![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158012752/rectangle_large_type_2_398d5abfb2a4febad326d53ebe45f36c.png?width=1200)
ふりかえり手法の引き出しを増やす意味は、まんねり回避だけじゃないよ
うおおおお!
うおおおお!(昨日こんな話した!) https://t.co/wN18Qp7bLR
— いっしー🐱 (@oturu333) October 11, 2024
スプリントレトロスペクティブでふりかえりの方法を変えるのは良いことってなんとなく聞くけど、長らく「まんねり回避」みたいなものだと思っていた。かくいう私は、同じ(あるいは少ない)手法で振り返りをしても、マンネリしてるなーと思ったことはあまりない。なので、どこか他人事だった。
さらに与太話をすると、「スクラムマスターはファシリテーターじゃない」っていう話も昔は?あったよね。最近、あんまり聞かない気がする。気のせいかな。
その流れで、必ずしもスクラムマスターがファシリテーションをする必要がない。ていうか、スプリントレトロスペクティブも、誰もがファシリをできるようになると良いみたいな雰囲気をやや感じた時代もあった。気がする。すべてがうろ覚えである。
そんな中で、いくおさんのこれを見て、おおおすげーって思いました。とはいえやはりどこか他人事でもあり。
そんなこんなで最近、私自身の最近の仕事について、同僚のアジャイルコーチにお話を聞いてもらった。今のチームの状況と、それに対する自分個人の振り返り。
私「今自分が関わっているチームは、始めましてからスタートして数ヶ月(ぼかし)経った。やっと『どのように仕事を進めるかの認識がそろってきた』という声も聞こえてきて、混乱期をやや超えた感じ。チームは少し忙しくて、何か物事を大きく変えるタイミングではない。」
コーチ「数ヶ月(ぼかし)でその状況だと少し遅いよね。タラレバだけど、何かできることはあったのかな?」
私「うーん、このくらいの時期に混乱期が来て、混乱期を越えるのに少し時間がかかったかも。たしかにありそう。」
(中略)
私「今回はチームができたばかりというのもあるけど、メンバーが気になったことについてスプリントレトロスペクティブで話題に出せていないものがあったんですよね。で、スプリントレトロスペクティブで話せなかったことがくすぶって、後から問題になってしまったり。」
チームではスプリントレトロスペクティブで毎回KPTをしていました。今関わっているチームは、大前提KPTがとても上手です。結構言いづらいだろうなと思うことも話題に出てくるし、チームに向き合ったテーマで会話がちゃんとできてる。
とはいえ、それでも出しづらい話題もあったようだし、「自分はこう思ってるけど他の人はどう思ってるか分からない」という声を聞いたことがあったな。もしかしたらそういうときに、吐き出す系の振り返りをできたら、ちょっと違ったのかも。
コーチ「つまり、チームの状況に合わせて振り返り手法を適切に選べていたら、チームはもっと早く変化に適応できたかもしれないというのが、いっしーさんの学びってこと?」
私「YES」
ファシリテーターをバトンパスしていくという手法
スプリントレトロスペクティブとは離れて、少し前にとあるMTG(ディスカッションする系、週次)で、ファシリテーターを2名交代制でやってみた。
スプリントレトロスペクティブより話が地続きになる難しさはあったのですが、これが非常に難しかった。ファシリテーター同士で事前に「今回はこんな感じで」と打ち合わせをする。そもそもこれがめんどくさい。
そして、物事は思ったとおりに進まない。自分一人でやるんだったらその場で臨機応変に変えちゃうけど、これってここで変えちゃって良いんだっけ!?という迷いが生まれる。そして全然違う方向に帰着したりする。
まなび
ふりかえりの引き出しを増やすことは、まんねり回避だけではなさそうだ。
「スクラムマスターはファシリテーターじゃないよね」はそうなんだけど、スプリントレトロスペクティブでチームの状況を把握して、適切にふりかえり手法を選択できたら良いことがありそうと仮説を立てるとしたら、みんながファシリテートできることがゴールではないよね。いつか試してみよう。