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【完結済】コメントでリレー小説、しませんか。~カチカチ山編~


まえがき

先日、祖父が介護施設から帰ってきた折、僕は彼の食欲が湧くよう、夕食に『アヤト特製!もやしたっぷり! 甘辛スーパー豚キムチ!』をこしらえました。

8月に94歳の誕生日を迎えた祖父。

もう結構よたよたで、ただ歩いているだけでも危なっかしくて目が離せません。

そんな祖父が『アヤト特製! もやしたっぷり! 甘辛スーパー豚キムチ!』を食べて一言。

「わしゃ、そろそろアヤトに料理習おうかなぁ」

いくつになっても、こんなふうに何かをイチから学ぶ姿勢を忘れないでいたいものですね。

無論、危険なので絶対、教えませんが。


#挨拶文を楽しもう

#なんのはなしですか


さて、今回のコメントリレー小説のお題は『カチカチ山』。

あらすじを忘れていたので、調べたところ、結構ひどいお話でした。



そして、今回から新要素。

縛り

を実験的に導入することにしました。


この『縛り』は、第三弾までの作品を何十回と読み返すうちに、ひらめいたもので、創作に関して“手練れ”であるnoterの皆さまに、もっとコメントリレー小説に勤しんでいただくべく、僕ががんばって知恵をしぼったもの。

もっとも、この『縛り』に関しては、毎回変わっていく予定なので、その部分でもお楽しみいただければと思います。


ルール

・テーマは『カチカチ山』。
・最終的に『ウサギがタヌキへの復讐をとげる』という結末を念頭に。
・なるべく直前のコメントにつながるように。
・質問などは、お問い合わせフォームへ。
・短く、何度でも、を推奨いたします。
・長考、長文になると、他の方と重複してしまうおそれがあります。
・文体を統一していただく必要はございません。
・乙川アヤトの『めでたしめでたし』というコメントを受けた方は、ぜひ、物語の締めのコメントをおねがいします。(縛りなし)
・気軽に、自由に、たのしんでください。


縛り


『コメント一度につき、使えるのは二文まで』


(例)Kさん『役場の高橋は転んだ。』←OK
   ↓
Sさん『「うわあ!」走っていた高橋は、勢いあまって膝をすりむいた。』←OK
   ↓
Oさん『膝から流れ出た血が止まらない。そこへ河童がやってきて、高橋の膝に塩を塗りたくる。「痛い痛い!」高橋は叫んだ。』←NG

※ただし、例外的に、締めのコメントにはこの縛りを適用しないものとします。


登場人物

・おじいさん
・おばあさん
・タヌキ
・ウサギ
・オンジ
・ハイジ
・月からやってきたかぐや姫
・執事の高橋

あらすじ

畑仕事をしていたおじいさんは、一匹のタヌキを捕まえる……。

タヌキを追い、全力疾走をするおじいさんは、意外と走れることに気づき、村中の声援をうけてウサギに勝つことを思いつく。

一方のウサギはカメに惨敗したことがあるのを忘れ、休憩所でのんびりし、おじいさんの家の畑でニンジンでも食うかと訪ねていった。しかしそこで目撃したのはアルプスの山でオンジから竹の忍術、五の型を修業によって習得したタヌキが、仲のいいおばあさんを殺めている現場だった。

しかし驚愕したのは、タヌキも同じだった。ウサギの隣にはアルプスにいるはずのハイジが、秘技ムーンライトパワーを伝授し終えたハイジが大の字で横になっていたのだ。邂逅する両者。

そのとき、月からやってきたかぐや姫と執事の高橋がやってきて、「タヌキがころしたのではない」という言葉と、黄金に輝くニンジンの種が入った絹でできた小さな袋を手渡すのだった……。

食欲と葛藤しながらウサギがそれを畑に蒔くと、一晩で畑一面に金のニンジンが。かぐや姫がそれを用いて「ヨケツミケタルカヒ」と3度唱え、高橋が3度ゆするとおばあさんが奇妙な夢の話とともに目を覚ます。

それをきいたタヌキが歌と踊りをはじめると、あわせてニンジン畑の四隅と中央に光る筍がぐんぐん成長する。このとき、かぐや姫と高橋が姿を消したことは皆、不思議に思わなかった。

自分が何故走っていたかを忘れ、息をはずませ到着したおじいさんによれば「この竹は陰謀じゃ、この竹は陰謀じゃ」。しかしその意味するところはおじいさんにもわからない。

竹をみたウサギの提案によりアルプスの山頂を目指す「第1回燃えよ竹馬競争!」が開催されることに。そこでおじいさんが竹馬を作るためにたまたま持っていたノコギリを振るうと、そこからおばあさんの夢にあった5匹の親指サイズの子狸が。

「スターん」と竹を割ったような(そのまんま)合図とともにウサギとタヌキが竹馬をスタートさせる。その一方で、おばあさんが抱きかかえられていた5匹の子ダヌキは見る間に大きくなっていく。

「なんてこったい。これは伝説の・・・」


※あらすじには個人的な解釈が含まれる場合があります。

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