もやもと向き合った3月 〜おうちdeまなび舎を通して感じたこと〜
みなさん、お元気でしょうか?
おうちdeまなび舎の活動から、はや1カ月が経ちましたね!
おうちdeまなび舎のnoteも毎日のように投稿され、新しい記事を読む度に、昨日の事の様に活動の日々を思い出します~楽しかったなぁ
申し遅れましたが、おうちdeまなび舎で運営スタッフをしていました、にいなです!
私は、サポートスタッフと問合せを担当させて頂きました。
今回はその2つのお仕事に関わらせて頂いたことで感じたことをnoteにさせて頂きます!
とにかく“何か“していたかった
私は北海道に住む、教育大の学生です。正直、教員になりたい気持ちは半分ほど。。。
ですが、全国に臨時休校要請が出されたとき、学校教育、公教育の必要性や在り方を、今一度考え直す機会になるのでは、と学生ながらに感じました。
また、おうちdeまなび舎が動き出すことを知った当時は2カ月(現在は延長して3カ月になりましたが)もある春休みの真っ最中!
春休み中に出されていたあるレポート課題で、教育制度と貧困・虐待家庭との関りについてまとめていたこともあり、1番に思い浮かんだ存在は、給食で1日の食事を賄っている子や家庭に居場所がなく、家にいることがしんどい子の存在でした。
また、外出自粛や臨時休校によって、同じ時間と空間を共有することが増す今回の期間は、遊びたい盛りのお子さんの気持ちと、家事や在宅ワーク等に追われる保護者の方の気持ちが、いつも以上にぶつかりやすく不安定になりやすいのではないか・・・と、私の身近では見えないけれど、きっと存在する子たちや家庭を想像しては、もやもやする毎日を送っていました。
このもやもやを晴らすには、私のできることをできる範囲で行動に移すしかない。でも、お子さんのいる家庭と繋がりが薄い大学生の私は何ができるだろうか・・・と思っていた矢先、Facebookでおうちdeまなび舎の講師募集の投稿を見つけました。
直感で、これだ!とは思ったのですが、40分間未就学児~小学校低学年の子を引きつけられる自信も特技も私にはなく、でもこの気持ちを諦めきれなくて、率直に、以前から知り合いだった共同代表の1人である嶋本さん(通称:嶋さん)に
「講師として子ども達を引きつけられるような特技が私にはありません!でも、何かしたい~!という気持ちはあります」とMessengerを送ったのが、この3週間に関わる最初の1歩でした。
そこからはとんとん拍子で話が進み、慣れないSlackでほぼ面識のない人たちと協力しながら、毎日の様にPCの前に噛り付いて、振れられた仕事を必死にこなしていた気がします。
番外編:仲間ができた
私事として特記したいことの1つに、仲間ができたことがとても嬉しかったです。
実は、活動開始直後から参加していた運営スタッフの方々は、ほとんど札幌近郊に在住だったのですが、私は1人、そこから2時間強離れた場所に住んでいました。
また、何度か書かれているのでご存知の方もいるかもしれませんが、運営スタッフは「EDU FES北海道」という嶋さんが実行委員長を務めたイベントのスタッフ出身で、既にみなさん仲良しだったんですよね~ 最初はアウェーで寂しかったなぁ!(笑)
ですが、仕事をしていく内に、頼られたり頼ったり、一緒に何かをやり遂げたり、トラブルを解決したり・・・直接会った回数関係なく、みなさんの仲間になれた気がします。
いつもはほぼ1人でイベントを開催していたので、複数の人と協力する楽しさだったり、得意を伸ばして、苦手をカバーし合う関係性って素敵だなぁって改めて感じたり。
おうちdeまなび舎の活動が終わってしまっても、これからもつながり続けられたらいいなぁと思っています。
ちなみにですが、詳しいお仕事のバタバタ具合や振り返りは、以前投稿されているnoteを読んでいただけるとわかると思います!
サポ―トスタッフ➝https://note.com/ouchidemanabiya/n/n2dda7964586e
問合せ➝https://note.com/ouchidemanabiya/n/n68cfc7882d69
システム➝https://note.com/ouchidemanabiya/n/n9f58b01abf5f
新たに感じたもやもや
問合せ担当をして、凄く考えるようになったのは ネットリテラシー です。
ネットリテラシーとは「インターネットの便利さと脅威、ルールを理解し、的確な情報を利用して、よりよい情報発信をすることが出来る能力」のことです(引用:ネットリテラシー検定機構 https://ssl.net-literacy.org/about/2020/04/21 )
臨時休校が全国各地で発生し、おうちdeまなび舎を含めたオンライン教育サービスが、この機会にとても増えました。また小中学校がオンライン授業を行う地域も現れ始め、急速に教育のオンライン化が進んでいる様に感じます。
1人1台PCやタブレット端末を持つのは、もう当たり前なのかもしれません。
そこで、改めて考え、学ばなくてはいけないのはネットリテラシーじゃないかな、と思うんです。それも、お子さんだけでなく親御さんや私を含めた大人も!
お子さんのネットリテラシーは、失敗しながら学んでいってほしいなとサポスタをしながら感じました。(もちろん、人を傷つけたり自分が危険な目に合うような失敗は、してしまう前に知識を身に付けて回避してほしいですが・・・!)
今回のおうちdeまなび舎の授業できっと初めてzoomを使う子ばかりだったと思うのですが、あっという間に、ミュートやチャット機能を使いこなしていく姿は本当に凄かったです。
でもだからこそ、聞く場面でミュートを自分で外して、話し出しちゃったり・・・
その度に、サポスタに「聞く時間だよ~」って注意されたりしながら、オンライン授業のルールを少しずつ学んでいくのかなと思ったりしました。
1つ思ったのは、オンライン授業はみんな一斉に先生の方を見なくちゃいけない(講師側がこっちを見ているか1画面で確認できてしまうため)拘束感が、講師の方の声掛け次第で、普段の授業より強くなってしまうのではないかと思いました。
正直、聞くだけの授業なら、ソファでひっくり返っていても、バランスボールに乗っていても、布団で横になっていても参加できます。むしろどんな体制で参加しても許されるのがオンラインの強みなんじゃないかなと思います。(例に出した参加の仕方は、実際に居た子の話です(笑))
その強みを生かしつつ、子どもを引きつける授業ができたら最高ですよね~
また、保護者の方(大人)のネットリテラシーは、的確な情報を収集し利用するという点がこれから求められてくるのではないかなと思います。
先ほども書きましたが、今回を機会にオンライン教育サービスが増加、定番化していくと思います。お子さんにサービスを受けさせたいと思ったとき、数多くあるサービスの中から、お子さんやご家庭に合うサービスを探し選択すること、またその受けるサービスの中で提供される情報を読解していく、場合によっては足りない情報を自ら探し、取りに行く作業を行う・・・・
保護者の方のネットリテラシー次第で、お子さんが受け取れるサービスの量が上下する、そんなことがこれからどんどん増えていくのではないかと思いました。
(その点を考えると、学校教育・公教育って平等で均等なのかな・・・?)
おわりに
いろいろ書きましたが、とっても濃くあっという間だったこのおうちdeまなび舎の活動は、私にとってすごく学びの機会になりました。
最初に思い浮かべ、心配していた家庭のお子さんを具体的に救えたかは正直分かりません。ですが、「楽しかった!」と笑顔で言ってくれた生徒さんや感謝して下さった保護者の方々の声を思い出すと、この活動のスタッフになれてよかったなぁと思います。
また、緊急事態の中、全国の子ども達の為にと凄いスピード感でおうちdeまなび舎を立ち上げた共同代表の唯さん、嶋さん、ひむさん、共に協力した仲間の皆さん、一緒に盛り上げてくださった講師の方々、活動を応援して下さった方々・・・子どもの事を考え、アクションを起こしてくださる大人が世界中に沢山居ることを、改めて、すごく実感しました。
ついこの間まで未成年(子ども)だった私としても、見守ってくれる大人が周りにこんなにも居るんだと知れたのはすごく有難い経験でした。
私自身の次の1歩は、どこに進むかまだ全く決められていませんが、おうちdeまなび舎での経験と頼れる仲間や大人が身近にいることは、私の大きな支えとなりそうです。
本当にありがとうございました!