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日本の粉ミルクわたしは否定派です

こんばんは。ouimama助産師です。
わたしは日本の粉ミルクに否定的です。
このことを投稿すると助産師としてひどい、寄り添えてない、他に頼ることがダメなのか、などさまざまな意見を頂くのですが…

日本の粉ミルク、正直嫌です!(笑)

そして、わたしは日本の粉ミルクは否定しますが、きちんと情報を得て、よく考えて日本の粉ミルクを選ぶママについては否定しません。
わたしが発信を通して伝えたいことはよく分からないままに選択をしているその受動的な考え方についてです。
ですから最近では、医者が言うから、権威ある人が言うから、と自身では勉強もせず、情報も得ずに言われるがままに流されてしまう。
実際の医療の現場でも、粉ミルクももちろんですが、予防接種についても自分自身や我が子であっても、何の目的で何の種類の予防接種を打っているかも分からない方が多いのです。

これでは主体性は皆無で、奴隷のように言いなりに思えませんか?
いいように利用されてもおかしくないなと思いませんか?

日本の粉ミルクについては、添加物、原料がアメリカなどの外国産、放射性物質セシウムの問題、そもそも牛由来の乳糖などさまざまな問題はありますが、母乳に近づけてあるとか、栄養素が十分に配合されているので、母乳よりいいと本気で信じている方も多いようです。

ここで‥
もう一度よく考えたいポイント

人間が進化する過程で最良のものを母は我が子に与えるに決まっています!

母乳に近づける、栄養を添加するといってもそれは人工的に合成されたものであり、計算上、そこに存在するだけで、赤ちゃんという人間の身体で化学的な栄養を消化吸収し期待通りに働かせることが可能だとみなさんは思いますか?
蓄積する添加物は未熟な赤ちゃんの臓器での代謝に負担がかかります。
それだけでなく、それぞれの赤ちゃんのまだ未熟な身体で、どんな化学反応が起こるか未知数です。

いっぽう母乳は幹細胞、白血球、有益な細菌など生きた成分や抗体、酵素、ホルモンなどをたっぷり含み、感染症や疾患の予防に貢献しています。

全世界で見ると毎年約820000人もの子どもの生命を母乳が救っているのが現状です。

アレルギーの予防、髄膜炎、中耳炎、小児白血病、肺炎など、母乳育児を行っている子どもが発症率が低いことは研究などで分かっています。
乳幼児突然死症候群においても、母乳育児でリスクを36%~50%減らせるという報告もあるのです。

まさに母乳は赤ちゃんにとって最良。
その赤ちゃんに必要なものを、オーダーメイドで分泌する。
早産児には脂肪分の多い母乳が出るんです。
ちゃんと赤ちゃんに合わせて出せるのです。
早産児は敗血症や慢性肺疾患、壊死性腸炎などさまざまな合併症も起こしやすいのでより母乳のメリットは大きく非常に大切なのです。
すごいと思いませんか?
しかもそれはどんな女性でも出せるものではなく、出産後の限られた期間のみ。
これほど貴重なものはないんです。

さらに赤ちゃんの脳にも影響があることが分かる研究があります。
アメリカの研究では3ヶ月以上完全母乳だった幼児や未就学児の脳が母乳を飲んだことがない子どもたちよりも、大脳白質が20~30%多いことが示されました。
赤ちゃんの脳の発達に対する母乳育児の重要性は世界中の研究に反映されています。

それからママにも利点が!
母乳で育てた女性は閉経後の脳卒中や心血管系疾患のリスク低下も研究で分かっています。

粉ミルクは自然界に存在しない成分という一部を取ってきて、組み合わせて合成して作られています。大人でいうと、サプリメントみたいな感じでしょうか?粉ミルクの形態や保存を可能にするためにたくさんの添加物も使用することになります。サプリメントを大人が身体にいいからと、毎日毎食それだけで食事はしませんよね?
母乳は生きているママから出るものなので、もちろん味にも栄養にも変化があり、生きた栄養なんです。
赤ちゃんだって味覚の変化や口で感じるママの皮膚の温度や感覚も含めて食事の楽しみを通して心身を育んでいるのです。

それでも、やっぱり母乳ではない選択をする、それについては本当にママが主体的にした選択ならもちろん、自由ですし、自信を持つべきです。
わたしは2人目の時に母乳は出ていましたが、アトピーの治療のためにと母乳をやめる選択をしました。そこで補足するのに日本の粉ミルクは嫌だったのでヤギミルクを選択しました。散々思い悩み、探し、選択したので…それでも母乳に対する未練は少しありますが、経過と成果に達成感を感じています。

ママたちが大多数の意見だから、医療者がいうから、日本政府が勧めているものだから、など偏ったものではなく、さまざまな情報から選択できることをわたしは願っています。

選択肢の幅を広げてもらうことを目的として、"ヤギミルク"という日本では珍しい選択肢を敢えて提示することで、考えるきっかけにしてもらいたいと思っています。

妊娠期~授乳期の時期は後のどんな教育よりも大切な基礎を作る時期だと思います。どんなに巻き戻したくてもそれは出来ません。
母乳にはヒトとして必要なもの全てを含んでいるのです。
だからこそ、母乳を与える選択をヒトは繋いできたのだと思います。

わたしは母乳の補足にするなら、ヤギミルクがオススメです。
海外にヤギミルクのオーガニック粉ミルクがありますが、添加物は少ないにしてもありますし、手を加えることで自然とは離れてしまいます。
赤ちゃんにはなるべく無添加で自然のものがいい。
ということでouimamaヤギミルクも販売してます。

しっかり考え悩み、主体的に選択をされるママが増えることを心より願っています!

今日もご覧いただきありがとうございました。


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