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尿管結石で人生初の救急車に乗りました

※5~6年ほど前の出来事になります。


群発頭痛や心筋梗塞と並ぶ、世界三大激痛とも呼ばれる尿管結石。

#尿路結石とも言えるみたいです


あの日は特に変わったこともなく、いつも通り仕事をして、家に帰ってご飯を食べて、いつも通りの時間に布団に入って寝ていました。

まだ夜が明ける深夜3時か4時頃だったと思います。

突然その痛みは襲ってきました。

最初は下痢かなんかでお腹を下しているのかなと思ってトイレに向かおうとしました。

ですが、あまりの痛さに全く立つことができなかったんですね。

「あれ?下痢ってこんな痛かったけ?なんかおかしくね?」

なんて考えながらも、痛くて立てませんでしたので、ほふく前進のように床に這いつくばり、なんとかトイレに辿り着きました。

当然、何も出ません。

10分15分トイレで踏ん張ってみたのですが、便意を催すこともなくただただ時間が過ぎるだけ。

ここにいてもしょうがないな、ということで一旦布団に戻ります。

横になってしばらくすれば痛みも治まるだろうと思い、寝ようとしたのですが・・・痛すぎてそれどころじゃないんですね。


尿管結石で痛くなるのは、おへその左下当たりの腰側あたりになります。

痛みを例えるなら、内臓を成人男性の平均値ぐらいの握力で握り潰され続ける痛みが数時間続くような感じでしょうか。

急に痛みが増すこともなければ、姿勢を変えると痛みが和らぐこともなく、何をやっても慢性的な激痛が続きます。

こんな痛みが続くんだったら死んだ方がマシだ、と一瞬頭をよぎるぐらい余裕がありませんでした。


当時、会社の先輩とルームシェアをしていました、近くでずーっと私がうめき声を上げてるもんですから、まだ夜が明けてないにもかかわらず起きて様子を見に来てくれました。

私がお腹を抱えて悶えている光景に驚いて、

「たっきー、大丈夫?」

と心配して声をかけてくれました。

#その時のあだ名は ”おうじ”ではなく”たっきー”でした

#どうでもいいから話進めろ


「ちょっとヤバいかもしんないです・・・」

と声を出して返事をしようとしたのですが、

声が出ないんです

痛すぎて。


流石にこれは異常だな、と思った先輩の対応は素晴らしく、即座に救急車を呼んで助けてくれました。

#今でも本当に感謝しています


あれが一人暮らしのときに起きたらと思うとゾッとしますね。


そして、救急隊員の方が来られて、こっちは立つこともできませんから担架に乗せられて救急車に乗り込むわけですよ。

人生初の救急車がまさかこんな形になるとは想像もしていませんでしたが。


実はここが一番キツかったんです。


こっちは救急隊員の方が来てくれて何とかしてくれると思って、若干安心してるんです。やっとプロが来てくれた。病院に行って原因が分かって、正しい対処をしてくれて、この痛みとおさらばできるんだ、と。


ですが実際は、TVでもよく問題になっていると聞いたことがある人もいらっしゃるかもしれませんが、搬送先の病院が決まって車が動き出すまでが非常に長いんですね。

#痛みで体感時間が長く感じただけかもしれません


こっちは、「とりあえず早く車動かしてくれ!」という思いだけです。

動いてくれれば病院に向かっているという”ゴール”が見えるから少しは楽になるのに、全く車が動かないと、救急隊員さんのお陰で若干気持ちが緩んだため、一気に心が折れそうになりました。

ただ、頭の上で隊員の方が病院と連絡を取っているのも聞こてまして、彼らも頑張っているんだな、という姿勢はひしひしと伝わってきてますので、必死で堪えていました。


救急車に乗り込んだ時ぐらいから、痛み+尋常じゃない吐き気も催してきまして(実際軽く吐きました)、この時間がとにかくツラかったと記憶しています。


そんなこんなで無事に病院に着きまして、お腹周りにひんやりしたジェルを塗られて、おそらく超音波検査的なのをして頂きました。

そこでようやく、小さい石があることが判明しました。


幸い、私にできた石はかなり小さいものだったので、砕いたり特別な治療をする必要はなく、尿と一緒に自然排出されるのを待つだけでいいようなものでした。

その後の病院では、痛み止めの座薬を入れられ、点滴か何かをして夜明けを待っていたように思います。

#この辺の記憶はほぼ飛んでます


では、なぜ結石ができてしまったのか?


病院の先生に聞いたり、自分で調べた結果、思い当たるものが1つありました。

それは、


水を飲まな過ぎた


ことだと考えています。


この時は、仕事が忙しかったのか何なのかよく覚えていませんが、1日に500mlのペットボトルの水を飲み切らないぐらい、ほとんど水分を摂っていなかったんですね。

当然、お茶・コーヒー・ジュースの類も一切飲んでません。

食事もみそ汁やスープ系の料理をたくさん食べていたわけでもないです。

また、肥満というよりむしろ痩せ過ぎな体型でしたし、ビタミンC・シュウ酸を多く摂取していたわけでもありません。

こんな生活を1週間程度続けていたことで、水分不足により尿の濃度が濃くなり結石ができやすくなったのではないか、と推測しています。


お医者様には、石を排出するために1日2リットルの水を飲みなさいといわれましたので、隙あらば水を飲み続け、気付いたら石が出てきてましたね。

石が排出されるときの痛みなども特にありませんでした。


このような形で、私と結石との戦いはひとまず終焉を迎えます。


その数年後、第二の結石が襲い掛かってきました。

しかし2度目は、痛みに身体が慣れたせいかここまで酷い症状にはならず、自分で病院に行き、検査をしてもらい、また水をたくさん飲んで自然排出させてやりました。


人間が1日に必要な水の摂取量は1.5リットルとも言われてますので、こまめな水分補給を心掛けましょう。


それでは、今回の内容は以上となります。

最期まで読んで下さり、ありがとうございました。

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