経験したからこそ見えたこと。
こんにちは!今回もおうちdeまなび舎のnoteを読んで頂き、ありがとうございます。今回書かせていただいているのは、現在大学生のえんたです。おうちdeまなび舎では主に問い合わせ対応とサポートスタッフを行なっていました。
まなび舎での3週間は自分の考えを大きく変えられた貴重な時間でした。こんなに大変だとは思わずに関わらせていただいて、結果自分にとって大事な経験になった1人の大学生のお話を書いていこうと思います。
突然の臨時休校
コロナによって北海道の学校が急遽休校になった頃、私は休校が原因で子供が家に1人になってしまうのではないかと危機感を持ち、自分が今住んでいる市で困っている人がいないか活動していました。
ちょうどそのタイミングに共同代表である嶋さんからおうちdeまなび舎のお話をいただきました。その話を聞いて、私はおもしろいと思いながらも少し自分が関われるか不安でした。
その理由は、オンラインでの授業を行うというところが自分の心に引っ掛かったからだと思います。私は、人との関わりは顔を合わせて行うのが大切だと思っていたので、オンラインでのつながりは好きではありませんでした。
ですが、それ以上に嶋さんがやる事ならおもしろそうと思っている自分がいたので協力させていただこうと思いました。
運営スタッフを経験してみて
運営スタッフに参加してみると、想像以上に全員が本気で忙しそうでした。その熱に置いて行かれないようにしがみついて協力させていただいていました。そうするといつの間にか授業が始まり、次にサポートスタッフと問い合わせに追われる日々がやってきました。
ですが、授業が始まった時から、ただ大変だと思っていた日々が終わりました。
それは授業に関わっている人たちを自分の目で見る事ができたからでした。オンラインだからこそ、ひたすらパソコンの文字に向き合って活動をする事が私には向いていなかったのだと思います。オンラインでもオフラインでも相手の顔や声、雰囲気が感じることが出来ることが大切だということに気が付きました。その後は子供たちの楽しんでいる姿や真面目に授業を受ける姿を見る事で頑張る事ができました。
健常児と障がい児も一緒に過ごせる「オンライン」
最後に、サポートスタッフをしていて最も感動し、オンラインの良さを感じたエピソードについて話していきたいと思います。
それは、私がサポートスタッフをしていた授業に重度重複障害児が混ざって参加していただいた時の話です。
私自身は、障害のある子供たちが通う運動支援の放課後デイサービスに協力させていただいているため、障害のある子供に対しての偏見は無くなっていました。ですが、授業の中で他の子供達によって排除されてしまう可能性もあるのではないかと内心心配していました。
ですが、参加している子供たちがその授業の時間に集中して参加している姿を見て嬉しく思いました。私が協力させていただいている施設の子供たちは、学校の中で他の生徒から排除されてしまう人もいます。だからこそ、オンラインで同じ時間を共有して楽しんでいる姿を見ると涙が溢れてくるようでした。その授業が終わった後に、その障害のある児童の保護者様からメールが届きました。
「運営の皆様、娘のような重度重複障害児が参加してくるとは思わず驚かせてしまったかと思います。〜オンラインならここにいてもいいんだな、健常児と障害児もこんなに簡単に一緒に過ごせるのだなと感動しております。〜」
このメールを見て、少し涙が出てしまいました。人によって接しやすい環境があって、それがオフラインでもオンラインでもいいと分かっていたつもりでしたが、改めて実感する事ができました。本当にいい経験ができました。
運営スタッフの皆さん、講師の方々、おうちdeまなび舎に関わってくださった方々本当にありがとうございました。