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ビタミンK2シロップ ホントのところどうなの

こんにちは。ouimama助産師です。
わたしは医療者ではあるのですが、産科や小児科において医療の在り方について疑問を持ち、不要な医療は減らして自然の力を残していくことが子どもたちの未来のためになると考えています。

わたしは医療の現場でコロナ禍や自身の育児を通して、医療の在り方に疑問を持つようになりました。
そういった方々は最近、多いように思います。

出生後、当たり前に投与されるビタミンK2シロップをみなさまご存知でしょうか。
出産経験がある方はご存知だと思いますが、これはわたしの経験上、ほとんどきちんとした説明がなく投与されていることが多いです。

なぜビタミンK2シロップを新生児に投与するかと医療者に聞くと、さらっと出血を予防するためと説明されます。
だいたいのお母さんは、そうなんですね~で終わります。

が、ビタミンKというのは血液凝固、つまり血を固めて止める時に助けてくれるものです。
ビタミンKは、新生児は未熟さや腸内細菌が整っていないことからビタミンK不足になりやすいと一般的に考えられます。
確かに新生児や乳児は胆汁の排泄が難しくビタミンKの吸収能力が低い特徴はあります。
ビタミンKは胎盤を通過しないので新生児には欠乏しているのかもしれません。

そして一般的に母乳にはビタミンKが少ないという風に説明されますが、実際に母乳育児は個人差が大きくママの栄養や児の飲む量に差があるために少ないのでは?とも言われています。

出生後にビタミンK2シロップを飲ませたくないというママは、妊娠中からビタミンKを多く含む納豆やモロヘイヤなどを積極的に食べたりするなど意識をした食事内容を摂取するように、医師や助産師に教えてもらったそうです。

そういう方法を教えてくれる医療機関もあるんですね。

そこでシンプルにですが…人間が進化の過程でそんな大切なビタミンKを胎盤でも通過させずに、そもそも母乳もたくさん飲むようにも出来ておらず、腸内細菌も整っておらず、そんなにも必要不可欠なものを欠乏させるって…

わたし個人的には考えにくいな、そんなことある?と疑問を持たずにいられません。

もちろん今ある小児科学会が出しているガイドラインや提言にはそのようなことは書いていませんが…
結局のところ頭蓋内出血の原因は不明。
発症予防とは言うものの、ビタミンK欠乏症が原因と考えられる(つまり断定は出来ていない)というのが、現状なのです。

ちなみにわたしは無痛分娩をたくさん取り扱う医療施設で勤務しましたが、吸引分娩ではほんとうに頭蓋内出血多かったです!
別の要因も絡んで、実際頭蓋内出血は起きている実態はあるのかもしれませんが、ビタミンK欠乏が原因の可能性が高い!!というのが常識になっているので、そこからあまり発展しないのかもしれませんね。

もともとビタミンK2シロップを与えていなかった時に欠乏性の出血が起こる確率は1万人に1人程度、ビタミンK2シロップを与えると10万人に1人程度。
そもそもそれって実際欠乏するからなるの?どうなのって思いませんか?

2015年~2017年の3年間に出生した在胎36週以上の児でビタミンK欠乏症が原因と考えられる出血性疾患の症例数について日本小児科学会が調査をし、調査でビタミンK欠乏が原因と思われる出血性疾患のうち、頭蓋内出血が13例、発症していました。このうちの11例で胆道閉鎖症などの肝胆道系の基礎疾患が認められ、この9例ではビタミンK2シロップ3回法が行われていました(投与法不明およびその他が各1例)。肝胆道系の基礎疾患がなく頭蓋内出血をきたした1例については、栄養方法は母乳で、ビタミンK製剤予防投与方法は3回法であったことがわかっております。
日本小児科学会より

これを見ると、肝胆道系の基礎疾患からビタミンK吸収能力の低下などでハイリスク??と考えることができます。
他にも早産児や帝王切開児、抗生剤投与をした児などもリスクが上がると考えられます。

化学的に合成されたビタミンKと明らかに多い添加物を投与することについてわたしが言いたいのは、これくらい、飲ませておけばいいやんと見過ごしてもそれくらいいいじゃないのーということではなく、なんのために何もかもが未熟でさまざまな影響を受けやすい新生児に飲ませるかという疑問に思う視点こそが今の時代には必要だと感じるのであえて、取り上げています。
勝手に誰かが決めれば、そういうことにしちゃえば、国民は無関心に何でも受け入れますと。ほんとうにそれで大切な赤ちゃんを守っていけるでしょうか。

大切な赤ちゃんを守るのはもはや医療ではありません。薬や予防接種でもありません。生命力あふれる希望の存在として、産声と共に産まれてくる新生児を本当に守るものは一体なんだと思いますか?この時代だからこそこの問いが必要不可欠だと思います。

産まれた直後から、生命力のパワーすら奪うような、医療という邪魔が入るのが今の現状です。その違和感こそ、大切なのです。
ビタミンK2シロップは繰り返しになりますが、合成されたビタミンKとたくさんの添加物を含む薬です。

妊娠中は気をつけて、お母さんはアルコールやカフェインや、薬も控えて過ごしてくださいましたよね、
産まれたとたんにこの薬は与えていいことになっているんです…
どうですか?矛盾していると思いませんか?

新生児はとにかく未熟で薬物投与については脳関門を通すことや腸管に感染や壊死性腸炎を引き起こす可能性もあるため、注意が必要なのです。

以下ビタミンK2シロップに添加されている添加物
安息香酸ナトリウム、クエン酸水和物、ゴマ油、水酸化ナトリウム、ソルビタン脂肪酸エステル、D-ソルビトール液、パラオキシ安息香酸エチル、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、香料

しかも添付文書にシロップ剤で高浸透圧になっていると記載があるが、産院ではそのまま内服させていることが多い。
新生児の腸には明らかに負担ですね…

最近では合計13回内服させることが推奨されています…
わたしは捨てましたけど…

過去にあった事例で2009年に山口県の助産院で助産師がビタミンK2シロップを内服させなかったあとに、その児が亡くなったニュースがあり、ネットでは助産師が殺したとか、断片的に切り取り、誇張した解釈がなされているのを見ます。事実はビタミンK2は内服させなかった。生後2ヶ月で硬膜下血腫が原因で死亡した。この2点。
硬膜下血腫が発生した原因はビタミンK欠乏性だと考えられている
でもこれって仮に解剖をしたとしても証明できない。ビタミンK2シロップを内服させなかっただから死亡とは明らかになってないのです。
考えてみてほしいのですが、コロナワクチンでも他の予防接種でも、接種後に亡くなったとして、ワクチンが原因と考えるのが一般的ですがそれは不明で認定されませんし、何か他に基礎疾患?あったんじゃないの?って話になるんですよね。
この症例についても同じなのに、このひとつの症例についてはあたかもビタミンK2シロップを与えていれば死なずに済んだというような報道のされ方になっています。
わたし個人的にはこの症例についても、ワクチン後の死についても、先入観なしできちんとした科学的な解明が困難だとは思いますが追求することの方がよっぽど必要だと思います。
ちなみにこの事例については母親と助産師の間で和解が成立したそうです。

合成されたビタミンKを過剰に摂取することに問題はないのか、人工ミルクであればビタミンKが過剰にならないのか、などさまざまな疑問が残ります。

オーガニック、自然そのままの産まれたての赤ちゃんになるべく人工的なものを与えたくないと考えるママも多いのではないでしょうか。
そういったママの声がこれからの医療を少しずつ変えていくきっかけになるのだと思います。

今常識としてあるものを視点を変えてみることで未来の選択肢が増える、
そういったきっかけづくりになればと発信しています。
Instagramにも投稿載せていますのでぜひ見てくださいね。
長くなってしまいましたがご覧いただきありがとうございました♩





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