異次元フェスをきっかけに蓮ノ空のこと好き好きクラブに足を踏み入れたアイマスPがラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 2nd Live Tour 〜Blooming with ○○○〜神戸公演に参加してきた話
2023年冬、異次元フェス開催のさらにその前まで遡り。
アニサマやバンナムフェスで目にすることはあり、アニメ地上波は全シリーズ見ていたりラブライバーの友人がいつつ、それでも普段触れているアイドルマスターの世界とはどこか隔たりを感じていたラブライブ!の世界。
これを期に知らない曲もしっかり勉強してライブに臨ませて頂くか~みたいなことを思って色々調べて作ったセットリストを作業用BGMにしていたところ、めちゃくちゃ耳に残る歌声に思わず手を止めてしまったのが全ての始まりだった。
「スリーズブーケ…?」
まるで最初から世界にそういう音が存在したかのような綺麗なハモリに一発で耳を奪われてしまった。
結果、異次元フェスが終わる頃にはスリーズブーケいいよねをうわ言のように繰り返す怪物が誕生してしまった。
異次元フェス1日目の打ち上げワイ「スリーズブーケいいよね…」「Holiday∞Holidayいいよね…」
異次元フェス2日目の打ち上げワイ「スリーズブーケいいよね…」「眩耀夜行いいよね…」
今カメラロール確認したら異次元フェスの翌日にはもうリンクラをインストールした画像が保存されてた、早すぎる。もうすっかり蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんを名乗りかねない構えを取っている。
せっかくだから次のライブにもお邪魔しようかな~と思って確認してみると目に飛び込んできたのは2nd Liveの告知記事。
「おっ、ライブあるんや~ん!いつやるんやろ~………」
どうして『神戸だけ』なのよォ~~~~~~ッッッ!!!
同じこと考えてるアイマスPも少なからずいるだろうし競争率上がりそうだなぁやだなぁなんて思いながらまずはリンクラの方でシナリオを進めていって、最高のコンディションでラブライブ!予選を見届けることができた。
With MEETSは全部追えてませんが…あれも重要なコンテンツだってのはわかってるんですけどね…
やることが…やることが多い…!
それにしても蓮ノ空の子達、始める前に思ったものより感情が重い…みんな抱えてる矢印がしっかりデカい…
個人的にそういうお互いがお互いに只事じゃない矢印向け合ってる関係性が好物なので蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ、たまりませんね。
どのユニットも二人の関係性とか、他ユニットとの交錯により彩られる物語を見てるとこう、心が潤う……部室に漂う埃になって彼女たちの行く末を見届けたい…
埃が潤ったら床に落ちて掃き出されるだけなのだけれど。
最初が曲から入ったから浮かれポンチカップルだと思ってたスリーズブーケが出会いから順調に仲を深めてラブライブ本戦敗退あたりでめちゃくちゃ濃密なラブストーリーを始めててたまげてしまった。
っぱスリーズブーケなんだよな~~~~
尚この後「はぁ~~~~???スリーズブーケはこずかほ以外ありえないんだが~~~~~??」などとほざいたと思ったら速攻で「百生吟子はスリーズブーケに新たな可能性の風を呼ぶ女」とか言い始める模様。
104期生については諸々のちほど。そういやバイアスがかかってるだけかも知れないけどアイマスの現場で蓮ノ空追い始めたプロデューサーと話したら結構な割合でスリーズブーケに落ちてる印象がありますね。
まぁそんな感じでしっかりハマってしまって、日帰りで通える距離でもあるしどっちかの日程でもいいから神戸公演には行きたいってことで以心電信買いに行ったんですね。ゲーマーズさんに。
店員さん「何枚ご希望ですか?」
ワイ(何枚ご希望ですか????????)
お店側も複数枚購入前提なんですね。コワ~…
この時点でなんかちょっと嫌な予感がしつつもまぁ最初からダメ元くらいの気持ちだったのでとりあえず一枚買いました。
そのあと結局思い直して買い足したけど。
イベントに行くためにCDシリアルを積む、嫌な記憶が蘇るアイマスPも今や少なくなったと聞きますね。
アイマス界隈は最近はアソビストアプレミアムなんてものが出来てCD積まなくても最速先行に同条件で参加出来るようになりましたし。
精神的な負担とCD積む枚数考えたら全然こっちの年会費が安上がりだしこの仕組み十分ありだなと今回思い直すなどしました。このシステムもっといろんなところで導入して欲しい。いうてプレミアム会員でも最近のアイマスは会場のキャパ次第で普通に落ちるとかあったんですけどねワハハ!ワハハとちゃうわ。
そんなこともありながらも無事日曜のチケットを確保しました。
多分めちゃくちゃ運が良かった。さすがに両日狙おうなんてのは欲張りだと思ったので土曜は物販並ぶに留めて日曜に備えて体力温存に努めたんですが案の定アイマスPのフォロワーも何人か観測しましたね。ユニット甲子園とか行ってるのも見かけたし異次元フェス効果すごいな…
当日ワイ「えっ、昨日ホリホリやった????????(愕然)」
まっさらな気持ちで楽しむために極力情報を仕入れずに当日会場まで来たらFFのPから伝えられた衝撃の事実。暗雲が立ち込めるのは現実の空模様だけにしてくれ。
ライブ前になんか新鮮だなって思ったのは開場時間近くになっても会場周りにたむろしてる人がそこまで多くなかったこと。
天気のこと抜きにしても少なく感じたんだけどそりゃ皆さん普通に観光したり美味しいもの食べに行ったりしてますよね。
アイマスPも大半は普通に観光したりうまいもの食ってるんですけど会場周辺で名刺交換に勤しむという奇習()もあるので…
アイマスと同じようでやっぱり違う現場。感じたのはパフォーマンスとのアプローチの違い。
面倒そうな話だなと思ったら次の太字まで飛ばしてください。
この辺り経験からくる感覚的なもので適切な言語化が出来ないなと異次元フェスのあたりまでは感じてたんだけど、今回は「あぁ、この感覚あの現場と根っこが近いな」みたいなしっくり来る手がかりが掴めて、すんなり場に感覚を合わせることが出来たんじゃないかなと思ったけど「いやここでも打つのかよやっぱ無理だわ!!!!!」って速攻で歌に合わせるのを諦めた自分を思い出しました。
まだちょっと難しいけど頑張って言語化しますね。
個人的なP感としてはいくつかのアプローチ手段があると思っていて、
プロデューサー、ファンとしてアイドルと向き合う縦軸の目線
同僚P、他アイドル担当Pを通じて共感を得る横軸の目線
あるいはそれらが作用しあって生まれる俯瞰の視点
アイドルからプロデューサー、または可逆的な双方向性の信頼関係
これらに加えてゲーム内のアイドルが現実に存在するかのような存在感やパフォーマンス、普段から触れているシナリオの文脈を想起させる演出、もっと単純にキャストその人への応援や音楽そのものをターゲットに楽しむことが価値観としてマージナル状やモザイク状に分布しているものをPそれぞれが持っていて、それぞれが並列的に存在するプロデューサーであるというある種の寛容さを担保に場を共有しているんじゃないかというのが個人的なアイマス界隈の認識。
一方でラブライブ!の現場で感じたのは
「アイマスPが持っているものをもっていないのではなく代替となる視点とコミュニケーションを持っている」こと。
そんなもん当たり前じゃねーかと思ってみればそうなんだけど、実感として認識出来るのと出来ないのとではやっぱ違うなと。以下にその所感を記載。
スクールアイドルに向かう縦軸の目線は当然持っている
同僚Pがいなくても同じ場で同じ楽しみ方を共有することは当然出来る
それをうけて、会場全体が楽しむための一種の秩序めいたものを形成している
アイドルと観客のコミュニケーションもかなり濃密に存在する
みんなで声出しはするし拍は打つし、むしろその部分の熱量においてはめちゃめちゃに圧倒されてしまった。
ただここの部分でアイマスPとして持ってる楽しみ方と折り合いをつけるのに数曲を要してしまった気がするな…
というかみらくらが出てきたときにようやくその感覚を掴めたし、「このままついていくのは無理」と悟ったのもそのみらくらパートだった。
あとこれは感想に先だって話すけどトロッコで会場行き来してるときのキャストさんのファンサエグいっすね。あんなん飛んできたらみんなたまらんでしょ。
トロッコといえばもう一つ、自分のいるサイドに来てるアイドルのパーソナルカラーにブレードの色をみんなで合わせて振ってるのもアイマスより徹底してるなぁ~って感動してしまった。
アイマスはアイドル個人の色で固定のペンライトを人数分売る方針の関係で持ってるライトの色が固定されやすい事情もあるとは思うけど。先述の寛容さめいた部分もあるかも知れないし、単純に色が散らばってたらそれはそれで綺麗かもしれないけれども。
そんな感じで全然アウェーだと思ってたし実際アイマスの現場で直面したらビックリするようなこともあったけど、個人的にはむしろ理解できる範囲内のカルチャーショックどまりだったのはいい意味で驚きだった。
それじゃあ感想戦始めていきます。ここからは俺達の時間だぜ
序盤「このライブ勉強した曲ばっか出てきてめっちゃたすかる」
初手On your mark、めちゃくちゃ良いですよね。タイトル的にもスタートを切るのにこれ以上のものはないと思う。異次元フェス二日目のユニット単独の初まりがこれだったのもすごい良かった。
まだ一周年のライブなんで一年の歩みを振り返りながら進行する、今更ながらわかりやすく手堅い構成ですよね。
でもノンフィクションヒーローショーの爆発はでかすぎると思う、あんなん最前列で聞いてたら心臓止まってた可能性ある。
ていうか野中ここなさん全身にバネとかモーター仕込まれてません?くらいエグい躍動感してたな…実はあの人あだ名がフィジカルクイーンですとかダンシングサイボーグですとかって言われても信じると思う。
それでまた佐々木琴子さんの佇まいが自若かつ流麗といった風情なのが対照的で映えるんですね。もっと二人揃ってバッキバキに激しいダンスするのかと思ったら味付けが違う感じで解像度が上がった気がする。異次元ではここまでしっかり見れてなかった。
活動記録とFes×LIVEを活用した演出、オタクはそういうのに弱い。
ちょうどこのあたりでいろんな供給をリアタイで追えるようになった曲でもあるのでツバサ・ラ・リベルテ、いいよね…を言えるオタクになれてよかったです。当日は雨も降ってたのでなおさら感じ入るものがね。
まぁスリーズブーケを見たところで「やっぱこのふたり浮かれポンチだわ!!!!」と思い直す羽目になるんですが…
フォーチュンムービーの間奏のところ、「ほら、目の前に」「梢センパイ…!」が沸きどころかと思ったらそのあとエグい展開が飛んできた。今のスリーズブーケにはこれが許されるんですね。
花宮さんがスリーズブーケとして出てきた時本当に楽しそうに歌ってるんですけどこの人っていつもこうなんですか???あまりにも滲み出る乙宗梢すぎる。
ココン東西をきいた時「あっ異次元で聞けずじまいだった曲だ…」と思い出した。
その瞬間まで異次元の予習中にココン東西聞きてぇ~!って言ってた記憶がずっと抜け落ちてたのはスリーズブーケのせいです。
みらくらのお二人、なんか月音さんはめぐ先輩のキュートさを完全に表現してて管さんはその奥にるりちゃんっていう楽しさを伝える一方で凄まじく気のきく良い子だなと思うんだけどそのキャラクター性を感じる表現をされてるのがすごくて二人揃ってマジでみらくらじゃん…になってた。
みらくらの最初の挨拶の時月音さんに釘刺したと思ったら挟まれる花宮さんで不覚にも爆笑してしまった。このコンテンツ、スキンシップが過剰すぎる…!
Link to the FUTURE、Fes×LIVEの演出と合わせてくるの卑怯でしょ~~~!!とニコニコになってしまった。活動記録とFes×LIVEを活用した演出、オタクはそういうのに弱い(2回目)
そこからのエモを織り交ぜて抱きしめる花びらLegatoで〆る流れ、本編で文脈がしっかりしてるからこそ映えるブロックでしたね。Runwayだったかな、同じ画角に二人を収めるカメラワークで映してたの。あれいいですよね、目線を感じる構図。
あと素顔のピクセルも聞けてよかった…
聞きたかった曲のひとつなのでイントロの1フレーズ目が聞こえた瞬間爆上がりしてしまった。あそこだけは一日ずっと後ろからの目線で会場を眺めてた自分も会場の興奮にシンクロした瞬間だった自信がある。
先輩後輩の繋がりを感じる流れといえばこのブロックを振り返るにあたって思いを馳せずにはいられない沙知先輩。スタンド後方でライブを見届ける沙知先輩を想像してしまった。しかし沙知先輩の卒業ですらアレだったのに102期の3人が卒業するときにはどうなってしまうんだろ…
そんなことになったらおれはつらい、耐えられない。逝ってくれ杏寿郎、若く美しいまま。
「えっ、アンコールっていきなり出てきて歌うんですか??????」
アイマスPは本編終了からお知らせを挟んでアンコールに入る流れが染み付いているので焦ってブレード落としそうになった。
バッチバチに決まった花宮さんの「DEEPNESS」にゥオッホwって声を出してしまって無限に気持ち悪い自分がいるなと思いました。俺はそもそもスリーズブーケいいよねを繰り返す怪物だったことを再認識しなければならない。
104期生を加えた蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの魅力
どのユニットもこの二人に足すならこの子、みたいな完成度が高いキャラクターで納得しかなかった。百生吟子さんは二人の先輩それぞれとの関係性が絶妙なバランスで成立しているし、徒町小鈴さんは先輩二人とは性質の異なる推進力を秘めているし、安養寺姫芽さんはみらくらの輪の広がりをより強くする存在であるように感じる。
Reflection in the mirror、曲調としては103期版のが好みかな~なんて思ってたけどシナリオを踏まえてライブでのパフォーマンスを見たら全然好きだった。3人が法則性は同じなのにバラバラな動きだったり、一方で曲として一つのまとまりを感じるの、鏡合わせから万華鏡になったみたいだな~なんて思ってしまった。
あと最後の挨拶、「スリーズブーケの百生吟子として~」みたいなこと言ってる後ろでニッコニコになってる楡井さんめっちゃ花帆先輩だった
徒町「決めるのは、自分だ!!!」ワイ「かちまち~~~~~~!!!!!(嗚咽)」
Sparkly Spot(104期)、フラメンコ調になって雰囲気変わってより熱を帯びた味わいになったところに加えて二人と一緒に歌う徒町に「ウオ~~~~頑張れ~~~~!」の感情がとめどなく溢れてくるし前に踏み出して決めるのは自分だ!したときの感動がなんかすごい曲。徒町は俺が思うまでもなく頑張ってるに決まってるだろ。
アイデンティティ、かかるまでやってなかったことに気付いてなかったし104期版こないだ聞いたばっかだしここでやるのなんてわかりきったことじゃん、と思ったけどみらくらに関してはなぜか記憶が抜け落ちがち。強い情動を覚えた時に人は記憶能力を欠如するというから多分それ。めちゃくちゃ楽しいんだけどその合間合間で来栖さんのなんかゆるっとした感じの声めっちゃ心地良いな…になってしまうので脳がバグるところだった。
365Days、歌割りとフォーメーションがしっかり練り込まれているし、365Daysって書いてeverydayと読ませるところまで含めて全てが印象的な曲だった。周年曲ってその1年の足跡を感じる曲だと思うんですけど途中から入った自分にもメロディやリリックがすごい響いたんでサービス開始から付き合ってきた人にとってはすごい刺さってるんだろうなぁとしみじみ。これからもいいところで歌ってみんなの情緒ボコボコにしてあげて欲しい。
ワイは最後の「あんやとう」からの「ありがとう(関西風)」で情緒ボコボコにされてしまったよ…
終演後ワイ「4時間くらいライブやってたってマジ?」
体感時間が実際より短く感じたし参加してみた感想としてとても楽しかったです。
リンクラという軸があってそれを活かす形で演出してる分純粋なパフォーマンス+αで楽しさが増すファクターがあったのも良かった印象だったかも。
曲が良かったのもキャストさんのパフォーマンスが良かったのも勿論だし現場が好きになる、コンテンツが好きになる理由も分かる気がする。
そういう意味では性質は違えどアイマスと変わらないものもあるかもしれませんね。
ただ1ユニット毎の持ち曲に対して披露した数と尺がもっと欲しいなって思ってしまったのでそのうちユニット単独ライブみたいのもやってくれるととても嬉しいです。
スタンドGからみてるワイ「遠くて顔よく見えんし髪型でも意外と分からん…くそっ、ソックスの長さとタイツで見分けるしかねぇ!」→途中からドレス風共通衣装に変更「終わりだ…」
見分け方がなんぼなんでもアホすぎると思った。ユニット衣装ならともかく共通衣装のときでも身長とか佇まいである程度見分けられるようになりたい。というより次回来るまでにはキャストの皆さんをあだ名で呼べるくらい思い入れを強く出来たら良いなって思ってます。3rdツアー…地元開催頼む…
―――ところで眩耀夜行はどこに?