大切なコミュニケーションの場を:宇都宮大学・石井大一朗先生インタビュー【なないろインタビュープロジェクト#13】
こんにちは🍀
NPO栃木法人こども応援なないろの愛佳です🌈
「なないろインタビュープロジェクト」の第13回目は、宇都宮大学教授・石井大一朗先生にお話を伺いました✨
宇都宮大学様は、当会が実施しているフードパントリーにご協力いただいております。
[石井先生プロフィール]
愛知県出身。学部時代は建築学を専攻し、大学院に進学した後、コミュニティ政策を学びつつ、神奈川でNPOの経営と事務局の仕事に従事。
事業内容
ーーーーー宇都宮大学様がSDGsに関して取り組んでいらっしゃることはありますか?
「私の学部である『地域デザイン科学部』では、1学年140人いますが、コミュニティデザインや建築、土木を学んでいます。多くの学生がSDGsを意識して取り組んでいると思います。学部全体の主なテーマは『住み続けられるまちづくり』です。他には、『パートナーシップで目標を達成する』という観点は協働や共創のまちづくりで欠かせないので、常に持ち合わせるようにしています。」
ーーーーー石井先生がお仕事をされていて、嬉しいと感じる瞬間を教えてください。
「学生たちとディスカッションをしているときに、学生たちがアイデアを思いついたときのキラッとした目や表情を見られる瞬間に立ち会えることが、やはり教育者や研究者の立場として、とても嬉しく感じますね。」
ーーーーー石井先生が個人的に取り組んでいらっしゃるSDGsの活動はありますか?
「いつも家で炊事をするとき、食材を余らせないように心がけています。一週間のローテーションを考えて、買い物をするときも必要以上に買わないよう、気をつけています。コンポストもしていますよ。あとは、空き家や空き店舗を活用するプロジェクトには仕事に関係なく出かけて応援しています。そうそう、SDGsに関連するような活動をするNPOに寄付もしています。寄付という関わり方も大切だと思います。」
活動を受け入れた理由
ーーーーー当会と取り組みをスタートした理由を教えてください。
「最初は、私のいる学部の学生の1人が始めたんです。その活動がどんどん認知されていって、地域デザインセンターでも正式に活動を支えようという話になりました。」
ーーーーーそうだったんですね。生徒さんからは、どのような声があがっていますか?
「ついつい忙しくて、朝ご飯やお昼ご飯を抜いてしまう学生にとって、とても助かっていると聞きます。パンをもらうだけでなく、配布する立場についての話をしたり、フードロスについて説明したりすることで、SDGsへの関心も高まりますし、コミュニケーションの場にもなる点が良いですよね。」
ーーーーー今後当会に期待することはありますか?
「なないろさんのような活動を、今以上に学生さん主体で取り組めるようになるといいですね。そうした活動を支えたいという大人も増えていくのではないでしょうか。それから、おやつカフェなどの機会で、子ども同士や、子どもと高校生・大学生がコミュニケーションをとる機会がもっと増えるといいなと思います。多様な人とふれ合ったり、お話しする場が地域の中で増えると良いなと思います。たくさんの地域や団体と連携してなないろさんの活動が広がっていくとよいですね。」
子どもに優しいまちづくりに向けて
ーーーーー子どもに優しいまちづくりのために、私たちができることはなんでしょうか。
「まずは笑顔で挨拶をする。これが大切だと思います。他にも、子どもに道を譲ったり、小さなことでいいです。あとは、大人と子どもが対等な位置に立って接し合うことで、逆に大人が子どもから学ぶことは、意外とたくさんあると思います。」
ーーーーーありがとうございます。最後に、この記事を読んでくださっている方に一言お願いします!
「まちづくりは、“1人で見る夢は夢に終わる。3人いれば始められる。5人集まればなんだってできます。” 子どものことで、何かやってみたいと思ったら、なないろさんに連絡してみましょう‼︎ 仲間が増えて、子どもに優しいまちづくりがもっともっと進みますね。」
インタビューを終えて
フードパントリーなどの機会に、コミュニケーションの場を設けることは、確かに人にとって大切なことだと、再認識しました。
石井先生、インタビューにご協力いただきありがとうございまいした!
宇都宮大学
HP:https://www.utsunomiya-u.ac.jp
住所:宇都宮市峰町350
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