ロシアンルーレット鍋
会社の忘年会で幹事になった同僚が選んだ店はとても大変なことになっている。
巾着しか入っていない鍋料理のコースで、その中の一つだけ中身がタバスコが入っているものがあるというロシアンルーレット方式のゲームを行おうと企てたらしい。
半個室の座敷で宴会が始まってから数分後にクイズ形式で行い、不正解となると鍋の中の巾着を食べなければならず、正解者が出るまで延々と続く。
タバスコ入りのものに当たったらゲーム終了というルールだ。出題される問題の難易度は急帝国大学及び早慶レベルであり、集まったメンバーはそれに及ばない底辺ばかりだ。
早い時点で正解者が出ず、イライラさせてしまう。
タバスコ入りのものを食べた人は幹事に激怒し、逆に慶応出身であると静かに返される。
その場にいた人達もお開きになる前に怒りながら店を出た。
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◯追記
雇い止めされた前職の飲み会でジャンケンゲームに負けると、あらかじめ用意されたシュークリームの中に一個だけ注射器でタバスコを入れたものを用意して行われたことを回想した。
ストーリーの中のルールは、 #タイムショック や #アタック25 といった #クイズ番組 で、不正解時の #罰ゲーム をヒントにした。
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只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。
主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。