【MOUTHWASHING感想】現実と理想の乖離【#汁なし大盛り担々麺2杯目】
はじめに
2024年内にクリアしようと思っていたMOUTHWASHING。
静かにしないと怒る馬のエリアで1時間ほど迷うというありえんプレイングをしてしまい、心が萎えて中断してしまったのだった。やる気が出たら再開しようと思ってしばらく放置していたところ、YoutubeでMouthwashingのMADやMMDやらがたくさん出てきて「やるか……苦しみ!」と謎のやる気が出て再開した次第でございます。
daisukeって名前を見たときから思ってたよホンマに
というわけで、雑感ながら書いていこうと思います。
当然ネタバレありですが、内容が内容なだけに現実での仕事のこととか
思い起こしてしまいそうなので、今回は短めです。
胸糞というか……
感想を漁ったのですが、カスだけど人間くささがあって嫌いになりきれないなぁとか、誰しもがジミーになる可能性がある云々とか十人十色でした。
人間くささのあるカスって何すか?
いや、わかりますよ。人間臭い悩みを抱えているカスとかクズの需要とかはわかるんですよ。わかるんですけど、あまりにもMouthwashingの人間の内面がリアリティに寄りすぎて二次元キャラ的、いわゆる「カス/クズ属性をもつキャラクター」として自分が見れていないだけだと思います。
誰しもジミーになりえてしまう。というのもわかりますよ。
羨望が嫉みに変わって、野心がくすぶり続けて爆発して
やっと自分がなりかわれる!と思ってはっちゃけてしまって
結果どんどん状況が悪化していくの、あそこまでの被害はないにしろ
やる気がから回ってしまうことは誰にもあることですから。
でもさあ……
俺なら解決できてた!!って喚き散らかすこのあたりのシーン
本当に嫌すぎて…口ばっかりで結果が伴ってないのに
何言ってんだ?ってなりました。(現実でも考える時間は有限だし)
ジミーの「船長命令」でダイスケは重体になったわけで。
ずっと「口だけ」のジミーなんすよね。
対して、ここじゃまともな治療もできないから救うことはできない
せめてもう苦しむことがないよう自分の手を汚してダイスケを死なせた
スウォンジー。
このあとのスウォンジーの襲来で思わず扉閉じちゃいましたからね。
そういやあの斧の構えも武士っぽさあったな……。
私も介錯たのんでいいか?スウォンジー。
いやでも、斧振り下ろすところは顔やめてね……(乙女思考)
なんか副操縦士としての立場を得たのもカーリーの金魚のフンとして
得られたものだからなのかもと思うのですが、そういうことが
コンプレックスとして根底にあって、「俺の友達すげぇんだぞ」
=「すげぇ友達がいる俺もすごい」みたいな思考回路になるのって
ホンマに救いようがなさすぎるな……ってなりました。
スウォンジーがお労しすぎる
ダイスケのこと「いまいましい日差し」っていってたのって
若々しいエネルギッシュさ、希望に満ち溢れたポジティブシンキング
そしてとげとげしい態度をとらない素直さなど、
スウォンジーが持っておらずほしかったもの、まぶしく輝く
自分の手の届かない天高い存在って解釈であってるんでしょうか……
なんかもう疑似親子みたいな気持ちだったのかなって思っちゃいましたね。
自分の親を安心させたくて危ないことも含め教えてもらいたがるダイスケに
基礎からちゃんと教えていたの本当に泣けてきます。
「基礎もままならない状態で応用を覚えようとするな」ってつまりは
ダイスケの将来のことも考えてあげていたわけじゃないですか。
おそらくダイスケは自分の身の上話してたと思うんですよね。
母親に心配されないようにって。クズを脱却したいからインターンやろうって思った経緯に自分の若いころと重ねてたんじゃないかなぁと。
そう思うとマジでスウォンジー本当に……本当にお労しい……。
苦しみを祈る
船長がクソっていうことを知り合いからギリギリネタバレにならないようでネタバレの情報を得ていたのですが、
ずっとプレイ中「カーリー悪くないのでは……?」って思ってました。
(いや過程として悪いんですけどね…原因ではないだろうって意味で。)
どんどん進めていくごとに「やっぱりね~~~」って気持ちでした。
ただ、ジミーのカーリーに対する執着心とか異常に感じてしまって……
アーニャを強姦したのだってカーリーを組み伏せないからでは?
っていう突飛な妄想だってしたくなっちゃいました。
それぐらいなんかあの二人、湿度がこう……高い感じがしました。
カーリーが燃えてるのって太陽を表現してるんですかねぇ。宇宙だし。
やっぱりカーリーにコンプレックス抱いてて、事故を起こして何もできない状態のカーリーに優越感を得られてた(薬は俺が飲まさないと~ヤレヤレw)
ってことは、友人でありながらも遠い存在として認識していたんですかねぇ。
スウォンジーとダイスケ、カーリーとジミーという対比として
意識されているのだとしたら面白いな。ばちっとはまりますもんね。
スウォンジーとダイスケがうまくいったのはダイスケの性格の素直さもあると思うんですが、やっぱ年齢なんですよね。意外と年齢って大事で、
歳が近いほどやっぱライバル意識のようなものが強くなると思うんですよ。
スウォンジーとダイスケの年齢は絶対10以上は離れてると思うので
頼りになる先輩と後輩としてコンプレックスを抱くことなかったのかもなぁって。スウォンジーが「いまいましい太陽」っていってたしなぁ。
きっとジミーも同じだろうね。カーリーはいまいましい太陽だったんだな。
ジミーの幻覚の中のカーリーは「俺なら止められた」と言ってるので
きっとジミーはカーリーなら隕石をよけれたと思ってるんでしょうね。
自分の過ちを許してもらいたいジミー。
隕石衝突だって自分の責任なのにカーリーになすりつけることになってしまったこと?カーリーが重傷を負って四肢欠損させてしまったこと?
それとも自分の性欲を発散させるためにアーニャを強姦したこと?
この薄っぺらい謝罪が人間性を表してて本当によかったです。
日本語翻訳された方センスよすぎますね……。
テキスト量が多くなくても満足感の高い作品でした。
いやぁ~よかったですね。読み手がきちんと不快に感じるように
描かれていて丁寧でしたし、性格の明るい陽キャを肉体的に
痛めつけたいのかなっていう"癖"を感じました。
カーリーのもぐもぐTVとか、カーリーon Tableとか。
※グロ耐性があるので、カーリーon Tableの操作の時に
「ギコギコはしません!一度刃が入ってしまったら、スゥーーッ!」
と言いながらギコギコしてました。ふざけたおさないと
悲しくて悲しくてやってられなかったんでね。許されたい。
余談
マジで消毒液入手するところで迷った上に、終盤のムカデみたいなやつに
追われるフェーズもどこ行けばいいのかわからなすぎて
自分の方向音痴さに恐怖していました。目的地のわからないところを
歩き回るの苦痛すぎ。ダクトのところの「後戻りはできない」のところ
振り返るなってことだろうなって思ったので振り向かずに後方を歩くことはピンときたのですが、視点を下にうごかすのもだめなんかい……となりました。(お花きれいじゃ~んってなったら視界が滲むのきちぃ~)
あとやっぱりこういう陰鬱なシナリオでは明るいキャラ欠かせないなぁ。
ダイスケ好きすぎる。Daisuke…….
なにしてんねん(絶句)
いや、不覚にも可愛いと思ってしまったんですが
これカーリーじゃなくてよかったやろ……!と私の良心が泣きました。
アーニャもMMDでははっちゃけてるのでファンダムは意外と心の癒しなのかもしれませんね(?)
ちなみにPOPIPOは龍が如くのやつが好きなんでおススメです(?)