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MPRE(米国全州統一法曹倫理試験)の振り返り

大分日が空いてしまいましたが、2024年11月8日にMPREを受けたのでその振り返りを。
なお、2024年12月4日結果発表があり、8割弱の点数で無事合格していました。

1. MPREとは

MPREとはMultistate Professional Responsibility Examinationの略で米国でBar のAdmissionのために必要となる全州統一の法曹倫理試験です。なお、ウィスコンシン州、コネチカット州、ニュージャージー州など一部例外もあるようです。詳細は下記参照。
<https://www.ncbex.org/exams/mpre>
60問(10問はダミー)の選択式の試験で、試験時間は2時間、150点満点です。なお、単純計算だと1問3点になりますが少し得点調整があるようです。
NY 州の場合85/150点以上で、CA州の場合86/150点以上で合格となります。

2. 勉強法、勉強期間等

各予備校(Barbri, Themis等)がコースを開講しています。Barの対策講座の宣伝もあってか、多くが無料で開講されているようです。テキスト(問題集)も無料で配布されています。
私はBarbriとThemisに登録してみたのですが、それぞれ最初の講義を聞いてみてBarbriの方が気を引くような話し方・内容で面白かったので、Barbriの対策講座を主に用いました。
勉強内容としては①Barbriの講義を聞く、②Barbriのアウトラインを読む、③Barbriの問題演習、④BarbriのMPRE MaximizerとJD AdvisingのA4 1枚のシートで頻出知識の暗記を行う、という感じです。

勉強期間については、手元の記録だと10月19日(約3週間前)にBarbriを始めています。勉強時間は約25-30時間だったと思います。
丁度その時期にロースクールの一部の試験があったこともあり、両立がなかなか大変でした。

3. 雑感

Barbriの模擬問題よりやや易しいという話も聞いていたのですが、迷う問題もそこそこあり模擬問題と同じくらいの難易度という印象を受けました。(素点は分かりませんが)点数も直前の演習時とほぼ同じくらいでした。

ただ問題文はBarbriのものよりやや短いものが多かったのでその点はありがたかったです。演習の際はぎりぎりでしたが本番では時間は少し余りました。

以上です。少しでも後に受ける方々の参考になれば幸いです。

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