あざらしさん
大好きなあざらしさんの作者、グレーさんが亡くなられた。
私がグレーさんを、あじらしさんを知ったのは大学の友人が使っていたスタンプからだった。シュールでなおかつ強めの言葉でも柔らかく聞こえるなぞのおじさんのようなその魔獣にまんまとはまり、その時でていた最新のスタンプを購入した。
妹に布教し、誕生日にはあざらしさんグッズを購入し送りつけ、最新スタンプは購入し、きせかえも、絵文字もみては即購入していた。
発売直後に購入し、妹にスタンプ爆撃をした。
「早いわ」と妹に言われ彼女も直後に買いスタンプ連投‥これは我が家恒例の儀式だった。
最後にあざらしさんグッズを買ったのは、サイン入り複製原画だ。ここまでになると、Twitterでグレーさんがなんとなく体調が悪かったりしなかったりということを察していた。少しでも彼女にお金をおとして少しでもいい病院にいい環境にという気持ちだった。ここまでくると執念である。妹の文含めて二枚買った。まじでイラスト違うじゃん!と喜んだのが懐かしい。
そして今年の7月。
そういえば今月の待受きてないな。お忙しいのかな。と、ふと胸によぎるいやな予感を知らないふりをしていた。
Twitterでのご家族からのお知らせをみたときはしばらく放心していた。そして、やっぱり泣いた。
私にとってあざらしさんは寂しさを言葉にして代わりに話してくれる存在だった。
ここにいるで、と。大丈夫やで、と。
グレーさん自身の人柄がにじみでるメッセージが大好きだった。
最近で一番好きなものは下記だ。
これをみて泣いた。こざとホットケーキ焼くと思った。こんなだめでも味方でいてくれるのかと、泣いた。
優しくて、なんだか自分だめだなぁとおもっているときに寄り添ってくれる存在だった。グレーさん本人が大変で苦しんでいたその時になんでこんなに寄り添ってくれるのかと。そばにいてほしいと願った。大好きだった。
グレーさん。あざらしさんを産み出してくれてありがとうございます。こんなに寄り添ってくれるキャラクターはあざらしさんだけです。
ご冥福をお祈りいたします。