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unit-IF 第12回公演『隣の家の父』見てきた

知り合いが所属している劇団"unit-IF"さんの第12回公演『隣の家の父』見てきました!実は高校生時代演劇部に所属していることもあって、久々に生で見た舞台にわくわくうずうずしました!

unit-IF『隣の家の父』

unit-IF|Twitter

すれ違いを第三者視点で見る楽しさ

作品のストーリーはネタバレにならないようにしたいと思いますが、全体を通してコメディ色が強く始終笑っている楽しい舞台でした。

作品のテーマはご近所トラブルを扱ったもので、誰でも体験し得るような日常的なお話でした。そこに登場人物の認識によるすれ違い要素が多分に入っていて、第三者視点で見ているとくすっとくる小ネタがたくさん詰め込まれていました。他の方のネタと比較するような形で申し訳ないですが、某芸人さんのすれ違いコントを見ているようなかんじ!

ただ、コメディだけで終わる作品じゃありませんでした。ご近所トラブルから一家庭内のトラブルが明るみに出て、そこから別の家庭内トラブルに飛び火して、終盤のハラハラ感に繋がり、解決するときにはほっとする一連の流れがあったように思います。タイトルである「隣の家の父」の使い方もそーくるかー!というかんじで、見終わったあとの感心がすごかったように思います。

舞台ならではの演出

もちろん今回は舞台なのでリアルな場所で収録を行っているわけではありません。広くはない舞台の使い方にも関心させられてしまいました。

ご近所トラブルが題材なので、話は常に家の中のリビングで行われます。舞台に白いテープで間取り図のようなものが書かれていて、それを見ただけで本当はないはずのドアがどこにあるかわかるのです。

インターホンやテーブル、椅子といった小道具は舞台上に用意されているのですが、シーンが他の家に映った際も照明を使ってうまく二分されていました!別々の家のリビングが舞台上にあって、別の話をしている二家庭の会話が交差してく様はテンポもよく圧巻でした!

知り合いの演技姿

今回、その知り合いの舞台を見に行ったのは初めてでした。最初登場したときは知り合いということもあってどこか恥ずかしいような、本編と関係ないところでニヤっとしてしまうかんじがあったんですが、話が進んでいくうちに知り合いはいつの間にか登場人物そのものに代わっていて、知り合いなのに知らない人みたいな不思議な感覚に陥りました!

わくわくうずうずする2時間弱がとても楽しかったので、是非また公演を見に行きたいと思います。

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