【漫画】ハイキュー!! バレーボール漫画の火付け役! 成功の秘訣を紹介します!
「バレーボール漫画」といって、まず思い浮かぶのがこの作品でしょう。
そう、「ハイキュー!!」ですよね♪♪
普通の高校生が普通に部活をして、普通に試合をする……
そんな「普通感」に我々読者は勇気や元気をもらったりして、ハイキュー!!にいろいろとお世話になりっぱなしでしたよね!
そのハイキュー!!ですが2012年12号より連載がスタートし、2020年33・34合併号まで「約8年半」も連載が続きました。
またコミックスも全45巻まで発売され、2022年8月時点で累計発行部数は5500万部とかなり高い数字をたたき出しています!
8年半で全45冊なんてなかなか出せない数字ですよね!
新人がなかなか育たない少年ジャンプにとってハイキュー!!は「少年ジャンプの顔」として人気を博していた作品です。
実際ハイキュー!!が終了した後は「ハイキューロス」になる読者が多く、おうじもその1人でした。
それくらいハイキュー!!は読者の心に寄り添ってくれていた作品だったんですね!
そこで今回は「ハイキュー!!」がなぜ成功したのか、それについて考察していきます。
最後までお読み下さい!
ハイキュー!!のあらすじ
まずはハイキュー!!のあらすじについて、紹介します。
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何だかこのあらすじの画像がとても素敵で、胸がキュン(*´oωo`*)となったので、そのまま使用させていただきました︎💕︎💕
バレーボールほぼ初心者の日向と、「コート上の王様」と呼ばれているくらい俺様的なプレイをする影山が、烏野高校で一緒にバレーボール部に入部し、後に「変人速攻」と呼ばれる速攻を編み出し仲間と共に戦い、春高出場を目指していくという物語です。
また他校も強豪かつ個性的キャラクターが多く登場し(及川とか及川とか及川とか及川とか及川とか……)、烏野と熱い戦いを繰り広げました。
特に音駒高校との「良いライバル関係」はステキでしたよね。*:゜☆ヽ(*’∀’*)/☆゜:。*。
ハイキュー!!は烏野高校だけではなく、音駒や青葉城西、伊達工業などの他校のファンも多い作品でもありました!(ちなみにおうじは他校では伊達工と稲荷崎が好きでした‼️
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ハイキュー!!の主な登場人物
続いてはハイキュー!!の主な登場人物を紹介します。
全員紹介するとキリがなくなるので、烏野メンバーのみ紹介しますね!
日向 翔陽(ひなたしょうよう)
背番号10番
烏野高校の「小さな巨人」に憧れ、バレーを始めた少年。身長162cmと体格に恵まれていないが、抜群の瞬発力と機動力を持っている。
緊張にかなり弱く、試合前によく腹を壊したり吐いたりする。
中学時代は実質男子バレー部のない学校だったため試合経験は少なく、最初の頃はスパイク時に目をつむっているという感覚だけで得点を決めていたが、話が進むにつれ改善されてきた。
対称的な性格の影山とは折り合いが悪いが、試合や練習を重ねていく中で信頼関係を築いていき、ミドルブロッカー「最強の囮」として活躍していく。
スポーツ漫画の典型的な努力と素材型タイプの主人公。学力面での烏野四バカの1人。
影山 飛雄(かげやまとびお)
背番号9番
元中学バレー強豪校・北川第一のセッター。実力は非常に高いが、自己中心的な性格が災いし「コート上の王様」と呼ばれるほどの問題児であった。
県内一の強豪・白鳥沢学園の受験に失敗し、烏野高校に入学した。
「支配者っぽくて一番かっこいい」セッターポジションにかなりのこだわりを持っている。
物語が進むにつれて性格は丸くなっていくが、未だに鬼気迫る表情がおこることから日向からは依然として恐怖心を持たれがち。
学力面での烏野四バカの1人。
澤村 大地(さわむらだいち)
背番号1番
烏野バレー部の主将でウィングスパイカー。かつての栄光を取り戻すため、全国出場を夢見ている。普段は温厚な性格だが、怒らせるとすごく怖い。
コートの上での精神的支柱としてチームを支える。西谷ほどではないが、非常に安定したレシーブ力の持ち主でもある。バレー部の「お父さん」的存在。
菅原 孝支(すがわらこうし)
背番号2番
烏野バレー部の副主将で正セッターを務める。通称スガさん。試合中に喧嘩しだした日向と影山に助言する。
過去の試合でエースであった東峰に頼りすぎてしまったことを後悔している。
実力で勝っている影山の加入に伴いセッターのポジションを奪われるが、ベンチのまとめ役及びスーパーサブとしての決意をコーチに伝え現在に至る。
しかし、インターハイ予選で途中出場の際、同ポジションの影山と違い、味方を褒めることでチームの意識を高め、流れを変えるという役割を果たした。
初期は堅実かつさわやかな性格だったが、物語が進むにつれてだんだん熱血漢になっていった。またバレー部の「お母さん」的存在でもある。
東峰 旭(あずまねあさひ)
背番号3番
鳥野バレー部のエースで3年。いかつい外見のわりに気が小さく、それを誤魔化すために長髪と髭の風貌にするが、逆に他校からは「暴力沙汰で留年した男」と勘違いされる。
試合で徹底的にブロックされて負けたことを自分の責任だと思い、西谷と喧嘩を起こしてからバレーから離れていたが、西谷と同じく町内会チームとの試合後に復帰した。
以降はチーム1のパワーを武器にエースとして復活する。
レシーブやブロックの技術も高い。
西谷 夕(にしのやゆう)
背番号4番
烏野バレー部の真の天才と呼ばれるリベロ。2年で、身長は日向よりも低い。
「烏野の守護神」と称されるほどの実力者で、
澤村曰く「プレーはびっくりするくらい静か」らしいが、試合でも変わらずうるさい。
東峰との間で問題を起こして部活停止を受けていたが、鳥養コーチ率いる町内会チームとの練習試合にて、東峰が情熱を取り戻したことにより復帰。
「一騎当千」「正三角形」など毎回変な四字熟語Tシャツを着ている。普段は髪の毛を逆立てているため風呂上りの時は全く別人。
愛すべき馬鹿その2及び学力面での烏野四バカの1人。しかし、チーム1のムードメーカーとしてなくてはならない存在である。ちなみに烏野高校に入学した理由は「女子の制服が可愛いから」らしい。
田中 龍之介(たなかりゅうのすけ)
背番号5番
烏野バレー部のウイングスパイカー。
短気でよく対戦チームに対してガンつけたりするが、ミスに落ち込む日向を励ましたり、入部時に澤村から体育館に入るのを禁止された日向と影山の練習相手になったりと、後輩の面倒見が良い一面もある。
鳥養コーチ曰く「東峰に次ぐチーム2番目のパワーの持ち主」。
作中屈指の愛すべき馬鹿その1及び、学力面での烏野四バカの1人。テンションが高くなると何故か服を脱いで上半身裸になる癖がある。
強靭なメンタルの持ち主で、どれだけ追い詰められてもパフォーマンスが落ちない。マネージャーの潔子さんのことが好き。
月島 蛍(つきしまけい)
背番号11番
日向と同じ1年の烏野バレー部員でミドルブロッカー。生意気な性格で先輩にも物怖じせずはっきりと物事をいうタイプ。
特に影山とは犬猿の仲だが、実力は1年生にして高く日向・影山同様スタメンに名を連ねる。現烏野部員の中では最長身。相手や状況をよく観察し、的確に動けるクレバーな選手。
月島がこうなってしまった理由には兄の存在が関係するのだが……
山口 忠(やまぐちただし)
背番号12番
1年の烏野バレー部員のミドルブロッカー。同じ1年MBの月島とよくつるんでいて、月島のことを「ツッキー」と呼んでいる。
実力は1年4人の中では1番下のため、鳥養のかつてのチームメイトである嶋田の指導の下、ピンチサーバーとしてジャンプフローターサーブの特訓を始めた。
デビュー戦のインターハイ青葉城西戦では惜しくも失敗。しかしそれをバネに特訓を重ね、春高の青葉城西戦では連続サービスエースを取る活躍をした。
今ではメンタルも鍛えられ、烏野の強力な得点源になっている。
3年生ではなんと主将を務めたという経歴を持つ。人気投票では意外と上位にいたりする。声優は現在大人気声優の斉藤壮馬さんが務めている。
清水 潔子(しみずきよこ)
烏野バレー部のマネージャーで3年。男子ばかりの漫画において、貴重な女子キャラである。
他校でも評判になるほど美人。しかし他校のアプローチが来るとたいてい田中と西谷が壁として立ちはだかり相手を威圧する。好物は天むす。
女性人気が高い漫画のため、人気投票はやはりというか低い……。でもアニメでは次回予告でキャラ崩壊するなど可愛い一面もある。
谷地 仁花(やちひとか)
清水に勧誘されてきた新マネージャー。極度の心配性で背の高い選手に怯えることも度々ある(当初旭さんのことも怯えていたくらい)。発想が物凄いネガティブな性格。
進学クラスの為学力は高く、日向と影山の馬鹿2人を赤点1個にまで抑え込んだ。
日向の写真を使ってバレー部にカンパを求めるポスターを作り、合宿費の捻出に貢献する。
縁下 力(えんのしたちから)
背番号6番
烏野バレー部2年。名前の通り影が薄く、2巻表紙でハブられたことを山口とともに嘆いていた。
2年脇役組の中では一番出番が多く、田中姉曰く「2年の中のチームリーダー」。
長らく試合での出番がなかったが、和久谷南との試合で澤村の負傷による休養時の代役として奮闘した。
木下・成田とは「レギュラー入りしてない2年」だけでなく「復帰した烏養一繋の指導に耐えられず逃げた」という共通点を持つ。声優は現在大人気声優の増田俊樹さんが務めている。
木下 久志(きのしたひさし)
背番号7番
烏野バレー部2年。茶髪。長らく公式戦出場経験がなかったが、伊達工業との練習試合から徐々に出番が増え始める。山口と同じくジャンプフローターサーブを武器としている。
恐らくピンチサーバーをやったことある人なら彼に共感できる面は多いと思います。
稲荷崎戦での西谷とのやりとりは必見‼️
成田 一仁(なりたかずひと)
背番号8番
烏野バレー部2年。面長の坊主。上の2人と同じく「ベンチあたため組」だが条善寺との試合で出場した。白鳥沢戦でも負傷した月島に代わり出場した。声優は現在大人気声優の西山宏太朗さんが務めている。
武田 一鉄(たけだいってつ)
烏野バレー部の顧問を務める現文教師。特技は高速頭下げ。
バレーに関する知識はあまり持ち合わせていないが、熱意に溢れておりかつて烏野を全国大会に導いた名監督・烏養の孫を呼ぼうと何度も説得した。現文教師だけあって、激励や講評などの言葉選びはどこか文語的である。
烏養 繋心(うかいけいしん)
鳥野バレー部がよく帰りに寄る坂ノ下商店の跡継ぎ。名監督・烏養一繋の孫。
バレー部OBでもあり、武田からの度重なる勧誘とかつてのライバルであった音駒のOBがコーチになったことを知って鳥野バレー部に関わることを決意する。
高校時代は濃いめの坊主だったが、今は金髪をカチューシャで上げて左耳にピアスを付けているという奇抜なものになっている。その為再会した友人や先輩からは「なんだその頭」と突っ込まれている。
最初は音駒との練習試合のみと決めていたが、鳥野の才能と音駒の指導者から軽く見下されたことからコーチとして残ることにした。
ハイキュー!!が成功した5つのポイント
ここからは「ハイキュー!!が成功した5つのポイント」について、紹介します。
どれも熱いポイントばかりですよ!
熱すぎるスポーツ漫画
ハイキュー!!という作品は昨今のスポーツ漫画にはない「熱さ」を持った作品です。
最近のスポーツ漫画は「クールで個人的超人技が発動して」対戦相手に圧勝する作品が多いですが(某テニス漫画や某バスケ漫画など……)、ハイキュー!!にはそれが一切ありません。
冒頭にも書いたように、「普通の高校生が普通に部活をして、普通に試合をする」
それだけなのに、胸に込み上げてくるものは「熱い気持ち」なのです。
これは1990年代に大ヒットした「スラムダンク」に通じるものがありますよね!!
スラムダンクも普通の不良高校生だった桜木花道がバスケットボールに入部し、試合を通じバスケットボールの魅力にハマっていき才能が徐々に開花していく。
なのでおうじはハイキュー!!を「スラムダンクの後継者的作品」と呼んでいるのです!!
まだハイキュー!!が全盛期だった頃は毎週少年ジャンプを買って、真っ先にハイキュー!!読んでましたからね!!
毎週試合の展開が気になって仕方なかったです。
ハイキュー!!を読んでいたおうじ達読者も、まるでリアル試合を見ているくらい熱い試合展開が繰り広げられていましたから。
それくらい毎週楽しみにしていた作品でした。
脇役でもしっかりと爪痕を残す
たとえば縁下・木下・成田の「ベンチあたため組」でもどこかしらで試合で起用されてしっかりと爪痕を残すところもハイキュー!!の魅力の1つでもありました。
たとえば和久南戦で主将の澤村が怪我で試合を離脱した後の縁下の代役のエピソード。
主将の代役は大変なことですが、彼は見事にやり遂げることができました!
その他木下や成田もそれぞれストーリーにきちんと爪痕を残しています。
普通スポーツ漫画はベンチ組はあまりスポットを浴びることがありませんが、ハイキュー!!はきちんと1人1人必ずスポットを当ててくれる。
それは烏野以外の他校でも同じです。普通はバッサリと切られてしまいますが、ハイキュー!!はきちんと爪痕を残してくれます。
古舘先生のお人柄の良さがとても良く出ていますよね!
リアルすぎるバレーボールシーン
ハイキュー!!を語るに外せないのが「リアルすぎるバレーボールシーン」です。
まるで実際に会場でバレーボールの試合を見ているかのリアリティ溢れるバレーシーンに多くの読者(ファン)は錯覚を覚えたことでしょう。
実際にボールが動くシーンなども残像がきちんと残るように描かれていたり、試合シーンを何ページも使って表現してみたり(このあたりは「ブルーロック」に通じるところもありますよね!)。
とにかく試合シーンが迫力満点なのです!
毎週少年ジャンプを買っていた頃は「いつ試合が決まるか!?」とヒヤヒヤしながら読んでいましたね。
それくらい試合シーンがリアルでドキドキが止まらないくらい凄いということなのです。
共感できる心情が多い
たとえば1年生の中で唯一レギュラー入りできなかった山口は「自分にしかできない取り柄」を探し、「ジャンプフローターサーブ」を会得し、ピンチサーバーとして物語の後半大活躍することになります。
これには共感できる方も多かったのではないのでしょうか。
自分だけレギュラー入りできない悔しさを「ジャンプフローターサーブ」という武器で、自分も烏野高校バレー部なんだ!という「意思表示」をきちんとしたというところに誰もが共感し、山口を応援する人が増えたということに繋がっていきました。
このようにハイキュー!!には共感できる部分が非常に多く、思わず「頑張れ(๑•̀ㅂ•́)و✧」と応援したくなる気持ちがたくさん詰まった作品なのです。
敗北したチームのこともしっかりと持ち上げてくれる!
ここがおうじがハイキュー!!の最も好きなところで、敗北したチームのこともしっかりと持ち上げるところがとにかく良いところなのです。
大抵のスポーツ漫画は「敗北した=ハイ終わり〜♬.*゚」で済ませてしまうことが多いですが、ハイキュー!!の場合は、敗北したチームのバックボーンもきちんと拾い上げ、「次また頑張ろう!!」と持ち上げてくれるところが強みだな〜と思っています。
烏野が勝ち進んでいっても敗北したチームは観客席で試合をちゃんと見ているところもいいですよね!
しかもみんな「解説者」になってるし(*´艸`)
唯一及川(青城)だけは不機嫌で試合を見ていましたが、何だかんだいって烏野の試合を気にしていたんでしょうね!
まとめ:ハイキュー!!が成功したのは「熱血と青春」の宝庫だったから!
今回は「ハイキュー!!がなぜバレーボール漫画として成功したのか!?」について書いてみました。
今回紹介した内容を改めておさらいしていきましょう。
最終章として「劇場版 ハイキュー!!」の制作が決まりました。
しかも前編後編の2部作としての公開!
2014年にテレビアニメとして始まったハイキュー!!が、最終章は劇場版として、しかも前後編の2部作として有終の美を飾ることになります‼️
テレビアニメシーズン1から見ていたおうじとしては、嬉しいようなまた「これでハイキュー!!が完全に終わってしまう」という寂しさの両方の気持ちが交差して、複雑な気持ちでいっぱいです(ᐡ ̥_ ̫ _ ̥ᐡ)
でもハイキュー!!はいつまでもおうじたちの心の中に「良い思い出」として、残ってくれることでしょう!
初めて「バレーボール漫画」を世の中に定着させたその存在は、これからも漫画界の歴史に残るに違いありません。
そしてこれからも後世に語り継がれていく、そんな存在になっていくことでしょう!
おうじも「ハイキュー!!」という作品に出会えて本当に良かったです!
もし今後コミックスを処分することがあっても、ハイキュー!!は絶対に残しておきたい、そんな作品です!
まだ読まれていない方がいましたら、ぜひ読んでみることをオススメします。
ちょっと熱すぎる青春が恥ずかしいかもしれませんが、だんだんとその魅力に引き込まれていくはずですよ!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。