め、
稼ぐためにやりたくてやってない事をやる。
例えば、
休みを取るとか。
誰かに仕事を投げるとか。
定時で帰ってしまうとか。
はや帰りや早退とか。
今の時代なら、リモートワークという手も。
呪いと書くと、怪しい感じになりますね^^;
では、『無意識領域にある情報』・・・学習や習慣などと言い換えられるでしょうね。
本来は、厳しい環境を生き抜くための学習で。
本来は、厳しい環境を生き抜くための習慣で。
身体の違いから、役割分担したモノ。
それが、『男は稼ぐもの』『女は家事育児』。
でも、それ、今必要ですか?
女は家事育児、という常識を外したいなら
男は稼ぐもの、という常識を外していく。
だって、女性だって稼げますもの。
最後に。
『女は家事育児』『男は稼ぐもの』という役割分担は、私は悪いものだとは思っていません。
悪い悪くないじゃなくて、『選択肢の一つ』だと思っています。
その『選択肢の一つ』=『悪』となり、『一緒にやる事』=『善』となり、一緒にやる事しか選択肢がなくなるのも、また違うのかなあ、と思います。
(実際、役割分担でうまく行っている夫婦も沢山います。声を上げる必要が無いから目立たないだけで。)
だから、
自分がどうしたいのか?自分がどのくらいできるのか?
相手がどうしたいのか?相手がどのくらいできるのか?
それを、お互い夫婦で会話して話して、聞いてほしいなあと思いますし
会話の時間がなければ、メールや交換日記だって良いんです。
そして、どんな選択肢を持っても、『育児においては同じ景色を見る』努力をしてほしいなあと思います。
どんな選択肢を持ったとしても、それさえ忘れなければ大丈夫です。
だって、お互い好きで結婚したんだから。