
くつしたの礼儀
今朝、Starbucksで「愛情生活」荒木陽子著をふふふとなりながら読んでいた。
するとどこかで、「にゃーにゃー」と繰り返し聞こえてくるなぁと思っていたら、まっくろの猫が目の前を歩いていく。各テーブルのお客たちの足元に擦り寄っては「にゃーにゃー」とないている。
お客たちは驚く事もなく、何するでもなく、いつもと変わらず各々の珈琲時間をすごしていた。
猫は猫で、座面までひょいと登り、壁際の縁をとことこ歩いたりしてすごしていた。
しばらくするとスタッフがやってきて、優しく外に誘導してくれた。
当の本人(猫)は、「白い靴下も履いてきたからいいじゃない」と言いたそうに見えたのは、愛情生活の、愛とユーモアに溢れた言葉の渦の中にいたからなのかもしれない。
今日も穏やかな一日を。