雀荘初心者から見た雀荘でのマナーについて
ある日、吉田光太pのこんなnoteがTLに現れた。
私は雀荘に初めて行ってから数える程しか行っていないリアル麻雀初心者である。そんな初心者でも麻雀のことは好きだし楽しみたいと思っている。しかしこのnoteを読み、雀荘のマナーについての議論を見ているとかなりもやもやしてしまった。
なぜこんなにもやもやしてしまっているのか自身の整理の為にnoteを書こうと思い立った。
麻雀に慣れ親しんでいる方にも初心者の目線を少しでも知って貰えたら嬉しく思う。
(長々と書いているので結論だけみたい方は目次から飛んでください。)
本題の前に
本題へ入る前にまずは私の事に触れておく。
私はVTuberから麻雀を知り、Mリーグを見るようになり、イベントがある際に雀荘に何度か行くようになったほぼ観る雀の人間である。
麻雀アプリの普及のおかげで麻雀を打つことは出来るが、点数計算はおろか牌の取り出しでモタモタするようなひよっこである。フリーへ行く勇気など到底ない状態だ。だがそんなひよっこでもリアル麻雀は楽しい。そんな私が現在の雀荘でのマナーをどう感じているのかを書いていきたい。
このnoteでは個人的な主観と想像が多く含まれており実情にそぐわない事もあるかもしれないが誰かを批判したいという意図は全くない。また、このnoteを読んで意見するのは結構だが人格否定までされるとキツい。ご理解頂けると幸いだ。
(ひよっこな私がどういう経緯で麻雀にハマったかを下記noteに書いているので良かったら読んでみてね。)
麻雀の広がりに伴ったニーズの広がり
数年前までは、麻雀を知る機会はあまり多くなかったように思う。
家族や友達が麻雀を好きだった。漫画やアニメで見たことがある。他にもあるだろうが、好きになると同時にルールを教えてもらえる環境があったのではと思う。
しかし、現在はMリーグやテレビでの影響で今まで麻雀に触れたことのなかった人にまで麻雀が広まりつつある。麻雀のことはさっぱり分からないけれど麻雀プロの顔は見たことがあるという人も増えているのではないかと思う。
また、「推し」という文化が広まった現在、麻雀プロを推すように応援する人が増え、推しの本業である麻雀をより深く理解したくてネットなどで勉強し始めた人が増えたように思う。
そして、麻雀アプリの普及により雀荘に行かなくても麻雀自体は楽しめるようになり、麻雀のことはある程度分かるが、雀荘のことはさっぱり分からないという人も増えたように思う。
私はこんな背景から、雀荘へ行く人のニーズが以前より変化し増えたのではないかと考える。
大きく分けて3つ
・己のかっこいいと思う麻雀を思う存分時間を忘れて打ちたい。
・まだまだ勉強中の身で不安なことも沢山あるが麻雀を楽しみたい。
・仕事が忙しくまとまった時間は無いが、少しでも麻雀に触れたい。
(健康麻雀のような健康の為にお友達に会いに行くというニーズもあるだろうが、このnoteではあえて省かせて頂きたい。)
この3つのニーズ飲食店に置き換えてみたい。
・それなりに高級なお店で時間を忘れてゆったり食事を楽しみたい。
・子どもも一緒で不安なこともあるが外食を楽しみたい。
・仕事であんまり時間は取れないがサクッと美味しいものを食べたい。
こんな感じではないだろうか。
この3つのニーズを同時に叶える飲食店というのはなかなかないのでは?と思う。
だが、現在の雀荘はこの3つのニーズがあるにも関わらず同じ店に色んなお客さんが来る。なぜならパッと見でどういうお客さんをターゲットにしているか分からないから。
だからそれぞれの要望がぶつかるのではないかと思っている。
初心者にとって雀荘のマナー難しすぎる
ここからはイベントに数回行ったことのある初心者のお気持ちコーナーである。
雀荘って暗黙のルール多くないですか?
幸いにも初心者向けの雀荘さんが教えて下さったおかげでいくつかは出来るようになったこともあるが出来ないことも沢山ある。
雀荘に慣れている人はこんなことあたりまえでしょ?と思うかも知れないが、あたりまえには出来ない…笑
そんなことを紹介していきたい。
温かい目で見てくれたら嬉しい。
(対局前後に挨拶をする、物を乱雑に扱わないなどは麻雀関係無く生活していく上でのマナーだと思うので今回は割愛する。)
・親は理牌せず第1打を打つ。
→理牌に時間がかかって申し訳ない気持ちはある。
だけど、ちゃんと理牌せずに打って役牌重なってたじゃん!となったことがあるから大体の理牌はさせて欲しい!!
・打牌はリズム良く。長考は〇回まで。
→ちょっとでも難しい手になったら長考しないって無理じゃないですか!?テンパイしてるかどうかすら怪しいんですよ!?その状態なのにリズム良く打牌しては酷な話です……!
・発声は大きく。ポンは即座に。
→聞こえないと意味無いですもんね。わかる。でもプルプル震えながらやっと声出たんです。あと誤発声未遂もやってしまう……。
・点棒の支払いはなるべく最小限の本数で
→スマートな支払い方難しい。レジで小銭探してる時みたいになる。1000点棒と…100点棒……あ、足りない。5000点棒で……。
・変な顔はしない
→もしかしたら私変顔やってる…?麻雀の事で頭パンパンだから顔のことまで気が回らないよ……。自分でやってるかどうか分からないんだけど、他の人から変顔してるって思われていたらちょっと嫌だな。
他にもいろいろあると思うが、暗黙のルールこんなにあるの……!?ってなるとじゃあ雀荘行くのやめようかなって思ってしまう。
しかも、マナーが悪いなんて言われるともう麻雀嫌いになる。
もちろんわざとやるのは如何なものかとは思うけどそれはそれで違う話。
雀荘選び難しすぎる
でも、リアル麻雀は好きなので雀荘へ行ってみたい気持ちは大いにある。だからこそあんまり怖い思いをせずにお店が選べられればいいなと思うのである。
コンセプトをハッキリと打ち出し、ハウスルールとして明記して貰えればお客さんが雀荘を選ぶ時の基準が出来て選びやすくなるのではないかと思う。
例えば、
"粋な麻雀を追い求める。点数計算が出来ない初心者お断り。"
と書いてあれば初心者は行かないだろうし、熟練者だけが集いスムーズに遊ぶことができるだろう。
逆に、
"点数計算など分からないことはお助けします。初心者に優しく出来ない人お断り。"
と書いてあれば初心者は安心して行けるし、熟練者はストレスを貯めることも無くなるだろう。
こんな風にターゲットを絞ることが出来れば余計なトラブルを防ぐことが出来、お客さんにも満足して頂けるのでは無いかと勝手に提案してみる。
1Gで帰るのはありか。なしか。
結論から述べると、
ありでもなしでも良い。その雀荘ごとに決めればいい。そしてお客さんはその雀荘の方針に従うべき。
と考えている。
しかし、暗黙のルールでは無く、ハウスルールとして決めたりしてお客さんに認知してもらう努力は必要だと思う。もちろんお客さんも1Gのみが可能なお店でも1Gだけ打つ事をお店側に伝えることは大切だと思う。
お客さんは1GだけもOKでしょ?と思っていたが、お店の人は数Gかするだろうと思って準備していた。なんてことが起きてしまうだろう。
後出しジャンケンだとお客さんも店員さんもいい気持ちはしないだろう。
個人的な見解なのだが、雀荘に限らずお客さんは書いていないことは自分の都合の良いように解釈するものだと思っている。
解釈の余地を残さず、お客さんとお店側の認識を一致させる方がいいと考えている。その為にも明記することが大切だと思う。
そして、色んなニーズがあるのになぜ雀荘全体で足並みを揃えるような事をしたいのかが疑問に感じている。
色んなお店があってもいいのにね。
結論
長々と書いたが、言いたいことはこの3つ。
・麻雀の広がりに伴いニーズが増えたが現在はニーズに合わせた雀荘選びが出来る環境ではなく、お客さんの要望が混在しているのではないか。
・初心者には雀荘のマナーという名の暗黙のルールは難しいことが多く、出来てないからという理由でマナーが悪いと言われるのは酷である。
・ニーズが増えたので、コンセプトやハウスルールを明記し、ターゲットを絞り雀荘ごとに住み分けができた方がいいのでは。
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございました。
いち初心者からの今の雀荘についていろいろ書き連ねてみました。
スタッフとして働いたことも無いし、昔を知っているわけでもない。全く詳しくないからトンチンカンな事を言っているかもしれない。
これじゃ経営なんて出来ねぇよ!と思われるかもしれない。
だけど、初心者はこんなこと思ってるよということを少しでも伝えられたらいいなと思う。
麻雀ってとても面白い神ゲーだと思う。
だけど批判的な意見が飛び交ったりなど周りの環境次第で怖いなって思ったりつまらないなって思うことが多々ある。
そういうことが続けばせっかく麻雀に興味が出てきたのにやめてしまう人も沢山いると思う。
熟練者も初心者も楽しめる穏やかな界隈になればいいなと心から願う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?