血管結紮術から大戸屋へ
2/20(土)のPTA手術に続き、
昨日2/25(木)バスキュラーアクセスクリニックに前回の続きの日帰り手術に行ってきた。
今回は前回の治療箇所がうまく機能しているか確認してもう一度バルーンで膨らます手術(PTA)と、その生き返ったシャントに血流を集めるために余計な血管を縛ってしまうという手術で結紮(けっさつ)術と言うそうだ。
かなり早めに家を出て疲れるまで少し歩こうと思い、そこそこ歩いて、疲れたところでタクシーに乗ったのだが料金はなんと500円だった。
予約は17時。
診察の画像診断で思いのほかシャントがきれいに開通しており、ここまで状態がいいなら予定していた2回目のバルーンはやらなくていいでしょうということになった。
つまり血管を縛る工程だけで良いということになったのだ。
これは少なくともバルーンのあの痛い思いをせずに済むな、時間も短縮できるな、と素直に嬉しかった。
控室で前の人の手術などの関係で一時間近く待って、自分の番となった。
説明で電気メスを使うかもしれません、とのことだった。あえて言うってことは痛いから覚悟してねということなのかなとまた少し不安がよぎった。
上半身裸になり手術用の黒の不織布生地のTシャツを着る、頭と脚には防護ネットみたいなものを装着する。
ベッドに横になり右腕に血圧計と右指にパルスオキシメーターをセット、
手術用Tシャツに少しだけハサミを入れて心電図のパッドを装着。
左腕をベッドの増設部分に出して、施術周辺部の無駄な毛をカットしてメスで切る予定の部分にマジックで印をつける。
イソジンみたいな消毒液を左腕全体にハケを使って塗りたくられる。
ハケは使うのだがベタベタ塗ると言うよりジャブジャブかけると言っていいくらいのかなりの量だ。
腕からこぼれ落ちるほどだった。
そしてガーゼのようなグローブをしてシートの穴にその腕を通す。
それで痛み止め施し、感覚がなくなって視覚もシートで覆われているので(多分見せないようにしてるんでしょう)何をされているかわからないうちにハイお疲れ様でしたー!と声をかけられた。
あっけない終わり方に拍子抜けしてしまった、
時間にして15分もかかってないと思う。
これで血流が集まるいいシャントに生まれ変わったと思います、と言われた。
前回に引き続き、この外科手術は大変な職人芸だなと思えた。
こういう言い方は怒られるかもしれないがスタッフに任せっきりの透析クリニックの医師よりもハッキリ尊敬できた。
術後に気になったので
何箇所縛ったのか?
それはほどけたりしないのか?
と質問した。
縛ったのは一本の血管を2箇所、簡単には解けるようなことはないと思う、との事だった。
完璧だ。
次回の抜糸と経過観察は2週間後に予約を入れてもらい、感染の恐れなどあるようなので抗菌薬(フロモックス)を3日分と痛み止め+胃薬のセットを5回分の処方箋が出された。
すべて終わってまだ6時半とかそのくらいだったと思う。
処方箋取り扱いのドラッグストアで薬を出してもらい簡単な買い物も済ませ、帰る前にこれはご褒美の食事をしようと(意味がわからないが)、まだ緊急事態宣言下ではあるが久しぶりにいつになく前向きな気持ちになっていた。
脚が悪いのでなるべく近いところをと思いすぐ近くに大戸屋があったので入った。
そこそこ混んでいたが大戸屋は何年ぶりだろう、昔より随分と進化していた。
というのもタッチパネル式のメニューになっていて、特にサイドメニューが頼みやすい値段でたくさん用意されていたので素晴らしいと思った。
画像のチキンカツ丼660円(大盛0円、味噌汁サラダ付き)を頼みサイドにシャキシャキキャベツを50円で追加できたが思ったよりキャベツの量がしっかり盛られていてお皿の底に氷も入っており大変満足できる内容でした。
味噌汁とサラダもついてこの値段(税込み)は嬉しい。
こういう飲食店の努力とか工夫はすごいと思う。
緊急事態宣言だし飲食店でもっと食事をしてあげないとなー、と余計な心配している。
しかしもう何年経つかわからないくらい来ていなかった。
もちろん大戸屋は学生のときから長年お世話になっているが、少なくとも前回来たときはまだ脳梗塞を発症しておらず元気に歩けたときだったのでなんというか感慨に耽ってしまった。
それは何年も前、徹夜麻雀明けの翌朝、ある若者をそのまま誘い大戸屋に連れてきたら「こんなご飯の美味しいお店があるなんて、知らなかったです!!」とこっちが驚くくらい感動してくれたことを思い出してひとりジーンとして処方薬を飲んだ。