推しの思い出の曲と、私の思い出の曲① 2025.01.17
〜2021年に解散した韓国のアイドルグループの推しの思い出を綴るnote〜
前回のnoteから少し間が空いてしまった。
ある出来事で、私の心は揺れていた。
それは、推しが某配信アプリのアカウントを作ったからだった。
以前にも書いたが、私は推しに投げ銭配信をして欲しくない。
推しがアイドルに戻ることはないであろうことは、理解している。
だから、たまにインスタやファンカフェ(推しの元グループの公式サイト)に推しが歌っている動画やダンスを踊る動画を投稿してくれることがささやかな楽しみだった。
去年の中頃あたりから、推しのグループの元メンバーや、推しと仲の良い友達が次々と投げ銭配信を始めた。
推しもそのうち始めたら嫌だな、、、と、インスタの通知が来るたびに身構えた。
配信を始めれば、たぶんその配信の中で投げ銭を貰うために歌を歌ったり、ダンスをしたり、視聴者のリクエストに応えてくれるだろう。
だけど私は、そういう姿を見たくなかった。
たとえ小さくても、観客が少なくても、ステージの上で歌う推しを見たいのだ。
だから、推しがひっそりとTikTokのアカウントを作ったことが私にはショックだった。
なぜ告知していないのに、推しがアカウントを作ったことを知ったのかというと、新大久保ヲタク時代の友人がLINEで教えてくれたからだった。
元メンバーのアカウントと相互フォローしていることから、本人のアカウントであることはほぼ間違いない。
きっと投げ銭配信を近いうちに始めるのだろう、と思った。
私は知らないフリをしていようと決めて、推しのアカウントはフォローしていない。
それから2ヶ月以上過ぎた。
投げ銭配信を始める時はインスタで告知するはずだが、アカウントを作ったことすらいまだに告知は無かった。
推しの性格からして、始めようとしたものの面倒くさくなったのかもしれない。
推しは、致命的に投げ銭配信に向くタイプではない。
投げ銭配信でそれなりに稼ぐには、マメな性分じゃないと難しいと思う。
毎日同じ時間に開始するとか、視聴者が喜ぶ企画を考えるとか、時には歯の浮くような言葉も必要だ。
それにタチの悪い視聴者もいるから、嫌な思いもたくさんするだろう。
推しは、それを上手くいなせるタイプではない。途端に怒りの感情が顔に出てしまうと思う。
そんな推しだが、アイドル時代は公式の配信アプリでよく生配信をしていた。
絵を描いたり、工作をしたり、自分の好きなことを黙々と生配信していた。
ファン達は推しに自分のコメントを拾ってほしくて、何度も何度も同じコメントを送り続けたりファンサービスを求めたが、推しは絵を描くのに夢中でファンが望むような生配信では無かった。
投げ銭配信を始めるなら、そんな内容では稼げるはずがない。推しが視聴者のご機嫌をとったり、媚びるような姿を見たくなかった。
このまま投げ銭配信は始めないで、と私は心の中で願っている。
そんな中、つい先日、推しが久しぶりにインスタの投稿をした。
インスタの通知を見て私は身構えた。投げ銭配信の告知だったら嫌だな、、、と。
すぐにはインスタを開かず、少し時間をあけて心の準備をした。
後で、、夕飯の後にチェックしよう。
そう思ったもののやっぱり気になって、夕飯の支度の途中でインスタを開いた。
推しの投稿が1番上に表示されていて、その画面を見て私は一瞬息が止まった。
そこには推しがマイクを持って歌う動画が投稿され、その画面には曲のタイトルが大きく書かれていた。
달빛 천사
LOVE Chronicle
そして、投稿のキャプションに書かれていた言葉を翻訳機にかけると「思い出にふけってしまおう」と訳された。
カラオケボックスで1人で歌っている動画。
この曲は、私にとって推しとの思い出がたくさん詰まった曲だった。
推しにとっては、ただ単に昔から好きだった曲を歌ってみただけの動画かもしれない。
1人でカラオケボックスに来て、たまたま懐かしい曲を歌ったというだけの日常の一コマ。
だけど私には大切な思い出の曲だった。
この曲のエピソードは、いくつか過去のnoteでも書いたけれど、改めてまた少し書いてみようと思う。
幸せな過去を思い出して、、、、
つづく。