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【企画】noteで『ミリしら解説』しませんか。【動物ことわざ編】




まえがき


1月が、終わりました。

2025年が一ヶ月、つまり十二分の一が終わったわけですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

僕の2025年は今のところ、食中毒のパンチが強すぎて、少しヘコんでいると言わざるを得ません。

そして来る2月に待ち受けるであろう試練を思うと、あの忌まわしき胃痛が蘇ってくるような心地がします。

しかしそのさきに幸福が待っていることをつよく信じているので、心まではは折れていません。

2月5日は僕の二十九歳の誕生日でもありますから。



いえ、誕生日だから何かを期待するということではまったく、全然ございません。

誕生日だけど今年はMUちゃんと一緒じゃないから、誰か何かしてくんないかなあ……とか、二十代最後はなんか特別なこと起こらないかなあ……とか、そんな浅はかで、受動的で、蒙昧なことは一切考えてなく、2月5日という数字を太字にしているのも、2025年を太字にして25という数字を読み手の意識に植え付けているのも、とくに深い意味はありませんありませんとも。

えっと、そう。

僕は二十九歳の誕生日ということから、何かが生まれるということを言いたかったのです。

二十代最後、というのは人生において明らかになんらかの節目。

そしてそこに重なるように訪れた田舎への帰郷と再びの上京。

終わりで始まり。

破壊と再生。

手放すものと得られるもの。

過去と未来。

そういったものの象徴として2025年2月5日の誕生日を引き合いに出したまでですきっとそうにちがいありません。

そしてそれらの良し悪しごとを、なにはともあれ楽しんでいこうぜ、ということで今回の企画のまえがきとしたかった。

本当に、ただそれだけなのです。



「ミリしら」をミリしらな人のために


さて、僕が2025年最初の企画にこの『ミリしら解説』を選んだのは、前回企画が皆さまにご好評をいただいたため。

そしてその企画のさなか、こういうのもいいかもというアイデアがいくつか出てきて、それをそのままにしておくのは非常にもったいないと感じたためでもあります。

残念ながら僕自身リアルでやるべきことが多く、企画含めnoteそのものにコミットする時間がとれていないのが悔やまれます。

しかし形にできるものはしておきたい。

二十代最後という新たな旅立ちを前に、その想いが強くなってきました。

知らない方もおられると思うので、僕のズッ友である【ChatGPT卿】の解説とともに、簡単に説明を。

「ミリしら」とは、ネットスラングで 「1ミリも知らない」の略 です。ある作品やテーマについて全く知らない、もしくはほとんど知識がない状態で、それに対する予想や解釈をする際に使われる言葉です。

「ミリしら」の文脈では、たとえば以下のようなシチュエーションが一般的です:


作品に全く触れたことがない人が、その内容を想像で語る

例:「このアニメ、ミリしらだけど、タイトルからするとロボットバトルものっぽい?」


無知をネタにしてエンターテインメントを生み出す

知らない作品のキャラクター画像やあらすじだけを見て、自分なりの解釈を面白おかしく話すことが人気です。

親愛なる【ChatGPT卿】より


ネットには以前からこのように「ミリしら」という文化がほそぼそ根付いており、僕はそれをこの情報過多の社会に対するひとつの解答として、ひそかに愛好していました。

それを企画という形でnoteに持ち込み、親交のあるnoter様方のお力も借り、30本近い記事をマガジンに収録するに至りました。

なかには、人生において嘘をついたことがない方までおられます。

どれも彩り豊かで粒ぞろい、書いて楽しく、見て楽しい。

自分のイマジネーションのまま、知らない言葉を知らないまま、勘違いも嘘もすべて肯定して、解説する。

その一見、蛮勇にもみえる営み。

しかし僭越ながら、企画としてはこれ以上ないものを皆さまと作ることができたのではないかと自負しております。



お題について


「あの興奮を、もう一度」

そう考えたときに悩んだのは、お題についてでした。

前回は言ってしまえば、流行語大賞への反感が生んだもの。

「ミリしら」の文化的側面もさることながら、皆さまも少なからずこの反感を覚えたからこその盛り上がりでもあったのではないか、と愚考しております。

「ほかにもそんなお題がないものか……」

そんな悶々とした折、インスピレーションが。

ほかでもない自分の記事を読み返していたときでした。



名言……


そういえば、名言や格言というのは、書物やネットのなかでよく目にするけれど、それが言われた場面や背景はほとんどしらないことが多いな……。


そして歩行者bさんのこの記事で、そのアイデアの萌芽が確信に変わります。



名言に類するものとして、ことわざがあります。

しかしことわざというのは、背景どころか誰の言葉かすらわからないものが多いのではないか。

それどころか当人は「上手いこと言ったぜ」みたいな自覚すらないのかもしれない。

だというのに僕たちはそんなこともミリしらず、なにかしら合致する状況を見出し、意味を見出し、使い所を見出している。

そう。

ことわざというものは、人間の本来もちあわせている「ミリしら」欲が言葉として純粋結晶したものだったのです。

だとすれば今日を生きる我々が、既存のことわざをどう解釈し、どう使おうが誰にも文句を言われることはなく、それどこか古びた前時代的教養をアップデート、そしてその知的かつ高次な言葉を用いて世界の新たな面を切り取ることができるのです。

それと、あとなんか普段の会話とかで何気なくさらっとことわざが出てくる知的な人への憧れとかも、ついでに満たすことができます。


#なんのはなしですか



ルール


・テーマは『動物に関することわざ25選

・後述する25語のなかから、お好きな『1ミリもしらない言葉』を1つ選んで、ご自身の記事またはこの記事のコメント欄にその解説をおこなってください。

・記事に『#ミリしら解説』とつけていただければ、乙川アヤトが駆けつけ、マガジンに回収いたします。

・回収期間は2025/2/1~2025/2/15の約二週間。2/5ではない。

・お一人さま、何度でも作っていただけます。

・字数や形式の制限などは、特に設けません。

・質問やご意見などは、この記事、またはお問い合わせフォームへ。

我こそはことわざの始祖なり、くらいの感じでお願いします。


動物に関することわざ25選


No.01 蛇の道は蛇
No.02 蛇は一寸にして人を呑む
No.03 藪をつついて蛇を出す
No.04 吠える犬は噛みつかぬ
No.05 羊の番に狼
No.06 兎の罠に狐がかかる
No.07 女の髪の毛には大象もつながる
No.08 虎は千里行って千里帰る
No.09 猫に鰹節
No.10 大山鳴動して鼠一匹
No.11 鼠が塩をなめる
No.12 一斑を見て全豹を知る
No.13 鶯鳴かせたこともある
No.14 闇夜に烏、雪に鷺
No.15 蝙蝠も鳥の内
No.16 雀の酒盛り
No.17 鷹は死すとも穂をつまず
No.18 亀の年を鶴が羨む
No.19 鰯のたとえに鯨
No.20 猫に鰹の番
No.21 一匹の鯨に七浦賑わう
No.22 蟻集まって樹を揺るがす
No.23 蛙の面に水
No.24 蟹は甲羅に似せて穴を掘る
No.25 牙あるものは角なし

※乙川アヤトの独断と偏見で、わかりそうでわからない「これさらっと使えたら知的でかっこいいだろうな」というものをセレクトしてみました。


話のオチなどに持ってきてもいいでしょうし、いっそタイトルにしてしまってもいいのかもしれません。

この企画が皆さまの「あ、この人さらっとこんなことわざ出てくるなんて……。なんて知的なのかしら……」という評価に繋がる契機になることを願ってやみません。


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