日記(8/20)

某ボードから年齢を当てる人のshortsを見て、所謂キレキレな空間系エフェクター(Chase Bliss AudioとかMoogとか)を大量に積んでるボードがありました。

アンビエントやってるっていうコメントとともに、40代の女性っていう情報があったので、あれ、なんか昔から好きなアンビエントアーティストでその位の年代と思われる方いたよな、でも名前思い出せないなと思って記憶を頼りにして調べてました(もしかしたらその人かも、みたいな気持ちもありつつ)。その後、Antihoneyさんだということを思い出したんですが、2023年に逝去されたという情報を突然目にして、驚きとともに喪失感に包まれた朝でした。

改めてAntihoneyさんの数少ないインタビューを拝見したところ、共感できるな…っていう点が結構たくさん(おこがましいですが)。自分の活動について積極的な発信はしていない方だったと思うんですが、「ほとんど自分の曲の感想をネット上で見ない」みたいな話をしてるのを見て、これほどたくさんの人から愛されたアーティストの方でもそんなことになるんだな…っていう気持ちになりました(昔のインタビューだったので当時時点の話)。2019〜の活動再開後、ご自身のYouTubeチャンネルを設立された後は、コメント欄で少しは感想が届きやすくなったのだと思いますが、これが無ければ本当に色んな声が本人に届かないままいなくなってしまったんだろうなという部分には、薄ら寒さというか怖さというか、そんなものを感じました。訃報に関しても、おそらくインターネット上では数少ない接点であろうかつてインタビューをされた方からの発信になっており、最後まであまり素性を明かさないかっこいい生き様だと思う反面、こんなにいろんな人に影響与えたであろう偉人が本当に人知れずこの世からいなくなった可能性があることを考えるとちょっと怖くなっちゃいました。
自分の話を少しすると、本当は押し付けがましい届け方とかあんまりしたくないので必要以上の宣伝はしたくない派の人間なんですが、それだとあまりにも何も届かないのがこの世なのである程度折り合いつけて活動してるなとは思います。やっぱり似た者同士は集まるというか、自分の周りもそういう人多いような気はしてるんですけど、みんな自分よりかはもう少し割り切って自分を宣伝できてる人が多い気がしてます。自分自身はどっちつかずで中途半端なスタンスしか取れないけど、せめて活動スタンスに同じ匂いを少しでも感じる人に対しては、積極的に言葉にして感想を伝えていったほうがいいなって改めて思ったのでした。まあ普段からちょっと意識してる部分ではあるのだけれど。
そんなこんなで、Antihoneyさんに思いを馳せた8/20でした。

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