夢を実現してくれた映画「名探偵 ピカチュウ」※ネタバレ注意※
※ネタバレを含みますのでご注意ください※
隣にポケモンがいる世界!
私が小学生のころは右見ても左見てもポケモンをやっているくらいポケモンブーム。もちろん私もゲームボーイでポケモンをやり、アニメを見ておりました。何度もポケモンが実際にいたらいいのに、一緒に遊べたらいいのにと考えたものです。
そんな私が本作を見て、一番感動したのは冒頭。田舎風景を空撮している導入シーンなんですが、すーっと何羽か鳥が飛ぶわけですよ。普通だったら鳩か雀かってところなんですが、ここはポケモンの世界。ピジョンがパタパタと羽ばたいているわけです。何気ない日常シーンなのだけど、ああ、ここはポケモンの世界なんだと気づかされて少し涙腺が熱くなりました。
そのあとのカラカラを捕まえに行くシーンも、近所の草むらに野生のポケモンがいる感動があったり、ライムシティのいたるところにいるポケモンたち!カビゴンが道路で寝ちゃって交通整備する様子とか、警察署に入る人たちにガーディがついていたりとか。
リアルなポケモンが故に見た目がちょっと怖い子もいるけど、ガーディやニューラが隣にいたらきっと楽しいだろうなと思います。トイ・ストーリーに憧れる気持ちに似ていると思う。
良くも悪くもわかりやすい展開
ストーリー自体はとってもわかりやすい展開で最後まで突き進んでましたね。お父さんが事故で亡くなったと聞いた主人公がお父さんの家を訪ねたときにしゃべるピカチュウに出会い、探偵をやっていたお父さんの足取りを追いながら探していく。その過程でいろいろな裏に気づき事件を解決。お父さんを見つけてめでたしめでたし。
小さい子も見ることを想定してわかりやすいストーリーにしているんだと思うのだけれど、あのエイパムやゲンガーを見たキッズはトラウマになるんじゃないかと思うのですよ。目と歯のリアルさはヒッとなるやつ。
見進めていく過程でやや中だるみするシーンはあるものの、起承転結しっかりついてるのであっという間に終わる作品でした。ストーリーや演出というより、ポケモン好きな大人が見てわくわくする映画だなという感想です。
ライアン・レイノルズ
公開前から話題になっていたのは、なんといってもしわしわで表情豊かなピカチュウ。声がおっさんだというのもありますが、よく動く表情に感情移入しやすかったと思います。
ライアン・レイノルズはデッドプールも演じている俳優さんなので、ピカチュウもスラング飛び交うテッドのようなキャラクターを想像してました。まぁ、子供も見る想定なのでさすがにですが…。ライアン・レイノルズがアドリブでスラング言いすぎてカットになった、なんて逸話もあるみたいですね。下世話なピカチュウも見てみたい気がします。