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【感想】文豪ストレイドッグス本誌2024.7月号

え、エグい……。何もかもが受け入れられなくて脳がショートした末に笑いが込み上げてきた……。もはや地獄通り越したな…?

扉絵

「耐え忍べ、働け、祈れ、そして絶望がやってくる」

テロリストに仕立て上げられながらも耐え忍び、己の無実を証明しようと働いた探偵社の皆と祈り。その先に待ち受けるのは絶望。全てを嘲笑うように颯爽とやって来る、
ドスくんの表情はいつも通りでやるべきことを順番通りに成しただけというもの。ずっと前から知ってるつもりだけど本当にとんでもねぇ奴だ。

溶ける命

燁子さんの過去。あっさりと語られましたね。燁子さん実は隊長と同い年説唱えてる人がいて、それもいいなぁと思っていたけれど年齢差はやっぱりあったのね。というか12歳て、、文ちゃん除いたら最年少じゃないですか。そして、燁子さんもまた与謝野さんと同じ被害者であった。だが、与謝野さんが乱歩さんに救われたように燁子さんも隊長に救われた。ここにも救済の物語が紡がれていた。燁子さんがあそこまで隊長を慕い想うには理由があるとは思っていたけどこれ程までとは……。
本来、与謝野さんの異能力も燁子さんの異能力も人を救える素晴らしい異能力なのに如何してこんなにも惨い使い方ができてしまうのだろう。生後数ヶ月の女の子を異能で無理矢理成熟させて軍に参加させる?意味が分からない、分からないぞ……。異能力は無いけど実際にもこのような事が世界で起こっているんだろうな、と考えさせられる。

いざドストエフスキーを殺そうと立ち上がったが福地の幻像(?)を見て表れた純粋無垢な表情。思わず見惚れてしまった。と同時に脳天を撃ち抜く雨御前。溶ける命。きっと痛みも苦しみもない死だっただろう。ふと鬼滅の刃の型の一つ、「干天の慈雨」が頭に浮かんできた。

苦しみも痛みもなくこの世で一番慕い想う隊長を目にしながら死ねた燁子さんは、どんな形であろうと一番幸せな死だったのではと思うと隊長を自らの手で殺さねばならなかった燁子さんにとっての最後の救いのような気もする。

個人的にこの燁子さんの死は鬱さを感じない。

お姫様

とんでもない現実を見せておきながら「御髪が汚れますよお姫様?」と発するドストエフスキー頭のネジさようならしてるどころの騒ぎではないな。

ドスくんがブラムに殺されるよう計画した理由は横浜瞬間移動の為だけでなく部下を得る為でもあったのか、。
後、ドスくんの異能力についても少し情報が。
ドスくんになった肉体の"異能の残響"を得ることができる。つまり元の肉体が持つ異能力は消えてしまう。ということでいいのかな。

特異生命体と嘘つき魔人

特異点の話ちょいと難しい。
異能力の特異点を簡単に言うと、"異能力が無限回数永遠に発動され続けてしまうことで起こる現象"

福地と雨御前が融合したことで福地≒雨御前となる。つまり福地≒武器になるから、聖剣の力で操ることで無理矢理福地の異能力を発動させるとすると福地自身が100倍の性能にされる。=福地の異能力が100倍になる。本来福地が持つ異能力が普通に発動されて100倍される。
つまり100×100が永遠に繰り返される。

言葉にして分かりやすくするのは結構難しいけどにらめっこしたらなんとなく理解できた。

そんでその神が従うのは聖剣を刺したドストエフスキーのみ。

ぶっちゃけ神人については大方予想ついてはいたのでめちゃくちゃ驚くってことはないんだけど、最後の頁にはぁぁぁ!?となってしまった。

"36年後の世界大戦は嘘"

これ、、、はぁ?過去最大に意味が分からんて

本当に全てがドストエフスキーの計画通り。
というかそもそも36年後の世界大戦についての予告って雨御前から知ったんじゃないの?どうやってドスくん嘘ついたの???
と、とぼけた顔すんなよ!!!こっちは真剣だぞ!!


いやもうさ、毎月毎月想像を遥か上を越えていく。ホンマに何者?朝霧先生。この人こそ神人だよねもう。来月も楽しみにしてます。新双黒の出番か!?と思ったけど触れたら命が溶けるというやつを相手にするのか……。

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