7月30日(2011年)全員で掴み取った勝利
なかなか成績が上がらないシーズン。
ペトロじゃ厳しいのかな、クラブはレジェンドを支えることはできているのかな。
ギドからオジェック、ゲルトと戦ってきた中で、何度目かのリセットボタンを押した浦和。それでも「これで良いのかも知れない」という気持ちになりつつもあった。
等々力の立見席は風通しが悪く、夏の試合はとても蒸し暑い。
対人バトルのえげつなさと中盤のパスワーク、前線にはジュニーニョと小林悠。川崎とはどういうクラブでどういうサッカーをするのか。浦和とは違ってあっという間に確立されていた。
遠くのゴールネットが揺れる、先制点は浦和。
ラッキー!ボーイズマッチの勢いを持ち込んだ(と思っていた)。
ところがやはり川崎は強い。
案の定、翻弄されている。
勝てる気がしないと思わせるほどシュートを浴びた。
勝つために、勝たせるために必死だった。
試合終了、川崎0-1浦和。
仲間たちと握手を交わす。もう、声は出ない。
全員で掴んだ勝利、
全員でもぎ取った勝ち点3。
「良く守った、よくやった」
形なんてどうだっていい。
みんなで必死になって掴んだ勝利。
武蔵小杉で祝杯を上げ、湘南新宿ラインの終電を逃し、品川周りで帰宅。
疲れがどっと押し寄せてきた。