たった10分で終了した高度異形成レーザー治療。
2月29日。4年に一度のうるう年だった本日、子宮頸がんの高度異形成、レーザー治療を受けてきました。
出産した病院で子宮頸がんの検査を受けたところ、2週間ほど前に高度異形成であると診断されました。
出産したら異形成がなくなっているもんだと思っていたから、正直ショックで。
がんの一歩手前という言葉だけでも精神的ダメージは大きかった。
▼高度異形成の診断を受けた心境についてはこちらの記事にまとめています▼
そして今日、レーザー治療を受けに、出産した病院から紹介状を受け取って、クリニックへ行ってきました。
出産した病院では、円錐切除の手術しかやっていないとのことだったので、自分でレーザー治療をやっている病院を探しました。
ここから、子宮頸がん高度異形成のレーザー治療についてまとめます!
※あくまで個人の経験に基づいて書かれたものです。医療的見解ではないので、ご注意くださいませ!経験談として参考にしていただけますと幸いです。
レーザー治療にした理由
高度異形成の治療には、円錐切除・レーザー蒸散術・LEEP法の3つだといわれています。
私が調べている感覚だと、円錐切除が8割型で、残りの2割がレーザーとLEEP。 LEEPは症例がない感覚があり、ほぼ円錐切除かレーザーにしようと決めていました。肌感覚ですが……。
円錐切除はその名のとおり、子宮頸部を円錐型に切除するという手術
再発のリスクが1番少ないといわれている治療法だが、妊娠の際は切迫早産になるリスクは高いとのこと。2〜3日は入院となる場合が多いようです。
レーザーは、子宮頸部の病変部分をレーザーで焼く治療法。
再発のリスクは1〜2割あるんだけど、妊娠の際のリスクはなし。日帰りで行うことができるとのこと。
私には4ヶ月の息子もおり、入院だとめんどうをみる人を手配しないといけない、次回の妊娠の可能性や4ヶ月前に帝王切開したこともあり、なんとなくまた手術することに抵抗があり……。
再発のリスクは怖いけど、まずはレーザーに決めました。
治療は痛かった?
痛いです、が、我慢のできる生理痛のような痛み。
まずは局所麻酔といって、歯の治療をするときに使う麻酔を膣にも行います。
すぐにレーザーで病変を焼いて、わずか10分で終了!
私は痛みに弱い方なので、「痛い〜怖い〜」と嘆いておりましたが、ひどい生理痛の痛みと似たようなものと思って良いでしょう。
子宮頸がんの組織診(精密検査)を受けたことがある人は、その検査の方が1.5倍くらいは痛いと思います。
10分で終了後、すぐに待合室へ出されまして、特に休憩も必要ないようでした(笑)2時間くらいは重い生理痛のような痛みがつづきました。
本当は今日が初診だったので、今日の今日やってもらえるとは思っておらず、心の準備ができていませんでした。
でも、ずっとモヤモヤしたくなかったし。すぐに今日やることにしました。
息子もいたけど、ちょうど寝てくれたのでなんの問題もなく治療(一応手術)終了です!(笑)
どんな人がレーザー治療が向いている?
単なる個人の意見ではありますが、どんな人がレーザー治療に向いていそうなのか考えてみました。
・これから妊娠を希望する人
・数日入院するのが難しい人
・はじめて高度異形成がみつかった人(再発していない)
・費用の心配がある人(お会計1万円くらいでした)
これらに該当する人は、まずはレーザー治療からはじめてみてもいいのかなと、個人的には思います。
レーザーだと子宮頸部の奥の方まで病変を焼けないこともあるらしいので、
再発した場合は、円錐切除で病変部分をすべて切り取ってしまった方が、再発のリスクが低いようです。
費用は?医療保険はおりる?
私がお世話になったクリニックは、保険適用で1万円程度でした。
病院にもよるのかと思いますが、ネットにも12,000円程度だと書かれていました。
円錐切除の場合だと、入院も含まれるので、もっとお高いような気がします。
高度異形成でもがん治療の対象になり、手術という括りになるらしいので、医療保険に加入している場合は、確認が必要です。
これも加入している医療保険のプランによると思うのですが、今日クリニックの先生はがん治療の対象になるとおっしゃっていました。
今後の経過について
次は3ヶ月後に検査をし、病変がなくなっているのか確認。
これからも3~4ヶ月に一度は、定期検査をすることになりそうです。
再発していたり、病変が奥まであってレーザーで取りきれていない場合は、円錐切除の手術になるそうです。(こわい……頼むから消えててくれ……)
私が今回の治療で感じたこと
意外とあっさり治療が終わったな!と思いました(笑)
出産した病院の先生からは、わりと深刻めに話されており、がんの一歩手前で、わりと進行していると思っていたのですが。
今日のクリニックの先生からは、高度異形成の中ではそんなにひどくはない方と言われ、このまま放っておくとがんに進行する場合もあれば、そうでない場合もあると言われました。まあ、どちらにせよ、今治療しておいた方がいいと。
当たり前なんだけど、先生の伝え方ひとつでこちらの捉え方も変わる。
病院によっても治療方針が違うから、今後はセカンドオピニオンをとることも視野に入れたほうがいいなと。自分の納得いく方法で、不安や後悔のない治療ができるんじゃないかと思います。
今回進行が早かった原因は、免疫力が低下していたからというのも大きいのかも。
妊娠中っていうのもあったと思いますが、普段から免疫高めるために健康に気を遣っていなかったなと。
妊娠前は、外食しかしてなかったり、1日2食で酒を浴びるような生活をしていたので……。これからは自炊を頑張って、栄養摂取しようと思います!
愛する息子のためにも、まずは自分が健康で元気でいようと心に誓いました。
また、今後の経過も記録できればと思います。
ぜひ、ここまで読んでいただいた方で、まだ子宮頸がんの検査を受けたことがない方は、痛くないのでまずは検査に行ってみてくださいね。
高度異形成で、治療法に悩んでいる方は、参考になれば嬉しいです!