「カラオケ行こ!」

【感想】映画「カラオケ行こ!」

思い立って劇場で映画を見てきた。
同じ原作作者の「女の園の星」を読んだことがあり、好きな作品だった。ネットでもいい評判を見ていて気になっていた今回の作品。…見てよかった!

狂児さんらヤクザと聡実くんら中学生がかわいい。ほんとに。ヤクザって怖いことしてるけど同じ人間なのよな。名前もヤバいのにな。

最初のシーン、雨に濡れたシャツ越しにがっつり刺青の入った背中が写し出されて、このつかみ、すごいと思った。印象的。
狂児さん、とてもスーツがお似合いでかっこよかったし、黒塗りのちょっとクラシックな車に乗ってるのもとてもいい。なんとも言えない魅力的な表情を何度もされていた。やくざの怖い感じもほんのり感じさせながらも優しい表情で。聡実くんがかわいく見えてるんだろうなぁと。それにしても、かっこいいんだな…

対して聡実くん、終始真顔なことが多いのだがそれもなんか中学生だなぁと思う。思春期だなぁ、かわいい。こんな風に感じる自分、ちゃんと年取ってんなと思う。
 聡実くんは中学生だが、私も高校で合唱部に入っていたので合唱や音楽室のシーンは懐かしくなった。あの生々しい教室の感じ、久しぶりに味わった。心の瞳は中学の合唱コンクールでクラスで歌った曲だったのでさらに懐かしかった。
それから、お家の学習机の感じとか、うわーあんなだったわと。妙にリアルに感じたのは何故だろう…
大人しいけれど、映画見て、悩んで、迷い、ヤクザのおじさんたちを怖がる(誰でも怖い)聡実くんは愛おしい。

X JAPANて子どもの頃は結構怖いイメージを持っていた(まさに紅の曲で)。中学の同級生でやさぐれてる子がいて、かなり苦手だったのだがその子が歌ってたっていうのもある。だけれども、いつだかの紅白でYOSHIKIがあれ…めっちゃ優しい!?と気付き、バラエティでTOSHIさんも大のスイーツ好きと知り、なんだこの人たち!!かわいいし素敵じゃん!と印象を変えていった。そしてこの映画を見て完全にX JAPANに心を開いた。今まで偏見持っててごめん。
ラストで聡実くんが熱唱する場面、あの演技、すごい。これは拍手してしまうよ。

時が経って、狂児さんの手に「聡実」と彫られている。経緯を想像してはにやにやしてしまう。はー楽しい。今度漫画も読もうっと。

おまけ
聡実くんが狂児さんに合いそうな曲リストの説明をしている時、かわいいな~!って表情でじっと聡実くんしか見てない狂児さんに心がやられた。かわいいよあなたたち。


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