【くりぃむしちゅーのANN】ツッコミ道場!たとえてガッテン!を崩壊させた2人
基本的に有田の思い付きで作られることが多い、ハガキのコーナー。
たった数回で終わるコーナーもあれば、そもそも企画として破綻しているためにハガキが全く集まらなかったコーナーなど様々ありました。
そんな中で唯一、3年半の間最初から最後まで存在していた看板コーナーが『ツッコミ道場! たとえてガッテン!』です。
このコーナーは上田チーム・有田チームに分かれ、それぞれに用意されたテーマに対して、飽くまでもたとえツッコミを入れるコーナーとなっています。
合計5ラウンド制で、3人の判定員(番組スタッフやゲストが担当する)がどちらのチームのたとえツッコミが上手かったかを1ラウンドごとに判定し、3ラウンドを先取した方が勝者となる。
5週連続で負けた場合は罰ゲームがある。
という内容です。
当初は、良いたとえツッコミがあれば上田がパクってもいいよなんて話もありましたね。
なので初期の頃は、テーマに沿った純粋なたとえツッコミを使った対決が繰り広げられていました。
この状況を有田チームに送られたある1枚のハガキがぶっ壊します。
上田2勝-有田2勝の同点で迎えた最終ラウンドでのことです。
<第9回放送より>
有田チームのテーマ:銭金(銭形金太郎)
千葉県習志野市 R.N.機関車ゆうすけ
「上田さんと前田アナがくっつけばいいな~と願っている自分にひとツッコミ」
「恋のキューピットかッ!」
たった2行に込められた、これまでの常識を覆さんとするハガキ職人魂をご覧いただけましたでしょうか。
#ラジオ聞いてない人には何のこっちゃ分らんて
"たとえツッコミとは何ぞや?"という根源的な問いを投げかけたこの1枚のハガキから、たとえてガッテンの潮目が徐々に変わっていきます。
そして、私的にこのコーナーの新たな可能性を見出したのがコチラのハガキ。
<第36回放送より>
有田チームのテーマ:仏
福井市 R.N.おむつマスター
「すいません、駅はどこですか?」
「あぁ、駅なら仏の腹ん中ですよ」
「はっ!?どういうことですかそれ!?」
「昨日仏が食べちゃったんですよ」
「いや、食べちゃったってなんですか、そんなことあるわけないでしょう」
「いや、僕も最初は信じられなかったんですけどね、昨日の夜仏が駅をバクバク食べてるところを目撃したって人が後を絶たないんですよ」
この話をたまたま隣で聞いていた長渕剛がひとツッコミ
「へっ、仏の野郎も腹空かしてらぁ」
普段どんなことを考えていたらこんな発想が出てくるのか理解に苦しみます。
#当然褒め言葉です
念の為、このハガキが読まれるに至った背景を説明しますと、2006年の節分のときに出されたテーマが上田チーム:鬼、有田チーム:仏でした。
当初は"仏"というテーマに対して、「仏の顔も三度まで」というツッコミしか思いつかない程難しいテーマであり、歴戦のハガキ職人さん達も珍しくツッコミに難航していました。
これに味を占めた上田とスタッフは何週にも渡って"仏"というテーマを有田チームに与え続けます。
しかし、流石くりぃむANNリスナーです。
上田とスタッフの悪ふざけに負けてたまるか!と様々な趣向を凝らし、有田と一丸となって上田を追い詰め、遂には"仏"というテーマで上田チームに勝利するに至りました。
その後は有田の連戦連勝。
いよいよ上田も負けが続き、罰ゲームへの道が迫ってきました。
焦った上田を見かねた有田さんは、最強のテーマ"仏"を上田に譲ります。
#マリアナ海溝より深い慈悲の心を持った有田さんに上田は感謝すべき
"仏"を譲り受けた上田の第一週目は負けとなりましたが、リベンジを決めた翌週…遂に【おむつマスター】さんのハガキを手に勝負を仕掛けます。
結果、上田は勝利し、罰ゲーム目前だった連敗も回避することができました。
その後、あまりにもお互いに"仏"を欲しがるもんだから「仏VS仏」を開催し、"仏"を封印するか否かの戦争にまで発展しました。
#上田の勝利により "仏"はしばらく封印となります
この【おむつマスター】さんのハガキにより、ツッコミ道場におけるたとえツッコミの在り方に大きな変化をもたらしたと言えると思います。
さぁ、いかがでしたでしょうか?
この2名の奇天烈な発想に衝撃を受けるのは、やはりそこに至るまでの過程(過去の放送)を知っているからこそ、面白いと感じられる内容だと思います。
ご安心下さい、初めての方向けの放送回もご用意しております。
もしこの記事を読んで、くりぃむのANNにご興味を持たれた方がいらっしゃれば、まずは【第44回・第45回】の2つを聞いてみて下さい。
タイトルは「熊本県立済々黌高等学校 ラグビー部祭り」です。
実際に私も友人にコレ聞いてみな、と言われて聞き始めたことがきっかけで番組にハマりだした放送となります。
ただし、1つだけ言っておかなければなりません。
前回のくりぃむANNの記事の最後でもお伝えしましたが…
内容はめちゃくちゃおもしろいです。
TVでは見られない2人の掛け合いが最高に笑えます。
本気でオススメしたいラジオで、TVを見ている暇があったらこのラジオを聞けと強く言いたいです。
ただし、何の為にもなりません。
それでは、今回の内容は以上となります。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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