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壁紙クロスを何度か張り替えた下地はパテ処理が必要?
壁紙クロスを自分で貼替した時、古い壁紙を剥がしたら何だか壁の色がところどころ違う。。
これってパテ処理が必要なの?それともそのまま貼って良いの?
とご相談を受けましたのでシェア致します。
パテ処理が必要な状態と下地の仕組み
まず、壁紙を剥がしてそのまま白い紙の面が綺麗に出て来ればパテの必要はありません。
では、どんな時にパテ補修処理が必要なのか?
その説明の前に下地についてのご説明から。
壁紙の下地の仕組みは順番に、
一番下から石膏ボード
↓
ボードの表面の黄色い紙
↓
クロスの裏紙
↓
クロス表面となります。
※一般的な下地です、この他にもコンクリート面、木の下地等があります。
そして、
クロスを貼り付ける下地の種類、糊の種類、下地処理に使うパテの種類、クロスの材料の種類、年数によって剥がれ方が違います。
壁紙クロスを剥がす際、裏紙を残して簡単に剥がれる時もありますが、
剥がれない時はボードの紙も一緒に剥がれたり、剥がれなかったりして段差になります。
そうなった場合にパテで段差を埋めていきます。
段差がひどい場合には下パテ(目が荒いパテ)で穴を埋め、仕上げのパテで平滑(へいかつ)にします。
クロスを何度も張り替えていると・・・
ここで一つ注意点。
壁紙クロス張り替えを何度もしていると、
クロスの裏紙が層になって行くのでクロスを貼ると裏紙が浮きやすくなります。(特にパテ処理の上の裏紙)
以上の事から、クロスの張り替えで下地が気になる方は、薄いクロスの貼り替えはお勧めできません。
下地が気になるのであれば、厚い材料を選ぶか、柄物のクロスを貼れば目立たなくなりますよ。
最後までありがとうございました!
何か気になる点があればお気軽にコメントください。
監修:歴20年元壁紙クロス職人 山ちゃん@おっちゃんずQOL研究所