
昔は1番はじめに人工乳は与えてはいけなかった!
こんにちは。ouimama助産師です。
12月になってすっかり寒くなりましたね~⛄
今年ももうすぐ終わりですね。
月日の流れは早いです…
わたしが助産師になり就職した10数年前のことですが、赤ちゃんが産まれて1番最初に与えるものは、何だったかみなさんご存知でしょうか。
わたしが勤務していた総合病院で、1番最初に与えていたのは母乳はもちろんですが、どうしても母乳が出来ない場合でも糖水をあげていました。
しかもかなり慎重にきちんと哺乳できるかや全身状態の観察も丁寧に行うように指導されました。
なぜ人工乳ではダメなのか…
それはもしも直接新生児の肺に入った場合に人工乳であれば化学的刺激により炎症を起こす可能性があるからです。
母乳栄養の場合は人工乳と異なり、気管内に入っても無呼吸発作を誘発することは、少ない
とされています。
人工乳ではその危険があるということですね。
初回から母乳栄養であることは、腸内細菌の形成や母体の子宮復古においても非常に重要ではありますが、
人工乳には危険性があると教わったものでした。
でもいつからか、人工乳を最初からあげることがいいことに変わり(なぜそうなったかはよく分からない)
わたしはそこが今も疑問でなりません。
赤ちゃんの身体はずっと変わっていません。
赤ちゃんにとって何がいいか、大切にするべきことは何か。
母乳栄養の原則は変わらないはずです。
社会の情勢が変化し勝手に常識は変えられ、多大な影響を被るのは新生児なのではないでしょうか。
そしてその事の重大さに目を向ける医療者は少ない…
わたしはこれからも、この原理原則については変わらずに守る必要があると思っています。
医療の偉い人や学会での決め事は大きな影響力を持ちますが、そこに全て従うことは奴隷的であると感じます。
プロフェッショナルとして、きちんと総合的かつ長期的に健康を守れるよう、今後も発信していきたいと思います。
助産師としてわたし自身が見てきたもの、感じてきたもの、そして何よりずっと言葉はなくとも教えてくれる赤ちゃんや子どもたちのサインを見逃さない。
今日もご覧いただきありがとうございました♩