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小田原文化財団 江の浦測候所へ

小田原の根府川にある小田原文化財団 江の浦測候所(えのうらそっこうじょ)へ行ってきました。

現代美術家の杉本博司さんが設立。広い庭に多くの石、そして約100mの長い直方体の建物(夏至光遥拝100メートルギャラリー)で構成されています。デザイナーの原研哉さんが運営をされている低空飛行サイトからこの場所を知り、出かけに行きました。

江の浦測候所は、大胆な加工が施された日本各地から集められた数々の石の美に圧倒される。何者にも妨げられない一面の海景色に深く呼吸をしてしまう。そんな場所でした。

わたしは陽の光で肌がひりひりと痛い、そんな真夏にはじめてここを訪れました。それでも2時間も外で歩き回ってしまうほど、心踊る空間でした。憎いほど暑いけどそれを上回る圧倒的に強い美に足が止まりません。

1番感動したのは、地球上の海はすべてつながっていると気付かされた時です。

夏至光遥拝100メートルギャラリー内で、杉本博司さんの写真作品「海景」を鑑賞していました。「海景」は杉本さんが世界各地で撮影された海岸線の写真の連作でした。そして、ガラス張りの建物からは、外の小田原の海岸線も見ることができました。

杉本さんの写真作品「海景」内の海岸線と実際の小田原の海岸線とが同じ高さになるよう設計されていました。現実世界と杉本さんの作品の線がつながっていました。

地球上の海はすべてつながっている。

水という大きな物体が海である。

今見ている海岸の線は、
すべての地球の影響を受けている。

海岸線は静かで流動的な線である。

地球を感じることのできるとても素敵な場所でした、

2023/8/11 日記
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小田原文化財団 江の浦測候所
◎事前予約制
◎根府川駅から無料送迎バス
Instagram @enoura_observatory


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