9月12日(2004年)紙風船
中津江村の村長さんが挨拶をしていた前年のこと。
劣悪なピッチと独特の蒸し暑さ。そんな条件下でもJ1の先輩クラブの意地は十分見せることができた。
ホーバークラフトに乗りたい気持ちを抑えて、この年も空港からレンタカー、当時、日出から先は一般道。アクセスの悪さはJクラブワーストかも知れない。スタジアムからほど遠い駐車場からは今はなくなってしまったシャトルバス。山形もそうだったが、地方クラブのおもてなしは素直に嬉しくて、会場の外で太鼓を叩いてもなんの問題にもならなかっただろう。
大分に勝てなくなったのは西村主審の「して」からのこと。J2時代の堅守速攻は健在だったが、この年も確実に勝ち点3を得た。
試合後は駐車場まで徒歩移動、終了直後にも関わらず出口に車が殺到。慣れないレンタカーで回り道をして大分駅の栄えていない側のホテルにチェックイン。そこから歩いて大分駅方面へ。この年からしばらくお世話になる居酒屋を見つけた。ソフトドリンクより焼酎の方が安い、箱が大きく10名単位でも入れて遅くまで営業している「紙風船」。まさかここで上げる祝杯がこの日が最後になろうとは思ってもみなかった。
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