【石破茂さんの話から、バイアスを外す難しさを考える】
鳥取で地方創生の活動をしております大塚です。
ReHac QというYouTube番組のゲストに”石破茂”さんが出られてました。
石破さんは鳥取を代表する議員さんで元防衛大臣や首相候補になるほどの方で、鳥取の星の一人です。
飛行機で一度お会いしたことがあるのですが、オーラがあり、威厳のある方でした。
番組内では有名なひろゆきさんとの対談でいくつか突っ込んだ質問にも全て真剣に答えられてる様子がすごいなと感じていたのですが、番組の最後の感想で
「こうした修行の場はとても有意義でした」
との言葉を残されており、「修行として受けてたんだ」とびっくりしました。
居心地のいい場所に居ただけでは成長は見込めないですよね。
それをあの立場にいながら実践続けてることに感銘を受けました。
憲法形成の話も本音で語る姿、覚悟とかっこよさを感じました。
さてその中で気になっていたのが、鳥取に関して語る部分で
「食べ物が美味しい」
という部分です。
実際に美味しいと思ってますし、刺身も東京で食べたものより断然鳥取のスーパーの刺身の方がいいと本気で思ってます。
その上でではあるのですが、「自然が豊か」とか「食べ物が美味しい」ってどこの田舎でもよく言われるなと感じます。
バイアスがかかってないか?と思います。地元を好きな人が地元を褒めるときに使う言葉が「食べ物が美味しい」ってよく出てきます。
それを石破さんが使ってたことに「おっ」と感じました。
庶民感覚というか、近い感性を感じ、違う世界を生きる人ではないのだなと思いました。
料理自慢はダメなことではないのですが、客観的に物を見て、冷静に評価することは難しいと思う反面、みんなが使う「食べ物が美味しい」は響かないなとも感じてます。
石破さんの言葉はどれも響くものがありましたが、「食べ物が美味しい」だけが正直響かなかったです。使い古された言葉に聞こえてしまいまして。
バイアスがかかってしまうと客観視ができなくなることで本質が見えなくなり、
伝えたいことが伝わらない、または想定と違った伝わり方をしてしまうリスクも感じます。
ただこのバイアスを外すのが難しいです。
ポジショントークになりがちです。
立場を反映してのこともバイアスがかかった状態であると思えます。
自問自答ができ、客観視でき、”当たり前”を疑えるといった力があって初めてバイアスを解くことができると思ってます。
本当にいいと思い、伝えていきたいと思うからこそ、バイアスがかからない状態を作り、魅力を客観的に伝えていきたいなと考えてます。
曖昧な表現ではあるのですが、大事だと思ってます。
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