【感想】文豪ストレイドッグス本誌2024.10月号
ほげーなんかすごいことになってるなー(脳死)
いつものことだけど想像の斜めを行かれて大変混乱しております。
題名そこにあるんやね!いつもと違って"百拾八話"という表記になっているのも少し気になるけどまあいいや。
次々と描かれる死
全話の国木田に続いて谷崎、賢治くんが神人によって殺された。ここの殺されるシーンを1回目に読んだとき思ったのが、"みんな殺される覚悟が決まりすぎていない?"ということ。もちろんこんな状況だし探偵社に所属している以上、いつ自分が死ぬかなんて分からないから覚悟は決めているんだろうけど、どうしてもこの3人の死は"手段"の死に見えた。
なんとなくだけど自分がこの場面で死ぬのが分かってたような感じ。なんか不思議な感覚を覚えたのは私だけだろうか。燁子さんの時には感じなかったこの気持ち。何か裏があるんだろう?と思わせる死に方。私の考えすぎなのか、
この時点で計4人が神人に殺されたので簡単にまとめてみる。
燁子≫頭を刺されて溶け死ぬ
国木田≫胸辺りを刺されて死ぬ
谷崎≫左目を刺されて死ぬ
賢治≫右手首を切断された後粉々(?)に切られて死ぬ
左目は未来の象徴なので谷崎は未来を潰されたと考えるのが普通なのかな。そう思わせるための描写かな。
右手は武器を持つ手ということで「攻撃・破壊」を意味するそうで、一度攻撃を当てた賢治くんの攻撃手段を奪うということを意味しているのかな。
谷崎兄弟
多くのストクラさんたちが谷崎兄弟は血の繋がった兄弟ではないと考察していたと思う(?)
そしてあっさりと兄弟ではないことが明かされたね。シンプルに考えたら養子なのかな。そしてナオミ自身が本当の家族を知らないということは谷崎家になったのは幼少期なのかそれとも
記憶喪失しているのか。ナオミが異常なほどの愛を持っているのにも意味があるのかも。あと、これまでの傾向的にナオミが家族と離れることになったきっかけに戦争があるような気がする。
あくまで私の妄想に過ぎないですが書いておきたいことだけ書く。
戦争があったのは与謝野先生の過去編から14年前というのが分かる。ナオミは学生なので、17歳だと仮定する。そうすると戦争があった頃は3歳ぐらい。なので実際に有り得そうな話ではある。
ナオミの元ネタとなった痴人の愛では主人公がナオミと出会ったのは15歳なので、二人が出会ったのは最近のことなのかもしれない。
妄想の結論。
◦幼少期(3歳頃)に戦争で両親を亡くす。
⇢ショックや何やらで戦争関連のことを忘却しているor何も知らない(理解していなかった)
◦児童養護施設(孤児院)でしばらく過ごす。
◦15歳頃に谷崎家族(?)の養子となる。
ナオミが何であそこまでの愛を持っているのか正確には分からないけど、孤児院での生活が敦やモンゴメリのようだった場合は自分を救い出してくれたヒーローのような存在でもあったのかもしれない。
自分は血の繋がった兄弟だ!と言い張るのにも理由はあるでしょうし。
もしかしたら谷崎が探偵社に就職したのもナオミの家族を知るためだったりして。
もしそうだったとしたら文スト女子の幼少期あまりにも酷すぎる………。
絶対に幸せになってほしい
女の子組
鏡花ちゃんは敦を助けるためならなんだってする。たとえそれで自分が危険な目に合いそうとも。って感じだけど、しっかり引き止めるモンゴメリは大人だなと感じる。自分に振り向いてほしいけど敦が悲しむほうがもっと嫌だから、という思い。鏡花ちゃんはもっと自分も大切にしてね。
この二人がこの後どういうふうに切り抜けるのか楽しみ。
ドストエフスキーの目的
ラストのドスくん美しくて見惚れてたけどやばいやつなんだった………。
ドスくんの最初からの目的は敦だったのかな?近くにいた探偵社員たちを殺してたのも敦に限りない絶望を与える為だったのか……?
ドスくん自分の計画の邪魔になる人は躊躇いなく殺すけど無差別に殺すでもないんだよね、多分。
うきうきお悩み相談会では太宰の悩みに対して
「職と住居を失わせ、家族を欺いて離縁させれば向こうから貴方に縋り付くでしょう」と答えてるヤツなんでね。地獄の提案をしてきそう。絶望の中にいる人に与えられる希望はより光って見える。
それはそうとして、敦が必要なのは白紙の文学書関連だと思うのだけど謎ばかりだな。
夏目先生を狙っていたけど中々欺けないかったというかうまく躱されてしまった過去がドスくんにはある(探偵社設立秘話)そこから十数年の時を経てターゲットが敦に変わった。
2人に共通するのは異能がネコ科の動物に変化すること、ぐらいだと思っている。
そのネコ科が関係しているのか、または敦の異能を裂く爪が関係していないかなぁとは思っている。
探偵社設立秘話の考察を色々としたいけど時間がないので白紙の文学書については後回し。
来月号でドスくんは何を語るのか楽しみにしてます〜♪
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