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職場の人間関係は境界線が必要|お局とは距離感をおいて仲良くなる必要なし
職場の人とは仲良くなるのをやめましょう
アドラー心理学でも指摘しているように、人間関係は私たちの悩みの大部分を占めています。
特に職場の人間関係の悩みが多いです。
職場には毎日通わなければならず、多様な人々が集まっています。
もちろん、相性の合う人もいれば合わない人もいますが、仕事上の関わりは避けられず、結果的にストレスが溜まることが多いのです。
ここで重要なのは、
「職場の中で無理に仲良くしない」
「友達を作らない」
という意識です。
職場で気の合う人と仲良くなること自体は問題ありませんが、多くの人がそれを得意とせず、無理に仲良くしようとすることで逆に苦しくなってしまうのです。
この傾向は、小学校や中学校の頃から形成されているのかもしれません。
学校では「みんな仲良くしましょう」と求められますが、価値観が異なる人たちと強制的に仲良くしなければならない環境は不自然です。
この感覚を引きずったまま職場に入ると、同じように「職場の人とも仲良くしなければならない」と考えてしまうのです。
しかし、職場は友達を作る場所ではありません。
業務が円滑に進められれば、それ以上の関係を築く必要はないのです。
業務がこなせていれば十分であり、人間関係をドライにすることが大切です。
この考え方は「境界線(バウンダリー)を作る」ということに繋がります。しかし、これは簡単なことではありません。
職場の人間関係の悩みには、親子関係や過去の経験、トラウマなどが影響していることもあります。
また、上司や同僚に自分の過去の経験を投影してしまうこともあります。
そのため、人間関係を整理するには、自己理解が必要です。
まずは、
「業務をこなせていればそれで良い」という考え方を持つだけでも、心が楽になるはずです。
これにより、相手の態度に傷ついたり、過剰に期待したりすることを防ぐことができます。
もし、
「なぜ職場のお局とうまくいかないのか」
「上司が嫌いで仕方ない」
「職場でいつも悩んでしまう」
と感じるなら、まずは、職場の人と無理に仲良くしようとしようとせず、境界線をしっかり作ることです。
これを意識するだけで、気持ちが楽になる方が多いはずです。
ぜひ試してみてください。