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古典がコテ~ン?📗それは「5つの要素」を忘れているからじゃないの!

古典がコテン?

古文や漢文を苦手だという人は多いのではないでしょうか?ーー皆さんはどうですか?ーー英語を含めて語学の分野は,他の教科より好き嫌いが影響しやすい傾向にあるようです。

子どもの頃を思い出してください。絵本は好きでしたか?ーー親が読んでくれたり,兄弟に読んでもらったりして,いつのまにか自分で読めるようになる。また子どもは書くことも好きです。自由奔放に異次元世界を描くこともありますが,必死に絵本にある字を真似して書く姿には感動を覚えます。

私はこの幼少期の絵本が読めるようになるまで,そして字を書けるようになるまでの過程に,語学学習の要素全てが入っていると考えています。

<5つの要素>
①自らやりたいと強く思っている
②文を読む中で単語と文法を理解する
③耳で学び,目で学び,手で学ぶ
④無心で何度も繰り返している
⑤見守って教えてくれる人がいる

現場の一部では見事に逆をやっていますね。特に古文・漢文の指導で顕著なようです。文法・句法と語彙の暗記に大量の時間を割き,古典を嫌いにさせてから文章を読ませる…トテモ(・・?)カナシイ…。「古典は外国語と同じだから,文法・句法と単語が分からないで文章が読める訳がない!」と言いながら,肝心の文章読解の指導は時間切れ,あとは生徒に丸投げ。

語学学習における,①〜⑤の要素を見事に外していますね。

古文や漢文が苦手な人は,子どもから教えてもらった「5つの要素」を実践してみてはいかがでしょうか。学校の授業は授業として,自分で取り組む場合,文章を読むことに力を入れてみてください。

やり方としては,最初に現代語訳に目を通してから本文を読む方法が一つ。これは小さな子どもが親や兄さん姉さんに聞きながら絵本を読むのと一緒のことです。子どもにとっては全てが未知の世界,私たちには古典が未知の世界,同じ条件です(若さの違いは無視してね…( ̄▽ ̄)ハハハ…)。

次に音読。辿々しくても声に出して,その声を自分の耳で聞くことです。音読の声が自分の耳に入るその効果は,皆さんが思っているより大きいですよ~。アウトプットの訓練には私たちの理解を超える力があるのです!

さらに文のなかで出てくる語句を拾って自分だけの単語帳を作ると,市販のものに負けない,独自の文章問題に強い単語帳ができます。

また,文法や句法も「何となく分かる」ことが大切。子どもは大人の言葉が難しい場合でも「感情」で理解します。「心」で読むことが本来の姿!もちろん,ルールを粗末にして欲しい訳ではありませんよ…。ただ,考えてみてください。世界のどこに,文法を学んでからしゃべる赤ちゃんがいますか?私たちは,別の言語を学ぶときには「赤ちゃん」なのです。
㊟厳密には,中学3年生辺りの歳になってくると,脳が理論を好むようになるので,「赤ちゃん」と条件が同じでないことは言うまでもありません。実は,この順番の方が「文法・語法」を大切にできるのです。「繰り返し学習」で理解が深まる分野もあるのです。

古典が好きな人以外は「古文・漢文のお話を読みたい!」という気持ちになるまで時間がかかるかもしれません。しかし今は,ある程度有名な話であれば(ネットで検索すれば)かなりの確立で現代語訳も探すことができます。さらに動画で朗読の音声を聞くこともできるかもしれません。羨ましい時代です!ーー命の次にスマホが大切な皆さん,勉強にも使ってくださいね~イヤミ((´∀`)キライ~)。

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