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#3「sakae」から「ouca(謳歌)」へ。


【社会課題】


社会的にマイノリティとされている人々の中には、私の祖母のように
「自分はいらない存在、無価値な存在なんだ」
と思っている人がいます。


私が出会った障害者の多くもこの壁にぶつかっていました。
「まだまだな自分」を受け入れ、「自分はこう生きたい」と決断して前に進める居場所が必要なのは、私だけではありません。


私がこの記事を書いている今この瞬間も悩んでいる人たちは多くいます。
それは障害あるなし関係なく…。


そして私はこれから、
「自分を満たしたその手で、他人に優しくできる、優しさの連鎖が生まれる場所、人生を謳歌できる居場所を作りたい」
と決断し、気持ちを新たに『sakae』を改名することにしました。

そう、祖母を言い訳にしていた私を捨てることを決断したのです。



【ouca爆誕!】

実はこの言葉が出てきたのにはちょっとした背景があります。

それは、いじめ。

私は中学の時いじめられていました、無視されたり、陰で変なあだ名をつけられていました。(たしか「頼通」「頼朝」そんなあだ名をつけられていました。(笑)なんせ、記憶がないのですが…。)
そのあだ名のお陰で平安時代~鎌倉時代が大嫌いでした。でも嫌いだからこそ余計に意識しているとも言えるわけで…。
 

人生が思い通りになった時、人はどんな言葉を発するのだろうと考えた時、藤原道長が詠んだとする自分の人生の絶頂期を謳った和歌
「我が世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思えば」
この和歌がふと思い出されたのです。(嫌な思い出と共に。)

この和歌は傲慢さともとれますが、誰しもが自分の人生をこの和歌のようにに言えるぐらい生きられたら、、、謳歌できたら最高だと私は思うのです。
 
チームメンバーにこの話をしたら「いじめられて良かったですね」という言葉が返ってきました。最高のメンバーです。 

謳歌

声をそろえてほめたたえること。転じて、自分の恵まれた境遇などを、他人にはばからず言動に表すこと。


【oucaの場作り、モノ作り】 

人の目を気にすることなく、人間らしく素直な感情と、優しい配慮のある居場所を作ります。


誰もが自分を認めて、自分の人生を自分らしく、否定されず生きていける居場所を作ります。


我が世の春が続くよう努力出来る居場所を作ります。


そんな居場所を作っていく上で、今からoucaができることは、 
【インクルーシブな場づくり】
【インクルーシブなモノ作り】
の2つです。


【インクルーシブな場づくり】
例えば、
・盲ろう者とワークショップ
・生真面目女の性ミーティング

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※写真:盲ろう者とワークショップ(さをり織)


盲ろう者施設 NPO法人ヘレンケラー自立支援センターすまいるさんで2020年は6回のワークショップを開催しました。
様々な分野の講師をお呼びし、物作りや講演会、ヨガなど行いました。

見えない聞こえない話せない動かない。
様々な方がいる中で、講師の方も色んな発見や気づきがあったようです。
今まで交わったことがない人同士が交わる交差点になり、そして施設の方には「出来る、楽しい」を感じてもらうワークショップを目指しました。
 

それと、2020年の暮れから始めた「生真面目女の性ミーティング」
改名されて今は『夜な夜な女子会セキララ部』
大っぴらに語ることはタブー視されがちな女性の性の話題を様々な目線で話し合う場づくりです。そこは障害のあるなしに関わらず多様なメンバーの中で考えを分かち合ったり自己表現ができる居場所を目指しています。


交わること、対話をすることで、誰かの「不便や不自由さ」が見つかります。それは、物理的にも精神的にもね。


「不便」というと悪いイメージがあるかもしれませんが、「不便」があるからこそ、人と人は繋がり解決策が生まれます。


「こんな障害があるからこんなことができない」


「だったらこういう商品を作ったら良いんじゃ?」


「え!それができたらみんなにとって良いものになるよね!」


コミュニティで出た解決策から新しいサービスやプロダクトを生み出します。コミュニティが企画部にもなるのです。そんな「みんなで作るコミュニティ・ライフ・ブランド」として事業を展開していくことが夢です。

 
 

【インクルーシブなモノ作り】
難病の女性と作る下着

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片麻痺の女性と作るエコバック

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点字ネイル

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「ouca」は他人の目をはばからず、自分らしく最高にハッピーな人生を謳歌したい。そういった同じ想いの人たちと一緒に作っていきます。


人生の終わりを迎える時、周りにたくさんの人がいてほしい。
「良い人生だった」と言って死にたいし、死んでもらいたい。
そんな人生を謳歌できる場所、モノを一緒に作っていきませんか?


【ouca企業理念】


感動(自己重要)
感謝(相互感謝)
優しさ(優しさの連鎖)


自分で自分を幸せに出来る場所を作ります。
そして、自分を満たしたその手で、他人に優しくできる、優しさの連鎖が生まれる場所を作ります。


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【oucaの願い】


誰かの不自由さ不便さって
明日の私の不自由さ不便さかもしれない

だから、他人事ではなく
共に考えよう
共に作ろう

あなたの不自由さ不便さ、、、
それは、
身体的不自由さかもしれないし
心の中にあるかもしれない。

それは人それぞれで
可もなく不可もなく
ネガティブなものに見えるけれど
むしろそれは
新しい価値を生み出す原石でしかない。

だから今のままのあなたで良い。

どうか、水を得た魚のように生きて

私が私らしく
あなたがあなたらしく
心地よく
心豊かに


今の自分にもっと優しく
今の自分をもっと愛して
自分を満たして
誰かを愛して

自分に優しく、わがままであることを恐れないで

自分史上最高が『今』でありますように。
他人の目を憚ることなく
我が世の春が続きますように。
謳歌『ouca』出来ますように。。。


とびっきりの愛情と願いを込めて。


ouca
be selfish to myself


私も誰かのマイノリティであり
障害があっても無くても関係ない


自分に優しく他人に優しく、わがままであれ!


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